http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100130/crm1001300314004-n1.htm
2010年1月30日配信
記事の紹介です。
【主張】小沢氏の土地購入 原資の疑惑さらに深まる
2010.1.30 03:14
民主党の小沢一郎幹事長をめぐる不可解な土地購入問題がまた明らかになった。平成17年11月に沖縄県宜野座村に広大な土地を購入しており、購入資金の原資がはっきりしない。
また小沢氏の名義で行われていた資金管理団体「陸山会」の不動産購入に対し、国会質疑で税務上の問題が指摘されるなど改めて批判が出ている。同氏をめぐる不動産取得には疑問点が多い。
沖縄県にある問題の土地は、米軍普天間飛行場の移設予定地の名護市辺野古に近い原野約5200平方メートルだ。推定5000万円前後といわれる。前年16年10月には陸山会が東京都世田谷区の土地を購入したばかりである。
小沢氏は世田谷区の土地購入に個人資金約4億円を出したと説明しており、沖縄の土地を買う資金をどこから出したのか当然、疑問が生じる。在日米軍再編の中間報告に合意した直後の購入時期にも疑念がでている。政治家が土地取引で不信をもたれる事態はあってはならない。
陸山会は6年から19年の間に世田谷区の土地を含め、マンションや土地など十数カ所、約10億円の不動産を購入している。不動産取得費用は事務所費として支出され、過去に問題となり、19年の政治資金規正法改正で資金管理団体の不動産取得が禁止されるきっかけになった。
これほど多額の資金を不動産に投じること自体、疑問であり、異常なことだ。総務省によると、20年末現在で不動産の所有を届け出ている資金管理団体は陸山会だけだという。
国会質疑では前原誠司国土交通相が「政治資金で不動産を買うべきでない」と答弁したが、これが常識だ。政治活動に不動産は必要ないはずだ。
世田谷区の土地をめぐる政治資金規正法違反事件では、小沢氏の個人資金を陸山会に出し入れするなど資金操作が行われた疑いがある。不動産購入資金が政治資金なのか、個人の資金なのか判然としないことも問題だ。
また資金管理団体には税の優遇措置があり、購入原資や相続の際にかかる税金を逃れていたのではないかとの疑問もでている。
政治家個人の不動産取得など国民の多くが不信を持つ事態を小沢氏はどう受け止めているのか。検察当局は土地疑惑の全容解明にさらに努力してもらいたい。
記事の紹介終わりです。