自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

平成最後の

2018-12-29 22:47:49 | Weblog
私たち堂々川ホタル同好会の活動テーマは「ホタルと花と砂留と」で
創立では15年を超えている。最近ブログは休みがちだがそれにはそれのわけがある。

今日の記事は雉が案内するが


雉の♂

活動テーマ

ホタル蛾

12月初旬迄咲いた彼岸花


まず初雪と初冠雪から


福山では12月雪が積もるのは珍しい
気温は3℃


今年もいろいろあったが、もう10年も続く同好会が12月末に発行する
10大ニュースの一部を見ていただく。
何と言っても7月6日、豪雨の水が砂留を落ちる。


最大の砂留6番の最下部

砂留が30cm以上の量を止めた

最下流から少し西の神辺の街中に入る場所では床上浸水


10大ニュースを発行した後、入会して1年未満の高校生二人が
国の登録有形文化財のすぐ近くにある記録に書かれていない砂留を
発見して整備を始めた。末恐ろしい高校生だ。後を継いでほしいが
今はまだ言わない方がよいと思っている。
この際だから、彼らは英語の時間に「ホタルと花と砂留と」の活動を
英訳して発表したそうだ。

続いて彼岸花の里の広島県トップを目指している活動


花数17万本


花色21種


11月から12月にかけてダイヤモンドリリー3色が咲く


小学生と共同で水性昆虫を捕まえて分類指標から水の綺麗さを測る。
ややきれいな水、人間と源氏ボタルがが暮らすには最適な環境だ。
小学生の夏休み自由研究と
堂々公園で水遊びをする家族のために12年も続けている。
始めた年、上流の谷から黒い水が出ていた。

この2つは不法投棄に関する対応だった。

景観を作る事も我々は注力している。


ここにある砂留は森林組合と共催で整備


堂々川周辺の山から雲海が見られるが雨の降った次の朝
年に数回川霧が発生する。結構早いスピードで上昇してくる。


山の頭部だけが見える


我が会の設立目的であるホタル


見物の人波

源氏ボタル


福山駅から信号を上手く通り抜けると20分ほどのアクセス
アクセスの良さと3次元空間の景色で人気は高い。

良いことばかりではない。
猪、当初は彼岸花の球根に毒があるから掘り返しはしなかったが
今では球根を年間1000球は日干しにされる。
センキュウと悔し紛れに言ってはみてもこの野郎今に見ておれが本音!


まだ子供つまり瓜坊
50kg以上なら急いで逃げるわな。怖いもん


昼間、にらめっこしたが今回は私の勝ち


雪の中、今日も捨てた猫に餌をやりに来る馬鹿
そんなに可愛いのなら捨てるな(喝)


少し長くなったが今日の締め


絶滅危惧種のオニバス


私たちの活動は世のため人のためのボランティア
自分にとってはあまりメリットはない。
時々表彰してもらえるのが嬉しい。
ちなみに今年は2回。
広島県文化財賞と中四国水環境活動賞。

どこのボランティア団体もオニバスのように絶滅危機が近づいている。
後継者が見つからないからだ。

雉は飛んではばたくか。飛んで何処かへ行ってしまった。
雉の案内はおおざっぱすぎた。

皆様良いお年をお迎えください。
また来年もよろしく。

ごみ捨てないで

2018-12-16 20:49:03 | Weblog
ふたご座流星群を見上げ流れ星を見た。
23時前、10分少々で三つ四つ五つと星の流れを見た。
何か、良いことの前兆。
カメラは構えたがあちらと思えば、すぐにこちらで、寒いから撮るのはあきらめた。

12日朝霧が深く、8時半でもまだ濃いから山へ急いだ。








山の中腹から頂上が見られる構図は今回なかったが
山間から雲が立ち上がるのは見ごたえがあった。

家から出て霧を見て、すぐ帰るのもなんだから
パンダ鴨が来ている池へ行く。


誰かが恐怖を与えたのか車を降りたら、逃げ泳ぎは早いかった


アオサギの水鏡を見つけてパチリ。


サギは逃げずにモデルになってくれた


16日(日曜日)堂々川ホタル同好会の12月定例会。
ここ2カ月ポイ捨てや川まで家庭ごみを捨てに来る奴に手を焼いている。
特に捨ててすぐにゴミが見えないところへ捨てるのでその対策をした。


我々管理の再下流


コナラやくぬぎが大きくなっているので、川面は見にくく
捨てやすいので広島県に伐採許可を得て
5人程で30mの間にある木を切る。枝はチップにした。
生産森林組合との共催だから新兵器もある。


シイタケの原木になるように寸切り
希望者には持ち帰りOKとした


2カ月ほど寝かせて、錐で穴をあけ種ゴマを打つ。
それから秋まで太陽が当たらない場所へ置く。
シイタケが生えるのは21年の春か、秋か!

シイタケが気になるが本来の目的はごみ類を捨てさせない対策
3ケ所の草刈り




1番砂留の東側の草刈り


以前から石積みがあるのは気になっていた


今回は高校生ボランティアがこの場を担当、石垣周辺を丁寧に刈整備する。
次回報告するがすごい歴史的発見があった。


3番砂留が作った川原の草刈り


今回も参加の高校生ボランティア、彼らの行動には驚いた。
名前の公表もOKを貰った。
小林君と佐藤君

前回同好会の事を教えて欲しいと相談されたので資料を提示して
我々の活動テーマ「ホタルと花と砂留と」を説明した。
この二人、学校でこのテーマと活動を英訳(和約ではない)して
英語で発表したと報告してくれた。

家族の方もボランティアの彼らを送り迎えで応援しておられる。

堂々川ホタル同好会として彼らに勲章をもらったので
どんなお返しがあるか考えることにした。

素晴らしい若い会員が入会してくれた。
まだ発表を控えるように言われているがある団体から表彰してもらえるらしい。
こんなボランティアの会員がいるのだからこの賞を貰っても良いと自信を持った。

砂留女子募集

2018-12-10 21:43:11 | Weblog
言い訳から始まるが
ふるさと納税の仕組みで出版費用をご寄付してもらう冊子の校正の1次分が終わった。
返礼品目当ての寄付もあるが純な心のふるさとを思う心からの発刊。
この冊子は砂留が地域の安心安全に寄与しているのに多くの人が無関心、
現実にこの7月豪雨で被害が起きているのに、自分たちは何もしない、
又行政、行政と騒いでいるそんな人たちに
現在の砂留の姿を見て欲しいと作った現状写真集みたいなものである。

校正中の冊子と堂々川の「潼々谷餘滴」の碑


ここ数日はこの校正にほとんどの時間を割いている。
出版社に持参前の行動の記録から!

この碑の数拾メートルの場にはまだ彼岸花が咲いている。


ダイヤモンドリリーという


堂々川の12月6、7日は散らしの雨が降り、モミジの赤はすっかり消えて
山に残るコナラやクヌギの黄色のみになった。


我が世を自慢したモミジの葉はもうない



里では赤のボケや南天があほうズラをしてこの赤、ナンテンと聞いている。




点数なんて付けられないが今の時期なら綺麗


すぐそばでは帰蝶が外は葉っぱが落ちて雨宿りをするところがないので
我が家の門先を借りて一晩泊まったようだ。


黄蝶


山では先日の猪が罠に入った。まだ瓜坊を卒業する前の15㎏前後が2匹




こいつの仲間が彼岸花の球根を掘り上げて、日干し寸前にしている。


頭へ来るが植え直さないと数万円の損失


一人で植直すのは辛いと思った。
よくできたもので長野の地から来られたご婦人(ひと)が手伝ってくださった。


聞けば砂留好


そこで思いついた堂々川ホタル同好会の生きる道
砂留「好き」=女子を発案、ある人に話したら


福山未来共創塾という福山市の行う会があるとのこと


早速参加させてもらい、ずうずうしくテーマのある人、手を挙げての問いに
はいはいはいと参加させてもらい4人でチームを作り議論、質問を通して
解決策へ進むのだが時間がなく、来年早々4人が再開して解決策を作ることになった。



砂留女子


ここまでは想像以上の物語になっている。
ありがたいことである。
チームの皆さん、そして誘ってくださった方、又
長野という遠方から来訪された婦人(ひと)ありがとうございました。
3人寄れば文殊の知恵とはよく言ったものだ。