やんまの気まぐれ・一句拝借!

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かなかなやぬる湯に解けゆく身体 ひであき

2017年08月12日 | 俳句
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ひであき
かなかなやぬる湯に解けゆく身体
かなかなの声にすっかり秋が定着した感じがする。今日一日酷使した身体をぬるいお湯につける。手足を伸ばせば解(ほど)けゆく身体(からだ)が重力を失う。身体は魂と一体となり浮遊し漂う。今日もかく生き切ったり。:「つぶやく堂俳句喫茶店」2017年8月7日掲載。