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【社説】東アジア共同体が絵空事にならないように 091008

2009年10月09日 | 記事紹介

http://www.chosunonline.com/news/20091008000010

 

(^_^;)記事の紹介です。 

 

【社説】東アジア共同体が絵空事にならないように

FTA | 核問題
 第2回韓中日首脳会議が10日、中国・北京で開催される。前日の9日には、日本の鳩山首相が就任後初の海外訪問先として韓国を訪れる。今回の3カ国首脳会議でのメーンテーマはやはり、世界的な経済危機だ。また、3国間の自由貿易協定(FTA)問題も話し合われる。しかし、今回の首脳会議が注目を集めるもう一つの理由は、これまで鳩山首相が主張してきた「東アジア共同体」が公式の場で初めて議論される可能性があるからだ。


 現在話題に上っている東アジア共同体構想は、3国間のFTAなどを経て、将来的には東アジア共同通貨の創設や地域での多国間安全保障体制の構築に至るまでを目標にしている。現在3国の国内総生産(GDP)を合計すると、世界全体の17%に達し、また近く20%に達するのは間違いない。3国の人口を合計すると15億人だ。また、交易の半分以上はそれぞれの国が相手だ。もし経済統合だけでも現実味を帯びてくれば、3国すべてで利益になるだろうし、また世界経済全体の構図も塗り替えるだけの大事件になるかもしれない。われわれは今年初めに通貨危機の一歩手前という危機的状況に陥った際、中国と日本による通貨スワップにより状況を打開した経緯がある。


 しかし現在の韓中日3国と周辺の情勢は、「東アジア共同体」という言葉とはあまりにも懸け離れている。国家間の地域共同体は経済的な利害の調整に先立ち、まずは安保問題における共通認識が必要となる。現在、東アジアの安保で最大の懸案は北朝鮮の核問題だ。北朝鮮は最近になって融和的な態度を示してはいるが、これは国連制裁の影響によるものだろう。ところが最近、中国の温家宝首相が北朝鮮を訪問し、巨額の経済援助を行うことを約束した。中国がどんな言い訳をするにしても、これによって国連による制裁の効果は半減した。一方でその結果もたらされたのは、これまでと何ら変わらない北朝鮮の態度表明だった。このようなことを続けているようでは、北朝鮮が核を放棄する理由などどこにもない。中国は建国60周年記念行事で多くの兵器を動員し、自国の軍事力を誇示した。これらを見守るアジアや国際社会の視線がいかなるものか、あえて説明する必要もないだろう。


 ただでさえ東アジア共同体には中国と日本の主導権争い、3国の歴史や領土問題、米国からの疑いの目などもあり、現実的に非常に困難な課題だ。3国はこの至難の目標に向けて歩み出す前に、北朝鮮の核問題から歩調を合わせなければならない。それができないのなら、東アジア共同体などという話はまったくの絵空事にすぎない。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

(^_^;)紹介終わりです。

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