自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

国の登録有形文化財の砂留を守る

2020-08-25 21:04:34 | Weblog
8月23日 今日も暑い日だった。
各月第3日曜日を定例会と決めてあるので!
コロナ蔓延の時期でもあるから中止にしようとしたがすでに彼岸花が4色も咲き
9月には次々と咲きだすので、生えてくる場の整備をしないといけない。
中国地方NO.1の彼岸花の里にする為会員に協力を求めた。
草刈り、砂留に生える木の伐採作業が主で他にも多くの作業があった。


1番砂留 すでに砂を留める機能はない
しかし1700年頃作られた日本最古の砂留(冊子神辺の砂留参照)


この砂留周辺だけでも昨年は彼岸花が1万本咲いた。
刈り取った草は福山市に処理の協力を求め、道路脇まで運ぶ





夏とは言え立秋を過ぎもう秋、スズメバチが活動を始めている。


翌日応急処置はしたが!


もう1カ月も咲き続けている夏水仙、3回目の花穂も幽霊花化している。
お礼肥えをする。


新入会員良く働く


2番砂留周辺


ここでもそろそろ花が咲く予想につき草を刈る


3番砂留




4番砂留


7月の大雨で花崗岩が流れ出し、鉄バクテリアが仕事をして
茶色の色を砂留につけた


先月毛虫に葉を食べらて葉の無い桜から花が咲いた。


バラ科の植物は夏場に葉を失うと秋には花を付ける習性がある

この毛虫が葉を食べる


またこの砂留の造る川原や土手に彼岸花の球根300球を植えた。


新しい花色を期待して3種を植えた
昨年の花色は24色、今年25色にはなるとの期待を込めている


5番砂留下方の斜面
いままでに夏水仙が200程咲いてわずかに花が残っている


この場所は堂々川の彼岸花がきれいに咲く3大スポット地


昨年はこの周辺で千人近くの人が綺麗とカメラやスマホで撮影していた。


鳶ケ迫谷 この場も花の綺麗なスポット地


堂々公園は我々の管理地ではないが福山市の公園で彼岸花を植えさせてもらっている。
昨年公園で花を盗っている人とトラブルを起こした。
花を両手に持って帰る人に盗らないでと注意したら
野の咲く花を盗ってなぜ悪い! 盗られたくなかったら注意看板を掛けろと
元気を言ったご婦人がいた。(ご主人は低姿勢)
そんな理屈もあるのかと!会長は絶句。
そんな理由で堂々川彼岸花基金を作ることにし、募金を始めた。
約25人の賛同を得て資金を調達し、啓蒙看板を2基作り先日設置した。


副会長と基金の代表が設置した。


基金をより多く集めるために募金担当者用の法被も作った。

堂々公園はコロナ蔓延のこの時期、家族連れが多数やって来て
子どもと水遊びをしている。親もびしょぬれで帰ろうとすると
子供は泣いて親を引き留めている。(多分5月から土・日曜日は100人を超える)
観光地になった。12年前は黒い水が谷から流れていた川なのに!


このシーン どこかからドローンが飛んできた。
多くの人が口を開けて空を見た


今回、新しく砂留女子が入会してくれた。
ホタル同好会としては最初のアイドルでもある。


啓蒙看板と並び堂々川ホタル同好会をPRして貰った


この女性 環境と砂防を学んでいたと聞き、我々も指導を受けることになるだろう。
長く会員でいてくれるよう大切にしたいがこの人、草を運ぶことも肥料を施すことも
モデルになることも苦にしないで対応してくれた。

雨栗日柿

2020-08-19 13:56:05 | Weblog
立秋が過ぎて処暑が近くなると蝉の声が遠くに聞こえるようになる。
しかし残暑とは言えない41℃越えが日本各地で観測されている。
 私たちが管理している堂々川は
 

セミの抜け殻は残り、蝉が桜の根元に止まっている
多分卵を産んでいるのだろう


前報告の彼岸花科夏水仙は3度目の花芽を立ち上げている。
今年の総数360本強(7月からの約1.5カ月間)





周囲あちこちに白いユリが咲き始めている


花に紫の線があるから高砂百合だろう
高砂百合とテッポウユリの交雑したユリもちらほら見える


以前から不法投棄、ポイ捨てに悩んでいたが



福山市の担当部門や会員今本さんや広島県環保協のご厚意で監視カメラを就けた。





すでにタバコのポイ捨てしている人の姿や証拠不十分の車?が写されていた。
印刷して掲示すれば個人保護法に抵触すると言われているからもう少し様子を見て
警察に相談することにしている。


蝉の抜け殻は1部始終を見ているだろうが何にも言わない


堂々川周辺では秋の虫もいる。


クツワムシ

バッタ


草を刈ると沢山の虫が飛んで出る。


暑くても彼岸花の開花も近いから草刈りを始めている

蝶も飛び出し近く止まった
ウラギンシジミ(みさとさんありがとう)
自信が持てなく名前を書くのが怖かった)


ようやく本題に到着した。
今年は長梅雨でようやく梅雨が開けたと思ったら今度は猛暑
自然は良くできている。
雨栗・・雨の多い年はクリが良くなる
日柿・・お天気が続き暑いと柿がたくさんなる
こんな状態を1度で見せてくれる。


クリの実



隔年結果の顕著な柿の実なり


大きな実がたくさんついている。

雨栗ヒガキのことわざ通りの内容を見せている。
これが今年の自然というと当たっているが
こんな現象の年もあるのか理解に苦しんでいる。

お盆の頃

2020-08-10 22:32:43 | Weblog
 チョウトンボが桜の木に止まり

チョウトンボ


アオメアブも綺麗な眼を見せてくれ、作者はここまでは喜んでいた。


アオメアブ


堂々川へ行けば彼岸花科ナツヅイセンが300以上が咲き、
セミの鳴き声も変わってきている。


アブラゼミ、クマゼミのそろい踏みだが声は弱くなっている



アブラゼミに小便をかけられ「こら」と声を出したが花の中へ


コロナ、コロナと騒がれて、立秋が過ぎているのも気が付かず、
山でヒグラシが鳴く声に秋を知った。

ボランティア活動もこの暑さで遅れ気味である。
というより
「ツクツクホウシは嫌だよ。ツクツクホウシはね」
そんな声が大きくなる中、
ミンミンゼミが「見ん、見ん」見てはいないよ「見ん、見ん、ミン」
その日暮らしの「カネ、カネ、カネ」
もうすでにコンパネ(ベニヤ板を)買って看板を作り、
彼岸花の花色を掲示して自慢したい、見て欲しいと思っているのに失礼な!
カネの話しはほっといてと言いたい。今は!
つくつくとか、カネのことは止めにして!一生懸命頑張っているのだぞ、我々は!


彼岸花の花色を掲示している




ところでこの作業は何のため? 誰の為
見てはくれない福山の人、地元の人に一生懸命PRしているのです。
ごみを捨てないで!

6月から11月下旬まで休み休みにはなるが彼岸花科の花色をみんなに見て欲しいと。
昨年は24色咲いて、もしかしたら日本一の彼岸花の里に!なっている?


今年も新しい色3色を調達している


しかし花色は咲いてみないとわからない。特に色恋の事は?
ところで本日までに咲いた花色は


サフランモドキ(6月に開花)


キツネノカミソリ、オレンジ色


7月に咲いた


もう終わりに近いがナツヅイセンのピンクが綺麗。風に揺れて。


ちらほら俄かカメラマンが来訪し、知ったかぶりの
PRをしてくれている。

リコリスオレンジピンク
この花は今も咲いている。まだ7本


ところで、看板を作り花色の写真を撮り、ラミネートして掲示しても
見てはくれない地元の人や通りすがりの人よ・・
何のためにこんな作業をしているのか???
道路や道そばに、たばこの吸い殻のポイ捨てや瓶、缶を捨てられたものを
我々は3日に1回は誰かが拾っている。
そうしなくても捨てられなければ拾う必要はない。
そんな理想道路にしたい1500mの道のりを!!
頑張っている・・・

彼岸花が6カ月も

2020-08-03 16:56:32 | Weblog
梅雨が明けてもまだ蒸し暑くどんよりした空が続いて居る。
そんな中、梅雨明け開け前から蝉の大合唱は続いて居り、木の高いところから
低いところに止まるようになった。産卵が始まったのだろうか?・・
傍を通るだけで蝉は飛び立ち、我が体に飛びつく。



簡単に手で捕まえられる。



雌のセミ
これが雄なら喧して触るの嫌だ


今年は抜け殻の発見は少ないが


探せばこんなところにもいたもんだ


8月の日曜日


コロナ禍逃れと堂々公園で水浴びする家族は多い
10時現在でこの人たち、あとから車がどんどん来ている


爺様や婆様はググラウンドゴルフに熱中してござる。
ゴミを拾う会員だけがカヤの外・・・それもありか?



堂々川を市や県の職員が点検されている。
これは登録有形文化財だからと聞く。
近隣の川には崩れていても来てはくれないと恨み節も聞く。


4番砂留 陥没


自然も大水の後の証拠を残している。
花崗岩が風化して真砂土に、その中の鉄分を鉄バクテリアが分解して
赤い水を作り、砂留に痕跡を残していた。

長い前置きだがようやく彼岸花の話しが出来そう。

堂々川の彼岸花科の開花は6月16日のサフランモドキから始まり
今は夏水仙が約300本咲いている。
そばでは7月27日よりキツネノカミソリも咲き、
これから11月の終わりまで、多少休み休みになっても11月の終わりまで
彼岸花が咲く里になるように企画して植えている。

今年は今のところ、猪の出没が少なく球根を掘り返しされる事例はわずかである。
おかけで、シッシ、シッシと追い払うことはなかった。

タダ、人間様のごみのポイ捨ては相変わらず多く、
ついに監視カメラを取りつけることにした。
ホタル同好会が取りつけるのは2カ所目である。
捨てる方、ごみを捨てるのも大変な世の中になったと思いませんか。