我が郷は足日木の垂水のほとり

文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

蛸の足喰い

2009年09月28日 | 経済

   

 

http://directory.rakuten.co.jp/rms/sd/directory/vc/s13tz410808

 

詳しくは<マグロの記事>でも読んでくれ。

おもうに、世の中にはうらおもて、があって。

「鮪が高くなってタイヘン。」と考えるのは素人(シロウト)。

畜養鮪の値崩れを何とかしたいので、タコが悪あがき。」と読むのが 通人

などと、 <マグロの唄>11日で書いてしまいました。

 


EU、クロマグロ輸出入禁止の共同提案先送り 漁獲国反発で 090922>の記事を見ると、どうも”クロマグロ輸出入禁止”の話は無くなりそうですね。

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は『高尚』な立場から、マッチで火を点けたのですが漁業国から反対の総攻撃を受けて、見事に鎮火したというお話しです。

観光と言えば聞こえはよいですが、博打で食べている人口わずか三万余名で二平方キロの小国が偉そうに他国の産業に口を出したのは前述の記事で触れたとおりなのですが、やはり人気集めだったのでしょうか。宣伝広告費のかからない記事配信が世界中に広がり地中海の小国を記憶に呼び覚ますことには成功したようです。


 ぼや騒ぎに荷担した”欧州委員会”というのがどうもくせ者のようなのですが、日本まではその匂いはほんの少ししか漂って来ません。どうも、弱い国等の問題をことさらあげつらって恐喝まがいのことを最近は、生業としている、謂わばチンピラみたいな存在だと書いているサイトもあるようです。

 

 


昨日は日曜日で、『報道2001』とNHKの岡田外務大臣の番組それに、悪名高き『サンデープロジェクト』をざっと見ました。八ッ場ダムの話は地元住民への同情を空気にして絵を作っていますが、本当の問題には切り込めません。半世紀以上にもわたって公共の財源にむしゃぶりついて『土建権益』の甘い汁の裏事情は見事にスルーしていました。

http://tekcat.blog21.fc2.com/blog-entry-939.html

NHKは相変わらず醜いほどの、アメリカ軍産(GHQの末裔の奇形化した怪物)の手羽先ぶりを見せつけていました。米国べったりの糊で固まったアタマでは、どうしてもインド洋給油活動の継続の言質をとりたくて、蠅のように五月蠅く、『単純延長はない』の意味を巡って付きまとっていました。政治家とくに外務大臣のお仕事ともなれば、上品さが不可欠です。見ていて可愛そうになりました。私なら左近尉を読んできて、『くどくどウザッテえんだよ。ハエみてえに。』続けて『そもそも、テメエの国民コロしておいて、アフガン侵略ったあ罰当たりなこったァ。そのチンコロが日本放送教会ったあ嗤わせる。』と言わせてしまいますが……。

 

て今日のメーンテーマはやはり田原総一朗いわく『平成の徳政令』です。田原はこの政策を善政か悪政かなどとトボケていますが、、『本当の金融改革(貸し出し安定化)』法案作成は日本再生には不可欠です。

田原の次に続くコーナーでは、野村総合研究所のチーフエコノミストであるリチャード・クー氏とローレンス・サマーズのお友達、榊原英資の当番でした。榊原氏は書籍を読んでみるかぎりに於いては、真面目な経済学者の体を為してはいますが、どうしてテレビではいつも良く言えば”微笑み”悪く言えばにやけているのでしょうか。クー氏の経済分析には概ね同意する部分が多いのですが、今回は物足りなかったですね。

両者とも財政出動の必要性を語っていました。麻生政権の末期の占拠→選挙対策にも見まがうばかりの、支持基盤へのばらまき出動にはさすがに呆れました。国債増発を前提にした財政出動は究極の『公金着服』と私は思っています。

政治は本来は、経済の行き過ぎや偏りをチェックする機能があるはずです。しかし、現実には自動車の買い換え補助金にも見られるように、一部の経済の手下に成り下がっている観があります。

コウゾウカイカクが壊したものは、産業経済への安定した資金提供でした。榊原や其の他大勢の提灯持ちたちが、『経済への政治の不当な介入』などと言い立ててはいました。ならばあの『小泉金融改革』はいったい何と言えば良いのでしょう。『ヤクザ政治が銀行を無理矢理潰す』のは”不当な介入”を遥かに通り越しているから、介入とは言わないのでしょうか。

『どれだけ巨額の公的資金が金融に注入』されたのか、スポンジ頭にはその記憶の残渣さえも引っかかってはいないのでしょうか。

『金融改革』の美名の下に、産業経済から奪われたものは、<バランスシート不況>で有名な、クー氏もかつて言っていましたが、年間50兆円の事業資金です。金融の目的は産業界への資金の提供と利息の受け取りです。大きな利益を生む産業は既存産業モデルの谷間から、隙間から生まれます。新規産業が成功すれば其れに関わった金融も果実を得ます。しかし、失敗続きの金融は退場を余儀なくされます。日本金融は護送船団方式でぬくぬくしていましたから、頭がモヤシになってました。だから『金融改革=不良債権処理』には抗すべくもなく、元本引き上げに邁進しました。環流し行き場を失った資金は、米英の詐欺師金融に流れました。農林中金が最悪の例です。

産業の本当の現場を知っている、亀井大臣は日本の金融にバンカーとしての基本的才覚の無いのを見抜いています。ですから、返済の三年猶予という借り手側からのアプローチだったのです。どぶ板を踏んで、町工場や商店主などの声を直に聴いている政治家と、かび臭い書籍の中から思惟を巡らす”学者”では天と地です。天は上の空で空想の世界。地は現実の人間の世界です。

学者は財政出動の殆どの金額が、関係業者の金庫に不当な利益金としてストックされてしまうことを知らないのでしょうか。その剰余資金は経巡って、金融投資の原資となります。
金融機関(平たく言えば株屋)のエコノミストのクー氏が知らないはずはありません。と思うのですが。

 

 

☆m(._.)m☆ 左近尉の付録


穀潰しには、物はやらない。

▲クリックしてご覧下さい。

 

 

  『株式日記と経済展望』
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/af1f1bfcfba0db02ca4260752de6c1f5
   上記に(2009年02月23日)投稿したコメントの紹介。

 

 

  ▼付録の一部です。

 

 

其の他の、例えば、民主はもとより、社民、共産党などまでも、同類と思われます。彼らも、日本国の一番の、寄生者である、アメリカ政府や、金融を、根源的(ラジカル)には、批判できていません。彼らも、寄生的特権者なのでしょう。

 

 

 

 

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