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2009年12月21日配信
記事の紹介(抄出)です。
鳩山政権に足りないのは情報発信だ
奴隷根性に身も心もどっぷりと浸かったマスコミの攻撃にもかかわらず、鳩山政権の支持率は50%前後を維持している。
自分たちで常軌を逸した"口撃"をしておきながら、「指導力に疑問符」などと書く神経は、私のような常人には理解しがたい。マスメディアも、深夜のドキュメントなどを見ると結構骨のある番組もあるのに、メインのところは完全にオカシクなってしまっているのは、社内でも相当きびしい締め付けがあるのだろう。
それはともかく、これだけヤラレて、なお50%を超える結果も出ている。
しかも、鳩山攻撃に余念のないマスコミ各社からの質問に対して、私は支持します と応えるのは日本人のメンタリティーでは少々ストレスがあるはず。
にもかかわらず、この数字でとどまっているのは、現政権になんとかがんばってほしいという思いの表れだろう。しかし、民主党をはじめ、現政権に対して言いたいこともある。
なによりも、もっと情報発信をしなくてはいけない。マスコミがぜんぜん当てにならない、というか、当面は敵にしかならないということは、散々身をもって思い知ってきたことなのだから、別の方法で、あるいはマスコミも報道せざるを得ないような方法で、もっともっと情報発信しなくちゃいけない。
私のようなマニアというか、じーっと観察している人間には、鳩山首相に指導力がないとは見えない。
が、マスコミの流す情報を、さらっと聞いているぶんには、閣内や各党からあれこれ言われて、決断できない優柔不断な男に見えてしまうこともたしかだ。これを覆すには、鳩山氏から、あるいは各党からばんばん情報発信をするべきだ。
その点では、亀井静香氏のやり方は、一定効果をあげている。沖縄にカジノを作れと言うのは、まったく賛成できない、というか暴論だけれども、基本的には亀井静香氏は中小企業の立場に身を置いて、モノを考え、発言しているようだ。
だから、私の回りでも彼に対する評価は真っ二つに割れている。上昇志向の経営者や、それなりの会社の管理職にあるひとは、ぼろくそに言う。
逆に、私のような明日の見えない自営業者やなどには、モラトリアムなどの発想はとてもありがたい。亀井氏のように、国論を二分しながら主張を発信していくことが、鳩山政権自体に求められている。
ただし、彼のように結論をドカンとぶつけるのではなく、今何が問題なのか、それをどう克服しようとしているのか、いわゆる「水面下」で努力していることを、基本ラインだけでも国民にぶっちゃけて理解を求め、一緒に進んでいくという姿勢を貫くべきだ。
鳩山政権は、民意によって誕生した政権だ。他の何者でもない。
クーデターや、陰謀によって生まれたのではない。
もちろん、鳩山家の莫大な財産や、彼個人の能力で成し遂げたものでもない。その主人たる国民に、情報を公開し、一緒に考え一緒に進むということが、唯一の道であるのは明らか。
「自分(だけ)が国民のためにがんばっているんだ」という考えを持ってはいけない。
問題を抱え込まず、独断せず、情報をドンドン公開し、共有し、世論を喚起することだ。
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