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水割り3杯の雑談

毎日、夕方6時を過ぎる頃、台所のテーブルで書いていたエッセイをブログに。足元にはエサをねだる愛猫が。私は68歳。

お年玉

2009-12-29 07:01:29 | Weblog
茨城の小・中学生時代の正月は来客が楽しみだった。客は税務署に勤める叔父に年賀に来るのだが、なぜかみんなが叔父の機嫌をとるようなところがあって(そういうことができるのかどうかわからぬが)、叔父が彼らの納税申告などに便宜を図っているのかと思ったりした。 昭和20年代中ごろにおけるお年玉の相場は100円~200円だった。次の記憶は昭和28年であって、これまた叔父の妻の実家が近所にあって、そこへ麻雀の補欠要員としてよばれ、街の名医だった家長から1000円のお年玉をもらった。今年のお年玉の平均は小学生で3万円、中学生で4万円などと、1月の途中に新聞で発表されるが、羨ましいと思う。 羨望の第一が使途であって、最近の1位は貯金だ。私たちの時代、お年玉の一部を貯金するなんて発想はなかった。買い物はどうかというと、私はお年玉で何かを買った記憶が無い。セーター1枚、マフラー1枚すら買った記憶がない。その説明は簡単で、昔はモノが(衣類のみならず)高かったのである。ユニクロもABCマートもしまむらもなかったのである。お年玉の1枚の千円札はたbん映画、ラーメン、パチンコあたりに消えたのだろうし、その前の、1枚、2枚の100円札も、30円の映画、30円のヤキソバ、3個10円の今川焼、1個5円のコロッケの購入に充てられたと思う。 そうそう、ウチの子供達が小さかった頃、親戚達からもらったお年玉袋を、「ママ、これ預かっておいて」と家人に託していたが、あれはどうなっているのだろう。もし、預金(貯金)していたら大変な利息がつく。