畳50枚をネパールへ送ります。

　縁あって日本の柔道クラブから畳50枚を頂いています。

日本からネパールへ。 そして、エベレストへ。

7ヶ月前に私が泊まったエベレスト街道沿いのロッジの主人(シェルパ族、兼山岳ガイド)は元柔道家。

皆が寝静まっても、柔道談義に花が咲きます。

その主人の夢は、

「来世で、柔道場をこのエベレストで開きたい。そして、シェルパ族のみんなにこの素晴らしい柔道を広めたいんだ！！」

「その夢叶うといいですね。今世に。」

３日間ほぼ何も食べてなかったので、たらふく食べては飲み、いつの間にか寝ていました。

宿を出発する際に、主人は一向にお金を受け取ってくれません。

「楽しいひと時が過ごせたよ。まさか、こうして柔道の話ができるなんて。

あなたはゲストだ。お金なんてもらえないよ。」

5年前に実際に畳をネパールへ送った経験がある。

その時の大変さは身に染みている。

だから、柔道場をできるようにするために、畳を送るよなんて言う約束はできない。

ただ、もしも私が何かの縁で畳を頂けたらならば、連絡するよと伝えた。

念のため、送料の懸念も伝えたが、「そこは、ドイツ人のクライアントで

DHL（運送会社）でハイポジションの方がいる。

そこの方が何とかしてくれる。」

と話してくれた。




いつの間にか畳の件など忘れていた。

たまたま飲んだ席で、思い出したように話すと、

またしても「畳が50枚くらい出るかも！？」

たまたまなのか、

必然なのか。

ネパールのストリートチルドレンが日本に来ることになったことから

話が進み、畳が送るプロジェクトに繋がる。

成り行きに任せた自然な流れだ。



日本の熱い畳屋さんのサポート

柔道マニアの社長と師範、

筋肉マニアのネパール人、

金星出身　ゴールド・マン





の連携で日本側は準備完了。

この話を聞いたドイツ人も

何とか協力できないかと動いてくれているらしい。

またもや奇跡は起きるのか？

それとも奇跡を起こすのか？

きっと最後はうまくいく！！