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水割り3杯の雑談

毎日、夕方6時を過ぎる頃、台所のテーブルで書いていたエッセイをブログに。足元にはエサをねだる愛猫が。私は68歳。

現場の人達

2008-11-30 00:37:47 | Weblog
自動車部品メーカーの購買課にいた頃、当然のことだが、すべての下請け会社と円満に付き合えたわけではなく、年に一度や二度の絶縁はあった。ウチの社も相手の仕事(技術や管理能力)に期待し、むこうも売上が欲しいという関係にあっても、何かが合わないことがあるものだ。絶縁になるときは、それまでウチにン納入された製品の全代金を小切手で持参し、代わりに貸与してある金型などを引き取って来るわけで、もちろん愉しい作業ではない。相手は社長以下、上の方の連中はどこかへ出掛けていて、経理担当のオバハンが無言で小切手を受け取り、領収書をくれる。ウチからは私と担当係長と運転手。冷たい時間である。事務所を出て工場に行き、金型を受け取る。そのとき工場長や班長から声がかかる。「ありがとうございました。社長がわがままを言って申し訳ありません。お宅の仕事は、とてもありがたかったのですが・・・」。それは現場の人達の正直な(ホントの)声だったと思った。ちょっとした行き違いでこういう人達と別れてしまうのは残念だと思った。この種の別れが、なぜか年末(ちょうど今頃)に多かった記憶がある。最初に書いたように滅多にないことなのだけれど。昨日まで付き合ってきた仲間と、理屈に合わない別れをするのに、年末の風は淋しかった。

それを言っちゃあ・・・

2008-11-27 23:16:42 | Weblog
「たらたら飲んで食べて(健康維持のために)何もしない人の分を、何で私が払うのか」とは、高齢者医療に対する麻生首相の不満である。 この人、言葉が下手だね。センスも悪い。確かに誰もが若いときから食事に気をつけ、運動で体を鍛えれば、高齢になってからの病気は減るだろう。私自身も腰痛を抱えているが、その原因は若い頃からの酒と運動不足にあるだろう。そしてその治療費は3割負担で、7割は医療保険に助けられている。しかし、それは、麻生首相(つまり他人)に払ってもらっているわけではなく、収入があったときは保険料を支払い、また無職になっても株の売買、配当、競馬のテラ銭、その他の税金はきちんと払っている。いや、そんなことよりも、一国の首相が「何で俺が払うんだ」なんて、みっともないことを言っちゃダメなんだ。「たらたら飲んで何もしない人は、ぜひ毎朝ジョギングをして、前夜の酒を吹き飛ばしてもらいたい」と言うだけで止めておくのが、オトナの言葉というものだろう。この世には、何か巧いセリフを言いたくて仕方がない性格の人間がいて、首相もその1人のようだが、名セリフなんて簡単に出るものではない。朝の散歩も夜のホテルのバーもいいが、もう少し言語感覚を磨いてもらいたい。

新聞

2008-11-27 23:11:06 | Weblog
土日には(サービスで)スポニチが入る。必要なのは競馬のページだけで、プロ野球もサッカーもあまり興味がなく、芸能麺は全くわからないし、社会面はたいていテレビのニュースで観たものばかりだ。営業妨害をするつもりはないが、競馬は専門紙(400円ぐらいする)を買う必要はなく、スポニチ1紙で充分だ。月曜から金曜までは日経だけで、この新聞は読みで(ほとんどのページに目を惹く記事)がある。いちばん後ろにある「私の履歴書」の書き手が誰であるかによって、半月間愉しめるかどうかが決まる(だいたいは、歌人や学者なんてのは面白くないね)。 サラリーマン時代の私は(生意気に見えたかもしれぬが)健康のためにグリーン車で通勤していた。夏になるとパナマ帽が網棚の下の帽子掛けにズラリと並んだ。 紳士達はみんは英字新聞か日経を読んでいて、スポーツ紙は私だけだった。その頃はまだプロ野球も面白かったし、芸能欄にも私の知っている名前が多かった。アタリマエのことだが、不況時の日経は見出しを読むだけでも、A社が2,000人を解雇したとか、B社が業績見通しを再度下方修正したとか、C社が2箇所の工場を閉鎖したといった、冴えない話が並ぶ。そういうときの救いが、スポーツ紙の競馬欄に躍る文字だ。『疾風、メイショウサムソン、ウォッカで乾杯、天駈けるディープスカイ』と来る。この3頭はダービー勝ち馬で、30日のJカップに揃って出場する。

何で笑うか

2008-11-27 01:18:02 | Weblog
1から順に数字をかぞえ、3の倍数のところへ来ると「キュウ!」「ジュウゴ!」と奇声を発する芸人がいて、それだけで客が笑うのをテレビで観るが、どこが面白いのかがわからない。 石塚英彦さんと宮崎哲弥さん(評論家なのか?)が「この薬は胃だけでなく、腸にまで効く」「チョーにまで」「チョーにまで」「チョーにまで」と繰り返す、三共胃腸薬のCMがあって、まぁ滑稽味(ユーモア)狙いなのだろうが、胃腸薬と言うからには腸ま効かなければ八百長であって、だから、このCMにユーモラスな味はない。  林家三平師匠の漫談を直接(演芸場で)観たことはなく、ラジオやテレビでしか知らないのだが、一度も笑ったことがない。私は昭和人間であるが、昭和の爆笑王の話で笑ったことが無い。 笑うというのは、脳のどの部分の反応で起きるのだろうか。私が思うのは、笑いの反応部と言うのは人それぞれに大きく違っていて、だから、多くの人を笑わせるのが大変なのだと思う。そう考えてみると、戦後の日本で、いちばん多くの人を笑わせたのは長谷川町子さんではないか。 我が家では、サザエさんの昔のある4コマを思い出して大笑いすることがある。

11月23日

2008-11-27 01:10:31 | Weblog
きのうから娘がシンガポールへ行っている。今日は家人が横浜三渓園へ。先々週は私の入院騒動で2人とも大変だったので、いい景色を観て、旨いものを食べてきてもらいたい。テレビの週間ニースは専ら「厚生事務次官殺傷事件」と「麻生発言ミス」。オバマ次期大統領が財務長官に、経済危機対応に実績のあるガイトナー氏を起用するということで、週末のニューヨーク株が500ドル近く上げているが、明日(東京は休場)はどうか? 競馬マイルCS(きのうのブログで)予告したとおり、スーパーホーネットから馬連で4点買いして、バラ券で穴を10点ほど。結果はスーパーホーネットは2着で(優勝はブルーメンブラット)で配当は9.9倍。退院祝いとまではいかないが、ま、当たればナンボでもいいか。朝食に久しぶりに魚肉ソーセージが出た。最近は健康食品として人気があるらしいが、私には懐かしい味だ。昭和30年代、まだポークハムやポークソーセージが高かった頃、マルハソーセージにドボドボとトンカツソースをかけてトリスウィスキーのツマミにしたのを思い出す。どういうわけか、マルハには濃いソーシが合うのだ。大相撲は素晴らしいドラマの素晴らしい決着。それにしても1年は早い。次に観る相撲はもう、「来年」なんだ。