蒼い空の下で

文系男子の何気ない1日を記します。

高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球大会福井県予選 第2日目

2016-05-30 23:31:52 | 2016年学童野球
大会の2日目は、同会場で2回戦と準々決勝が行われました。私自身、連日の5時30分出発のスケジュールという事もあり、実力通りの戦いができるか若干の不安はありました。天候は文句なしの野球日より。そんな中、2回戦で対戦した越前支部・岡本との試合は、序盤に奪われた大量6点を追いかける展開となりました。しかし、中盤から少しずつ点数を重ねて6回を終えたところで1点差にまで詰め寄る展開へ。追加点を許すも最後は長打が飛び出して8対7で逆転サヨナラ勝ちしました。負けを覚悟しましたが、全員で奇跡を起こした試合でした。

続く準々決勝は、福井市代表の社南と対戦しました。初回、自慢の走塁やタイムリーヒットから3点を先取。守りでは、先発したエースが打たせて捕るピッチングを披露。それに応えたのが見事な守備を魅せてくれた外野陣でした。3回には2本のホームランで追加点、5回にもスリーランホームランが飛び出して、5回を終えたところで9対1のコールドゲームが成立。大会最終日へ勝ち名乗りを挙げました。

【思い掛けない立ち上がり】
後攻で始まった2回戦の岡本戦は、球審の「プレイ」の掛け声の直後にそれは起こりました。蒼空(6年)が投じた初球は、センターの蒼空(5年)の頭上を越していくホームランへと変わりました。そして、この後も容赦なく相手打線は襲い掛かってきました。複数のヒットを浴びて失点は3。相手各バッターのタイミングに合った投球である事は、この回だけで分かりました。その結果、1回で降板し続く2回からは瑞生(6年)にマウンドを託しました。

【奪われた主導権】
マウンドが瑞生(6年)に変わった2回も長打や味方のエラーから失点が続きました。3回までに奪われた点数は6点。一方のマリナーズは、悠矢(6年)のヒットで勢いを付けたいところでしたが、単発止まりとなり得点には�壓がりませんでした。あと1失点でコールド負けする状況の中、何もできないまま試合は経過していきました。3回を終えたところで0対6、2枚のピッチャーが撃ち込まれた状況から「コールド負け」も覚悟した程でした。

【分岐点】
4回の攻撃は、星輝(6年)のヒットからランナー1・2塁のチャンスを作りました。すると、この場面で登場した翔太(5年)が見事なタイムリーヒットを放って、チームの背中を後押ししてくれました。また、4回の守りを三者凡退に抑えた事と併せ少しずつ追い風を感じるようになりました。

【形勢が逆転したようにも見えたが】
この辺りからマリナーズの勝気が伝わってきました。三番手としてマウンドに上がった星輝(6年)の快投、そして自らスリーランホームランを放つなどして5回を終えたところで4対6と2点差まで追いつきました。6回には、この日の主役となった翔太(5年)のツーベースからチャンスを膨らませ、睦生(6年)のレフト前ヒットから1点差としました。この後、ツーアウト満塁の場面となり、迎えたバッターは前の打席でホームランを放った三番・星輝(6年)。センター方向に放たれた強い打球は、ピッチャーの足に当たり、不運にもセカンドベースへと転がっていきました。セカンドベース上にいた相手野手に拾われアウト。ここでツキに見放されたのかと誰もがそう思った瞬間でした。

【整えられた舞台】
最終回、与四死球からピンチの場面を招いて四番にスクイズを決められ点差は2点に広がりました。しかし、最小失点で抑えられたことが、子供達にも活気を取り戻せた要因でした。それに拍車を掛けるように、大きな声を出し続け、チーム内に元気を与え続けたのがランナーコーチを務めていた彩音(6年)と陽央(5年)の2人でした。四番の蒼空(6年)から始まった打順は、三者連続での与四死球となりノーアウト満塁のチャンスとなりました。この場面で、こはる(6年)が内野安打を放って1点差。なおもノーアウト満塁のチャンスとなり、これで舞台が整いました。

【逆転サヨナラゲーム】
この場面で登場したのが、八番に座る亘佑(6年)でした。この子は八番ですが、実は四番の実力を持つ子です。これまで三振続きでしたが、この場面では追い込まれたカウントから決勝打を放って勝負を決めてくれました。コールド負けも覚悟した試合から一転して逆転サヨナラ勝ちとなった2回戦。ベンチで見守っていた子供達も応援していた保護者も歓喜の余り涙し、そして皆が抱き合った瞬間でした。

この日は2回戦の岡本を相手に8対7、準々決勝の社南に9対1でそれぞれ勝利して準決勝に駒を進めました。準決勝の相手は名門の木田。初戦で対戦した美浜や木田に敗れた若狭小浜、そして応援に駆けつけてくれた中央の想いも背負って真向から挑みたいと思います。

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高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球大会福井県予選 第1日目

2016-05-28 21:14:38 | 2016年学童野球
本日、高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント福井県予選大会が越前町営野球場を会場に開催されました。出場したのは各支部予選を勝ち上がった29チーム。今日と明日、そして来週の土曜日の3日間に渡って実施されます。

12年振りの出場となった若狭和田マリナーズの1回戦の相手は美方支部代表の美浜BW。初回に先取点を挙げて上々の滑り出しとなりましたが、先発ピッチャーの不安定な制球から安心した試合展開には持ち込めませんでした。4点をリードした中盤でツーランホームランを浴びると、益々勝敗の行方は分からなくなりました。

しかし、ここからタイムリーヒットやホームランで対抗して終盤に差し掛かった頃には9点をリードする展開へ。5回を終えた時点で11対2のスコアだったので、コールドゲームで勝ち上がる形になりました。

【華やかな開会式】
前年度優勝の鳥羽野球部を先頭にした入場行進から始まりました。優勝旗や優勝杯の返還では、その凄さが伝わってくるようなものでした。また、多くの来賓からの祝辞やドナルドからの激励の言葉など出場する504名の選手を歓迎してくれました。

【念願の勝利】
県大会という舞台で念願の勝利を掴み取りました。それぞれが少しずつの力添えでチームの勝利に貢献してくれました。先発ピッチャーを助けた野手陣、沈黙する打線を引っ張った面々、そして得点チャンスを作り出した下位打線など緊張から実力を発揮できない仲間をそれぞれが助け合って得た勝利でした。

【お得意の手段】
コールド勝ちをしたこの試合では、15個の盗塁を決めました。さすが県大会に出場するバッテリーを擁したチーム。予選とは違って、かなり際どいタイミングもありましたが、この日も攻撃の基軸となる術でした。細かなところでは、タッチアップの体制が取れていなかったのが惜しまれますが、全体的には緊張する初戦でもよく走れたという見解でした。

【打線を引っ張った2人】
この日の四番はホームランを含む4打数4安打の4打点。八番を打つ女の子は4打数3安打の3打点と打線を引っ張りました。下位打線からでも打って返せる事を証明してくれました。また、チームの四番の存在を相手に知らせる事ができた試合でもありました。

本日の初戦を勝ち上がり、明日の2回戦は越前支部覇者の岡本と対戦します。いよいよ嶺北勢との対戦となり、正直なところ楽しみというのが本音であります。
保護者をはじめとする応援団のみなさまには朝早くから大変お世話になりました。引き続き明日もどうか宜しくお願いします。

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練習日記@2016.5.26

2016-05-26 22:09:38 | 2016年学童野球
平成28年5月26日は、平成になってからちょうど1万日目の日付となります。1000日目は海部元首相の退任発表、5000日目は小泉元首相が初訪朝した日朝首脳会談、そして8000日目には東北新幹線が新青森駅まで開通した話題が挙がりました。みなさんにとって10000日目の今日はどんな日だったのでしょうか。
私には正直イマイチな日でありました。

さて、この日は夕方から天候が一転した1日。そんな中、練習開始直後に体育館の外扉を開けると結構な雨が降っており、今のうちに降るだけ降って下さいといったところでした。学校では球技大会の練習が始まり、毎日17時頃まで練習が続けられています。任意でバスケットボールか卓球を選んで出場する訳ですが、いずれにせよ野球で鍛えた球技感を活かしてほしいと思います。

素振り100本からのキャッチボールが6年生一同の統一メニュー。何人かの6年生に「家で素振りをしている?」と尋ねたところ、答えは「・・・」。正直、予想通りの答えでありました。今年で高円宮賜杯の福井県予選は36回目。この歴史の中で、嶺南勢が決勝戦まで勝ち上がったのは平成24年度の地元開催で準優勝した青郷クラブのみ。いかにこの大会がハイレベルかが窺えます。

いよいよ週末は県大会本番。今日までOB保護者や在団生の保護者及び親族からたくさんのお祝いを頂いております。また、嬉しい事にライバルチームからも同様に頂いております。
たくさんの人達の想いを背負っている事を忘れる事なく、大舞台に立ちたいと思います。




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練習試合@河和田&越前―2016.5.22―

2016-05-22 22:45:08 | 2016年学童野球
今日は越前町の四ケ浦小学校で鯖江支部優勝の河和田ブルーレイズと丹生支部代表の越前オーシャンズと練習試合を行いました。午後から県大会の抽選会が開催される事もあって、1試合あたりの時間は短めでしたが2試合を行った結果は1勝1敗。

河和田との試合は、先発した6年生が安定したピッチングを見せました。連打を浴びる場面もありましたが3イニングをしっかりと抑えました。攻撃では1巡目は沈黙しましたが、2巡目を迎えたところで、クリーンナップが長打を浴びせて3点を先取。その後は継投で乗り切る形となりました。試合は6回を終えたところで終了して3対1で勝利する結果となりました。

続く越前は、優れたバッテリーを擁するチームというのが印象でした。初回、スリーベースヒットからのツーベースヒットで早々の先取点。しかし、奪った点数はこれだけとなった試合でした。走らせてもらえない、打たせてもらえないといった予想通りの試合展開。均衡した試合の中、ここでも3人の継投策で乗り切りました。序盤、自らのエラーから同点に追いつかれると、最終回となった5回にスリーベースヒットからのパスボールで勝ち越し点を許し、結局1対2で敗れる試合となりました。

【チームの顔として】
6年生キャッチャーが投打において活躍を魅せました。河和田戦では、推定75メートルの特大ホームランをはじめ複数安打を記録。ツーアウト満塁の場面、ファウルゾーンに挙がった難しいキャッチャーフライをダイビング捕球してピンチを切り抜けました。また、ピッチングでは100km/hを超える速球を投げ込んで相手打線をねじ伏せました。

【確実性がカギとなる】
この2試合では、送りバントで進塁させる場面が何度かありました。下位打線にも長打が打てる子がいるので、その役割に徹してくれた子がありました。河和田戦では、ヒットエンドランで追加点を奪う場面もあって練習の成果が所々で見え始めているようでした。

【盗塁が最もな術】
大飯郡予選で点数を奪えた最大の理由、それは間違いなく走塁です。この日は、盗塁を試みるもアウトにされる場面が結構見受けられました。これまで対戦したチームには無かった事です。しかし、我々の最もな武器は何なのかを考えてみると、やはり最初に思いつくのが走塁です。消極的になる事なく、県大会という舞台でも走塁から掻き回せるよう自信を持って臨んでいきたいと思います。

【平常心を保つ最もな理由とは】
この日は、わずかな内野守備のほころびからピンチを広げる結果となりました。アウトカウントの大方(おおかた)は、内野守備で稼がなければならず、守備範囲を広く持って自ら打球に向かっていく気持ちが大切です。均衡する試合が予想される県大会で、仲間が平常心を保てる最もは、内野の守備からだと思っています。チームの勝利に貢献できるよう、内野陣には確実な守備をしてもらいたいと思っています。

【対戦相手の決定】
本日の抽選会の結果、1回戦の相手が美浜ブルーウェーブに決まりました。4月の練習試合では、1勝1敗といった結果であり、戦前予想では五分五分というのが正直なところです。自分達の野球をどれだけできるかがポイントとなりますが、練習でやってきたことに自信を持って挑んでいけたらと思っています。

17時半から県大会に向けての詳細説明会がグラウンドで行われました。抽選会から戻り、監督の手には大会概要やトーナメント表、そして春の県大会出場チームだけがユニフォームの袖に付けられる「マクドナルド章」が見られ、それらを保護者一人ひとりに配布されました。大飯郡支部の代表として、まずはその初戦に全力を出し切れるよう照準を合わせたいところです。

河和田ブルーレイズ及び越前オーシャンズのみなさん、本日の練習試合お世話になりました。
今後も交流を宜しくお願いします。



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練習日記@2016.5.19

2016-05-19 21:54:58 | 2016年学童野球
大相撲夏場所12日目、照ノ富士は稀勢の里に完敗して10連敗を喫しました。大関が1場所で10連敗を喫するのは48年ぶりとの事。思い返してみれば曙貴時代の大関は絶低的な強さでしたが、最近ではそれが無くなったように思われます。大相撲人気を取り戻すには、横綱を脅かす大関がいてこそ。相撲人気の低迷は日本人力士の活躍がないだけではなさそうです。

さて、今日の夜間室内練習は汗がにじみ出る蒸し暑さの中で行われました。そんな中、最近は日の暮れが長くなって、夏の訪れを予感させられる日々でもあります。我々大人にとって、待ち遠しい週末が近づいた事を実感できるのが木曜日の夜間練習。残り1日を乗り越える力にしてくれます。

全体で素振りをした後は各学年に分かれての練習。残業から戻って体育館に到着すると、この日もいつも通りのキャッチボール姿を見る事ができました。60分間を有効に活用する事が大事、ティーバッティングを待っている6年生の女子とキャッチボールをしながら時間を過ごしました。それぞれが60分間をどう過ごすかがポイントとなります。ほとんどが自宅練習をしない子なので、ここでは週末に向けて感覚を取り戻してほしいと思います。

夜間練習へ向かう途中で校庭に目をやると、運動会の準備が少しずつ進められていました。早いもので今回が6年生にとって最後の運動会。5年前、はじめての運動会は雨が降る中の砂浜運動会だったと記憶しています。当時、マリナーズの主力だった将気や楓や賢作が、その前線で活躍していた事も覚えています。
その時と同様、今年の6年生8人の活躍も期待していますが、個人的には5年生と2年生の合同競技でペアを組む翔太と歩夢が魅せる息の合った動きに注目したいと思っています。。
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