都立薬用植物園の温室にて。
ヒスイカズラ(翡翠葛、学名:Strongylodon macrobotrys)は、マメ亜科に分類される常緑つる性植物。原産地はフィリピン諸島。
受粉はオオコウモリにより行われる。花弁は翡翠色であるが、これはコピグメント効果によるもので、色素としてマルビン・サポナリンが1:9の割合で含まれていること、
表皮細胞のpHが7.9とアルカリ性に傾いていることによる[1]。
とある。
では、この温室では受粉されないのだろうか。
様には次ぎのようにある。
http://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=9980
ヒスイカズラの柱頭にはドーム状のキャップがあり、そのまま交配しても花粉が発芽しません。このため、指で雌しべの先を軽くこすってキャップを取り除いてから交配します。
花粉を運ぶコウモリが蜜を吸うと竜骨弁の先から雌しべと雄しべが一緒にニュルッと出るのですが、この時に自家受粉しないための仕組みだと考えられます。
ヒスイカズラの果実