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「通帳マネー」と「投機マネー」が無い「新しい社会」は意外と早く実現出来る!

2011年12月12日 18時25分07秒 | 政治・社会
(資本主義を止揚して共産主義を唱えたカール・マルクス)

12月9日にブリュッセルで開かれた「EUサミット」では、「投機経済」中心の「英米枢軸」の英国が「実体経済」中心のドイツ、フランスを中心とする
「EU26か国」と対立し英国の孤立が鮮明になりました。

英国は「投機マネー」の主役であるにもかかわらず常に米国の陰に隠れ裏で策謀する「陰謀国家」であることは今まで公式には暴露されないできました。

今回英国の「面従腹背」の正体が暴露されたことは大変良かったと思います。

今回の「12.9EUサミット」では、独仏が提案したマーストリヒト条約(EU条約)の改訂による「財政統合」案に英国だけが反対たのです。

英国はEUに加盟していてもユーロには加盟せず、同じユーロ不参加のハンガリー、スウェーデン、チェコなどと連携して「財政統合」案に反対し「金融の
総本山シティー」の利益を護ろうとしたのですが失敗したのです。

英国は金融工学を使った「デリバティブ金融商品」を初めて開発した国であり、債権や先物市場への「投機」で莫大な金融利益を享受してきた
「金融大国」であり「実体経済」を捨てて成長してきた国です。

英国は17世紀以来、欧州大陸の国際政治から表向き超然としつつ裏で対立を扇動して介入する「陰謀支配」のノウハウに長けている国の真実がようやく暴露されたのです。

日本人にとって英国は「議会制民主主義発祥の国」のイメージが強く帝国主義むき出しの米国と比べると何かソフトで民主的な印象がありますが、実は 米国を
表に立てて陰に隠れて見えないだけで、米国以上の「帝国主義国」であり「投機マネー」の総本山だと言う事がこれまで見えなかったのです。

同じ「ユダヤ国際金融資本」でありながら、米国のロックフェラーが動けばすぐにその裏が暴露されますが、英国のロスチャイルドは誰が司令塔なの か、どの
ような動きをしたのかがほとんど分からず秘密のベールで隠されています。これで追い詰められたロスチャイルドは今後水面に浮上して動きが 曝露されてくる
でしょう。

メルケルドイツ首相やサルコジフランス大統領は、今回の「EU危機」「ユーロ危機」は英米の「投機マネー」が仕掛けた意図的な「EU破壊の謀略」 だとい
うことを知っているのでしょう。

「EU26か国連合」が「トービン税」の導入に踏み切れば、「投機マネー」は大打撃を蒙りますので、「通帳マネー」と「投機マネー」がない「新しい社
会」に一歩近づくと事になります。

【関連記事】「トービン税」課税は強欲な国際金融資本の投機規制の第一歩だ!

http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/4eeaab292bc88141430b6028ac36a572

「トービン税」課税は強欲な国際金融資本の投機規制の第一歩だ!

▼ 世界中の人々が「現代の錬金術」のカラクリを知れば「新しい社会」の実現は意外に早い!

「通帳マネー」と「投機マネー」がない「新しい社会」の実現には何十年、何百年かかるはるか遠い世界のように感じられますが、銀行が独占的に「通 帳マ
ネー」をつくりだす「現代の錬金術」のカラクリを世界中の人が知るようになれば、「新しい社会」は意外に早く実現できると思います。

「現代の錬金術」とは具体的にどのようなカラクリなのか?

銀行が預金者から預かった100万円の「現金」を元に、日銀に0.10%の保証金(100円)を積めば99万9900円の「通帳マネー」が作ら れ、「銀
行融資」を13200回繰り返せば最終的に9億円の実体のない「通帳マネー」が作り出されるというものです。

もしも銀行と同じように100万円の「信用創造特権」が一般国民に認められたとすれば、全ての国民は「現金」100万円の0.01%100円を
日銀に保証金を積んで99万9900円の「通帳マネー」を作り出す事が出来ます。国民一人一人は99万9900円の「通帳マネー」を持っています が、「現金化」
するためにはお金を借りてくれる融資希望者が必要となりますが、国民全員が借り手を探している状態では結局借り手は誰も見つからず 「通帳マネー」は現金
化できずに「現代の錬金術」は成り立ちません。

【関連記事】銀行が他人の預金を基に膨大な「通帳マネー」を作る仕組み!

http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/dd1601911e5db7a09b31139289eeaf45

銀行が他人の預金を基に膨大な「通帳マネー」を作る仕組み!

しかし銀行は以下の4つの条件を与えられているので「現代の錬金術」が成り立つのです。

(1)「信用創造特権」が少数の銀行だけに与えられていること

(2)各国の中央銀行は政府機関でなく民間銀行であり作り出される「通帳マネー」に「印刷した紙幣」を銀行に供給して「現金化」し市場で流通できるようにする
 
(3)民間の個人や企業への「信用創造特権」は禁止され銀行からしかお金を借れなくしていること

(4)「現代の錬金術」のカラクリは一般大衆に隠されていて誰も知らないこと

(1)と(3)に対しては、各国の「賢明な国民」と「賢明な国会議員」が国会で「銀行の信用創造特権禁止」法案を起案して過半数の賛成で成立させ実施す
ることが必要となります。

(2)に対しては、各国の「賢明な国民」と「賢明な国会議員」が国会で「中央銀行国有化」法案を起案し過半数の賛成で成立させ実施することが必要となり
ます。中法銀行は政府の一機関となり政府の金融政策に従うことになります。

(4)に関しては、日本、米国、カナダ、EU諸国、Brics諸国などの「草の根世界市民」が中心となり、「現代の錬金術」のカラクリをネットメ デイア
を駆使して情報拡散し「賢明な国民」と「賢明な国会議員」を一人でも多く増やすこと運動を起こすことです。各国の有権者の10%が「現代の 錬金術」のカ
ラクリを理解し「通帳マネー」禁止運動に決起すれば「新しい社会」の実現は意外と早いと思います。

要するに、我々が企業活動にしろ消費にしろ銀行からお金を借りれば借りるほど我々自身の首を絞めている現実に早く気が付くかどうかの問題なので す。

銀行による「信用創造特権」で実体のない「通帳マネー」がつくられ、巨額な「投機マネー」となって利益と支配を求めて「実体経済」と国民生活を破 壊し
暴走している原因である「現代の錬金術」のカラクリに早く気が付くか否かの問題なのです。

日本の「賢明な国民」は全国に「草の根勉強会」を作り「現代の錬金術」のカラクリを暴露し理解する国民が一人でも増やす必要があります。

そして「実体経済」派の小沢一郎氏を支援し小沢氏が12月中にも「小沢新党」を結成して「対米従属」「財務省主導」「新自由主義」「原発推進」「消費税増税」「TPP参 加」
「大企業優遇」「投機経済」の野田政権を一日も早く打倒しするよう働きかけましょう。

「小沢政権」を早期に樹立して2009年9月に鳩山・小沢政権が掲げその後の菅、野田政権で完全に反故にされた「2009年マニフェスト」を直実に実行すように働きかけをしましょう。

(終わり)


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