蒼い空の下で

文系男子の何気ない1日を記します。

第23回西日本学童軟式野球大会

2016-08-26 23:59:09 | 2016年学童野球
―日本一のチームに挑んだ夏―
今大会の注目を一手に集めるのが大阪府代表の「長曽根ストロングス」。今夏の高円宮賜杯全日本学童野球大会を連覇し、全国最多となる6度目の優勝を飾った日本学童野球界屈指の名門チームです。そしてこのチームが、今大会における我々の初戦の相手となりました。会場となったのは、あの寺島成輝(履正社)が大阪府予選で足を踏み入れた舞洲ベースボールスタジアム。最高の場所でこれ以上にない相手との試合は、5対7での惨敗。しかしながら、日本一のチームを相手に最後まで堂々と戦い抜いた90分間でした。

―オレンジ色に染まった応援スタンド―
今大会、福井県代表として共に出場したのが国高ビクトリーボーイズ(越前支部)。この日の初戦を抽選の末に敗れた中にも関わらず、我々の応援席に駆けつけてくれ、1試合を通じて大きな声援を送ってくれました。国高のチームカラーであるオレンジ色に染まったマリナーズの応援スタンド。国高の子供達や保護者全員が、メガフォン越しにマリナーズメンバーの名前を応援歌に乗せて発声してくれ、完全なアウェーの中で戦う私達に大きな力を与えてくれました。

【華やかな幕開け】
JR西日本エリアに在る府県から選出された34チームが開会式に臨みました。入場行進の先頭に立ったのは、この大会を4連覇中の大阪府代表の長曽根ストロングス。いわゆる常勝軍団と呼ばれるチームであります。そんな中、マリナーズも中頃に登場し、練習成果を窺(うかが)わせる行進を見せました。また、今大会の出場に際して新調した団旗が舞洲で見映えていました。

【思い掛けない立ち上がり】
予定よりも30分遅れの16時5分から試合は開始しました。先攻で挑んだこの試合は、初回に睦生(6年)と亘佑(6年)が連打で出塁すると、4番・蒼空(6年)のタイムリーヒットから先制しました。この後も、悠矢(6年)のタイムリーヒットなどから更に2点を追加し、初回から3点を奪う滑り出しとなりました。先発マウンドに上がった蒼空(6年)は、初回から制球に苦しみましたが、それでもバックの堅い守りに助けられながらピンチを乗り越えました。

【リードが続く試合展開】
続く2回には、ヒットとエラーから三塁まで進んだ睦生(6年)を3番・亘佑(6年)がレフト前ヒットでホームへと返しました。打線の勢いは止まらず、3回には翔太(5年)がヒットで出塁すると、7番・こはる(6年)がレフト線のツーベースヒットを放ってチャンスを広めました。ここで悠矢(6年)がヒットエンドランを決めて5点目。5対0のリードで迎えた3回裏は、フォアボールからの連打で2点を返されましたが、日本一のチームを相手にして、それでもまだリードは続きました。

【試合の流れが傾いた中盤】
しかし、ここから相手ピッチャーの投球リズムが戻りつつあり、ストライク先行の堂々としたマウンドさばきへと一転しました。そしてここから、ランナーを溜められない状況へと様変わりしました。試合は、蒼空(6年)が相手打線に捕まって1点差に迫られたところで降板。救援した星輝(6年)が後続を断ってくれたので、なんとか持ちこたえる事ができました。

【なす術(すべ)なく】
バッテリーが代わった直後から相手ベンチが動いてきました。それまで1度たりとも盗塁を試みなかった長曽根ベンチでしたが、ここから頻繁に仕掛け始めるようになり、5回と6回だけで5個の盗塁を許してしまいました。得点圏にランナーを背負う時間が続き、そしてそこから長短打を絡められ、とうとう逆転されました。上位から始まる最終回の攻撃に期待を寄せていましたが、規定時間に達した為に5対7のまま6回裏途中で試合終了となりました。

試合を終えて、マリナーズの選手達がスタンドを前に整列すると、応援してくれた国高の選手たちがフェンス間際まで駆け寄って、暖かな拍手を送ってくれました。
しばらくして私は、そこへ立ち寄り、子供達一人ひとりにこう添えました。

『今日は本当にありがとう。
そして今度はろうきん杯の県大会で会おう。』

                              おわり




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