わたしの里 美術館

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リリス  夫婦喧嘩の別れ話

2009-11-25 | 美術館

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 リリスなんて言っても、「 そんなの知るか 」 と云われて、おしまい。

 ならばピンクヘルメットと謂えば、あああれかと判る人もいる。それで、ピンクリボンと続ければ、わが郷の話は医療のインチキ健診へと、別の路線に話が進んでしまう。それでは 「 女権主義 」 と表現すれば、ああ是なら明治時代から日本に輸入された、耶蘇の教説だと知れる。

 良くいえば人々が土地の桎梏から解放される。それを皮肉に斜めから見れば、なんでも自給できる大らかな農業の楽園から追放された日々を懐かしめばよい。おとこは土を穿ち畑を耕す。あるいは山野に獣を追う。女は家で子を護り、年寄りを見ながら、料理をつくって夫の帰りをまつ。これを中世の生臭坊主が皮肉な見方で、エセ聖書を綴れば「男性上位でまぐわうのは厭な」女の反乱となる。

 「アダムの最初の妻は、リリスだった 」 とのトンデモなお話は、どうも捏造聖書が事の起こりらしい。

 

 

            

 このお話は、【谷間の百合】が初見です。 

 

 

 

今日は、地中海文明のお勉強で、

アダムの最初の妻としてのリリス が課題です。

 

リリスもキリスト教の中では、魔物として描かれていますが、本質的には、人間の性を突き詰めれば、この様な物語になるのでしょう。リリスとアダムのお話しは、良くある話で、夫婦喧嘩の別れ話なのです。それも人類最初の離婚話です。そう、聖書には書いてあるそうです。


リリスとはあまり聞き慣れない名前ですが。ご存じでない方は、上記の参照記事でお温習いをして下さい。ユダヤ教では 「リリン(לִילִין, Lîlîn) とよばれて、夜の魔女。男児に害を為す闇夜の妖怪です。タルムードやミドラッシュのユダヤ教の教典に載っていると言うことです。

「新世紀エヴァンゲリオン」とはテレビ東京で放映されたアニメですが、ここにもリリスなるキャラクターが登場します。

どうも、リリスとはアダムに従うことのない、自立した人格で女性を男性の従属物とするアダム思想とは相容れない、キャラのようです。

狩猟や闘争を重視する教えの中では、女性は邪悪で、人を騙したり、殺害する悪として描かれる場合が多いようです。反対に、農業などを重んじる文化圏では、女姓は「地母神」であり恵みの象徴です。

 

   

 イブのキャラクターから、狡知に長けた邪な性格を抜き出して、蛇の姿の上に投射する。このようにして出来たイメージが、リリスなのだろうか。チチンプイプイ、イタイの痛いの飛んでゆけー。幼児とともに若い母親が言う姿は、ほほ笑ましくも愛らしい。それをいい歳をした大人同士で言いつのったならば、キモイの一言を発するしかない。人間の精神はいまだに発達の途中段階とも見れば観ることもできよう。

 一番てっとりばやい問題解決の方法は、遠ざけることで是なら誰にでも出来そうだ。

 戦前の日本には家父長制度があって、父権がすべてに優先した。

 

 それが日本国の紐帯を打ち砕く手段として、この家族制度が攻撃された。

 

イザナミが怒って一日千人殺すと言えば、イザナギはそれならば、一日千五百の産屋を建てる言い返した話に似ている場面がありました。

リリスは紅海沿岸でアスモダイやほかの多くの悪魔たちと関係を持ち、無数のリリンたちを生んだ。アダムは神に、リリスを取り戻すように願った。そこで3人の天使たちが彼女のもとへ遣わされた。セノイ(en:Senoy)、サンセノイ(en:Sansenoy)、セマンゲロフ(en:Semangelof)という3人の天使たちである。天使たちはリリスに、「逃げたままだと毎日子供たちのうち100人を殺す」と脅迫したが、リリスのほうは「永遠にアダムと(現在の妻の)エヴァの子供たちを餌食にするが、その子供たちはただ3人の天使たちを召喚することによってのみ守られるだろう」、(アダムとエヴァの子供たちを守れるのはその三人の天使だけであり、天使たちはアダムとエヴァの子供を守っていろ、こちらには構うな、という意味だろう。)と言い返した。彼女はアダムのもとへは戻らなかった。
 ( wikipedia )

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                  

 

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