草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

化学療法中の女性に、お役立ちメイクアイテム

2020年10月18日 | 乳がん再発のこと
えーっと、突然ですが、私、抗がん剤を打っていまして。

髪の毛はおろか、眉毛も睫毛も抜けております。

つけまつ毛をする器用さはないので、メイクの悩みは、眉毛をいかに描くか!です。最近はうっすら眉毛が生えてきましたから、眉の位置には悩まなくなってきました。なんとか左右対称に描けているはずです。

パウダーアイブロウを使っているので、せっかく描いた眉毛が落ちない?というのが一番の悩みの種でした。

そこで、いつも化粧品を買う街の薬局で相談しました。ニーズのあるところには、商品があるんですねー!ありましたよ、描いた眉毛を定着させるアイテムが。

その名も、カネボウの
トワニー ララブーケ アイブロウコート!!

ちっちゃなアイテムで2,500円しましたが、背に腹は変えられません。買うのを即決しました。

蓋にはマニキュアみたいに筆がついていて、眉を描きやすいように毛先が斜めにカットされています。
透明な液体を、描いた眉の上に塗ればOK。わりあいすぐに乾きます。

店員さんから、「眉をこすらないでくださいね」と言われましたが、試しにこすってみたところ、案外平気です。

嬉しいアイテムを手に入れました♪

近況報告、主に体調のこと

2020年07月25日 | 乳がん再発のこと

写真は、前回点滴をしたときに飲んだ銀座千疋屋のフレッシュメロンジュースです。

お値段は800円+税。最初買うのをためらったけど、これがめちゃくちゃ美味しいのなんの!なにしろ、生のメロンを3/8個もミキサーにかけちゃうんですから。千疋屋のメロンって、サイトを見ると1万円は下りません。それを考えるとむしろお得?千疋屋はかかりつけ病院の近くにあるので、行けるチャンスを常に狙っています。

さて、治療のことを書きましょうか。

一昨年の秋、聖路加国際病院に転院してから、時系列で、分子標的薬・イブランスを1年4か月、飲み薬の抗がん剤・TS-1を3か月、点滴の抗がん剤・アブラキサンを2か月強してきました。

分子標的薬は体の負担が少なく、とても快適でしたが1年ちょっとで効き目が悪くなってきました。それと、家計にも医療保険にも多大な負担がかかる薬です(医療保険さまさま!)。

娘の受験がひと段落するのを待ち、飲み薬の抗がん剤に切り替えました。点滴か飲み薬か迷った末、飲み薬の方が体への負担が少ないと思ったのです。この薬は、基本的には4週間服薬して2週間お休みするサイクルです。副作用もいっぱいあって、お薬の説明と体調を記録する冊子をもらいました。

最初は効きました。がんのいや~な腹痛がなくなったのです(腹膜その他に転移しています)。でも、それは最初の1か月だけ。やがて腹痛は復活、副作用が強く出て、食欲不振、吐き気、下痢のオンパレードに苦しみました。あまりにつらいので減薬したり度々休薬したりしてしのぎました。常に空腹で力も出ず、布団に倒れ伏してはスマホゲームばかりする毎日でした。たまに仕事でPCに向かおうとしても、布団に再び戻る始末です。激やせし、去年の秋から体重が10kg近く減りました。でも、元が元だけにやっと標準体重です(笑)

3か月経ってCTで薬の効き目を評価してもらったところ、「あんまり効いてないね、副作用も強いし」ということで、点滴の抗がん剤に切り替えました。こちらは3週間おきに通院して点滴します。今週月曜日に、4回目の点滴をしてきました。

初発の抗がん剤(2013年)の時にはせん妄が出て、大変でした。これが怖かったのと髪の毛が抜けるので、点滴には抵抗があったのですけれど、せん妄も出ずほっとしています。そして、点滴後1週間くらいは副作用が出るのですが、飲み薬の抗がん剤で体調どん底を経験しているので案外平気。がんのいや~な腹痛が再び治まり、食欲も出て、元気に過ごしています。やっと何かやろうという気になってきました。

ただ、新型コロナをはじめとする感染症には、気をつけないといけません。

外出はできるだけ控え、分不相応ですがタクシーで通院しています。


病院の屋上庭園を散歩

2019年11月07日 | 乳がん再発のこと
入院してから、早13日。
だいぶ回復して、昨日やっと院内歩行の許可が出ました。

この病院には屋上庭園があって、お気に入りのスポットです♪今日は2回も屋上庭園に出かけてしまいました。

写真はバラの実です。
これってローズヒップって言うのでしょうか?
バラのアーチがあちこちあって、秋咲きの白バラや小さい赤バラがちらほら咲いていました。

退院の言葉がドクターから出てきました。恐らく来週中には退院できそうです。
ローズヒップのあるバラアーチを追記します。ご覧になれるでしょうか。直径15cm位の白バラが咲いています。

ヘアドネーションしました

2019年11月05日 | 乳がん再発のこと
もう10日ほど前になりますが、念願のヘアドネーションをしました!
ヘアドネーションの存在を知ってから1年強髪を伸ばしてきました。でも、まだこれでも10cmほど短かったです。必要な髪の長さは、なりたい髪型プラス31cm。

おそらくこれはドネーションからは跳ねられてしまうかもしれません。けれど、研究用になるそうなので、よしとします。

お風呂っていいな

2019年08月01日 | 乳がん再発のこと

今日は一日冷房をかけて家に居たんだけど、それでも汗をかきました。
お風呂に入ってすっきりさっぱり。

湯船に入って気持ちいい~♪
お気に入りのアロマを落としていい香り。
お風呂から上がっても気持ちいい~♪

日常だから忘れがち。
けれど、毎日お風呂に入れる生活に感謝。

こんな気持ちも、キャンサーギフトに違いありません。


「がんでも幸せ」がんサバイバーシップフォーラム ≪ステージ4をぶっとばせ≫第2弾に行ってきました:190330

2019年03月31日 | 乳がん再発のこと

花冷えの今日、聖路加国際大学でひらかれた、

に行ってきました!

フォーラムには200人は超える聴衆が集まり、熱気がありました。

登壇されたのは、下記の方々です。

  • 保坂 隆 先生(保坂サイコオンコロジークリニック院長)
  • 中野 絵里子 先生(聖路加国際病院 腫瘍内科 医師)
  • ステージ4のがん患者さん、4人

保坂先生からは、いろいろなお話が伺えました。

ステージ4乳がんの5年生存率は37.1%(2007-2009年)であること、10年経った今は、もっと生存率は上がっていること。

鬱には注意すること。鬱は、薬で治る病気です。

がんになった「意味」を考えること。◎歳までは絶対に生きなければならない「理由」「目標」を明確にすること。

家族のケア。家族は、「予期悲嘆」と「大切な人を励ます」という矛盾した状況におかれるため、バーンアウトが起きることがあります。家族間の遠慮を…(とりはらうとよい?)夫婦療法・家族療法をクリニックでは行っています。

死がよぎったとき、スピリチュアルが喚起されます。(この話は時間の関係で端折られましたが、もっとたくさん伺いたかった!)

中野先生からは、腫瘍内科のABCを伺いました。メモが追い付かなかったので、簡単にまとめます。

標準治療とは。
がん治療薬を開発→マウス・ラットで実験→治験(第Ⅰ相、第Ⅱ相、第Ⅲ相の3段階)を経て、既存治療とガチンコ勝負させ、効果のある方を標準としていく、トーナメントを生き残った治療法のこと。多くの症例を比較している。ミラノ試験、ランダム比較、という手法を使うと信頼性が高くなる。

最善の医療とは。
研究結果、医者の腕、患者の希望が合わさったところに見いだされるもの。ただし、これは医療者側の視点にたった見方。(患者側の視点からも説明がありましたが、メモし損ねました)

日本は、がん患者に世界一やさしい国。
国民皆保険、高額医療費制度がある。例えば2017年12月に日本で保険適用された、乳がんの「イブランス」という薬がある。これは1日1カプセル服用して3週間続け1週間休薬するもの。1ヶ月分21カプセルで、アメリカでは138万円もする(ちなみに日本では47.4万円/10割、14.2万円/3割)。高額医療費制度を使うと、もっと安くなる。

中野先生からのメッセージ。

  • 宿命は神様(仏様でも大いなる存在でもなんでもOK)が決める
  • 運命はあなたが決める
  • 本当の主治医は、あなた自身です

患者さんの話は、3人ががん体験の話、1人がキャンサーペアレンツの話でした。共感したり、はっとしたりしながら話を伺いました。それぞれすてき!と感じたことをメモします。

  • 出会いが人生を良いものに
  • 今日この1日を、1秒1秒を大切に
  • 良い子でいよう、を止めた
  • ステージ4にもいろいろある

その後、質疑応答が30分ほどありました。

最後に、保坂先生から示された、ステージ4をぶっとばしている人の共通点を紹介します。

  1. 標準治療をメインに据えている
  2. 人のために何かをしている
  3. 夢や希望をもっている
  4. 食生活を見直している
  5. 治療法を選んでいる
  6. 直感を大切にしている
  7. 抑圧された感情を解き放つ
  8. スピリチュアルなものを大切にしている

マギーズ東京

2019年03月11日 | 乳がん再発のこと

今日は、聖路加国際病院への通院日でした。

朝から行って、血液検査、CT、結果を待っての診察、注射(筋肉注射の痛いやつ!)をしました。今日も母が実家から出てきてくれ、一緒にお昼を食べました。

2月末のワークショップ前後から忙しくなり、3月は仕事だなんだかんだで頑張っていました。そのせいか、今日は疲れていて、眠くてふわわ~となっていました。良く寝たはずなんだけどなあ。

まっすぐ帰っても良かったのですけれど、なんだかほっとしたくて、ゆりかもめ豊洲市場駅付近にある「マギーズ東京」へふらっと出かけました。ここは、がんに影響を受けているすべての人が、ほっと出来る場です。カウンセラーや栄養士等専門のスタッフが常駐なさっていて、相談に乗っていただくこともできます。

今日はマギーズ東京チャリティーコンサート当日で、全国からのお客様でマギーズはにぎわっていました。

雑誌「新建築」にも載っている素敵空間で、お茶やお菓子を頂きながら、たわいのないお喋りに付き合っていただきました。心の栄養、補給できました☆

写真は、マギーズ東京の一番広い部屋から撮った、春待ち顔のお台場風景です。

こちらは、冬に行った時に買ってきたマギーズ東京のグッズです。


新しい治療、始めました。分子標的薬です。

2018年10月10日 | 乳がん再発のこと

先日、聖路加国際病院に転院がぶじに決定しました。CTと頭部MRIをあらためて行いました。

その結果が出て、分子標的薬を服薬することになりました。治療法を決定するまで、1時間に及ぶ診察を2回受けて(転院面談とセカンドオピニオンを含めれば1時間×4回です)、じっくり先生の話を伺うことができました。今度の病院の良いところは、充分な説明をうけられ質問も気軽にでき、治療法を選択させてくれるところです。今後の治療は、抗がん剤と分子標的薬の2択でした。大塚さんのPTAイベント「やめたらどうなるPTA?」や、11月末のPTAワークがあるので、身体への負担がより少ない分子標的薬を選びました。

分子標的薬には、ホルモン療法がセットでついてきます。

今まではホルモン療法でも錠剤を服薬していたのですけれど、注射に変わりました。昨日、ホルモン剤を筋肉注射してきました。両方のおしりの上の方、あおむけで寝るときに邪魔にならない位置です。さらに、月経を止める注射もしました。なぜなら私がうけた注射のホルモン剤は、閉経後の人に効くからです。どちらの注射も、薬が皮膚内にとどまって効果が1ヶ月つづきます。正直、おしりの筋肉に違和感があります。

分子標的薬を、今日から飲み始めました。抗がん剤ほどではありませんが、副作用があります。体調の変化を記録する冊子をもらってきましたので、そちらで管理しようと思っています。

分子標的薬も注射もたっかいので、高額医療費の申請をしました。病院通いで時間とエネルギーを費やしてしまったから、仕事も頑張らないと。


セカンドオピニオンと転院

2018年09月10日 | 乳がん再発のこと

ご無沙汰しています。最近は、お友達と1週間に1回ほどお茶をしている猫紫紺です。

1か月ほど前、聖路加国際病院にて、セカンドオピニオンを受けてきました。事前に、伺いたいことや自分の状況を文書にまとめて病院に郵送しましたので、効率よく話が進みました。それでも、1時間かかりました。

ドクターは親身になって詳しく説明をしてくださり、疑問点が解消できました。柔らかい雰囲気をお持ちで、質問もしやすかったです。

余命のことも伺ってきました。あと○年、とズバッと言い切る性質のものではないそうです。腑に落ちるまで2週間くらいかかりましたけれど、これには勇気づけられました。余命2年と言われて、落ち込んでおりましたので…。

転院するか、するまいか。

聖路加は今までの病院より遠くて30分余計にかかるし、病棟は全室個室だそうで入院すると高くつきます。最初は、今までの病院でドクターを変えてもらおうと思いました。電話で相談したところ、ドクターの人数が少ないので変更は不可とのこと。これ以上、冷たいドクターに会いたくないなと思っちゃいました。今までの診察で、細かい「あれっ?」という違和感の積み重ねや不調の見落としがあります。多少不便があっても信頼できてなんでも話せるドクターの方がいいと思い、聖路加に転院することに決めました。

今日、聖路加のドクターと面談して、転院を受け入れてもらえることが確定しました!

あとは、書類の手続きをすればOK。勇気をくれるドクターにみていただき、免疫力をあげて、しぶとく生きまっせ。


キャンサーギフト

2018年08月05日 | 乳がん再発のこと
キャンサーギフトという言葉があります。私なりに説明すると、当たり前の大切さや日々を生きている貴重さに気付き、感謝や幸せを持てること。

今日、従妹と数年ぶりに会って5時間おしゃべりしました\(^-^)/
私、人に恵まれてきたな~と気付きました。

脳の興奮冷めやらず、寝付けないでいるけれど、満ち足りた気持ちでいます。

PET-CT検査の結果

2018年08月03日 | 乳がん再発のこと

7月初旬に受けてきた乳がん転移を調べるためのPET-CT検査、結果を7月中旬に聞いてきました。

首や鎖骨をはじめとする各種リンパ節、右卵巣、肺の表面等に転移していました。

去年の年末から起きているいろいろな不調の原因が、がん転移、にまとまる気がします。あ、胃の逆流性食道炎はちがうかも。

余命宣告までされてしまいました。「2年を目標に生きてください」と。

結構ショックな話なのに、淡々と受け止めようとしている自分がいます。私より、むしろ家族がショックを受けています。半月経ってショックが落ち着いてきましたが…でも、何年生きられるかなんて、わからないぞ!

治療方針も伺いました。私の乳がんサブタイプはルミナルBなので、ホルモン剤を服用しています。薬が効かなくなったらホルモン剤の種類を変えつつ、最後は抗がん剤を検討するとのこと。標準治療のようです。

主治医がクールすぎて、思うように質問ができません。答えのおっしゃり方が、叱られるような感じです。びびってしまう。

セカンドオピニオンを、受けに行こうと思います。


PET-CT検査

2018年07月05日 | 乳がん再発のこと

良くないお知らせです。乳がん術後4年目の検査にひっかかりました。

右乳房を全摘し右腋下のリンパ節を廓清したのが4年前です。6月にエコーとマンモをしたところ、今度は左腋下にエコーの黒い影が見つかりました。細胞を取って検査したところ、がん陽性だとのこと。それと、血液検査の腫瘍マーカーの値が上がっているとのこと。

この状態になる原因は3つ考えられるとのことです。

  1. よく覚えていません。再発?
  2. がん転移
  3. 右の乳がんが左に移動した

左乳房はなんともないので、2. の可能性が高いみたい。

原因が違えば対処法も違ってくるので、PET-CTとMRIの検査を行うことになりました。

そして今日、PET-CTの検査を受けてきました。設備の関係で、かかりつけ病院と提携している、少し遠い病院です。弱い放射性物質を注射して1時間ほど安静にしたのち、CTを取りました。

これからどうなるか読めないです。高校PTAとの付き合い方、考えなくちゃ。