去年も撮ったことがあるお宅の庭に行ってみた。道路からよく見える広い庭。
去年は2014年05月04日だったので8日も早い。
ダメ元で行ってみると、なんとお目当てのウツギの木は大部分が整枝されていて、花は少ししか咲いていなかった。
がっかりしていると、ミツマタの花のあたりでチラチラするものが見えた。
お目当てのアオスジアゲハだった。
ここのお庭にはきっとアオスジアゲハの食樹が植えられているのだろう。
幼虫の食草はクスノキ科植物（クスノキ、タブノキ、シロダモ、ヤブニッケイなど[1]）の葉である。
蛹はクスノキの葉を似せた形状をしている。一般のアゲハチョウ類と違い、幹ではなく葉に蛹を形成する。越冬態は蛹。
とある。
去年もそうだったが、お宅の方がお庭におられたので許可を頂いて撮影した。
ここは地元の富士山。つまり人口の富士山。
所沢見どころ100選にも選ばれている。
浅間神社を現在地に移転させたのを機に、村内の和を一層増大させるため、村民総出で明治32年(1899)に富士山を築き上げた。360°の眺望がすばらしい。
とある。
ふと見上げると見事なフジの花が咲いていた。
この赤いリボンはチョウの師匠が私の為につけて下さったもの。
先日、メールで新しくヒオドシチョウの卵塊を見つけたと、場所を地図入りで教えて頂いたのだが、行っては見たもののどうしても見つけることが出来なかった。
寄る年波でだんだん目が悪くなっている。
業を煮やした師匠が目印をつけて下さったという訳だ。
おかげ様ですぐに判り撮影することができた。すぐ近くでも意外に見つけづらい。
Uさん、お手数をおかけいたしました。有難うございます。
クロハナムグリの生活史が解らなくて検索すると以下の論文が見つかった。
つまり、このクロハナムグリは昨夏に羽化した新成虫で、朽木内に留まりそのまま越冬したということになる。
クロハナムグリの生活史および訪花植物 東京農業大学農学集報 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006271931
クロハナムグリの生活史を屋外飼育実験により推定した。その結果,本種は年1化性であり,成虫の活動期間は4月下旬から8月下旬であった。幼虫は3齢が終齢であった。産卵は初夏に行われ,8月中旬には新成虫となり地上に出現した。しかしながら,野外において晩夏から秋季にかけて成虫を発見できないことから,自然状態では新成虫は羽化後も朽木内に留まり,そのまま越冬すると考えられる。初年度の越冬態は成虫であり,翌春に休眠から覚めた成虫は地上に出現し,摂食活動と生殖活動を行った。なお,成虫の一部は2年間生存し,2回の繁殖期があった。野外においても体表が磨耗し2年間生存していると推測される個体が時折確認されることから,一部の個体は自然条件下においても多回繁殖を行っていると考えられる。成虫の寿命は1年から2年であった。これらの結果から本種の生活史型は,年1化・成虫越冬・多回繁殖型と言える。このように,クロハナムグリは一部の成虫による多回繁殖という戦略を持つことによって,朽木という数少ない餌資源を長期に探索し,次世代を残すことが可能な能力を備えていた。なお,成虫の訪花植物について調査した結果,1綱7目8科23種が確認された。
2014年05月09日 ハルジオンの花を食べる様子。この後に産卵するのだろう。
