我が郷は足日木の垂水のほとり

文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

オバマ米大統領:アフガン新戦略 11年7月撤退開始、治安確保へ3万人増派

2009年12月01日 | 記事紹介

毎日jp

http://mainichi.jp/select/world/news/20091202dde001030003000c.html

2009年12月2日配信

 

  記事の紹介です。

オバマ米大統領:アフガン新戦略 11年7月撤退開始、治安確保へ3万人増派

 【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は1日夜(日本時間2日朝)、アフガニスタン戦略について、ニューヨーク州の陸軍士官学校で演説し、3万人のアフガン駐留米軍の追加増派を決定したことを発表した。2010年夏までに展開する。一方でアフガン治安部隊(軍・警察)の強化を急ぎ、「18カ月後に米軍は帰還を開始する」として、11年7月までに米軍撤退の道筋をつけることを明言した。(6面に演説要旨)

 3万人の米軍は、反政府武装勢力タリバンの牙城である南部や東部に派遣される。大統領は、アフガンが再び、国際テロ組織アルカイダの活動拠点になるのを防ぐため、タリバンの勢いをそぐ必要性を強調。増派の目的として「武装勢力の掃討と、主要な人口集中地区の治安安定」に加えて、「有能なアフガン治安部隊の強化」を挙げた。

 アフガン増派は、今春の2万1000人に続くもの。駐留米軍は現在の6万8000人から10万人規模となる。

 大統領はまた、同盟国からも「一層の貢献があると確信している」と述べた。米軍を含む外国部隊の増強が結果として「アフガン治安部隊への(治安任務の)移譲を加速し、11年7月の米軍の撤退開始につながる」と強調した。

 国務省によると、4日にブリュッセルで開かれる北大西洋条約機構(NATO)外相級会議で、クリントン国務長官が改めて各国に派兵を要請する。

 大統領は、ベトナム戦争の再現を懸念する声が米国内にあることや、今回の派兵は年間300億ドルの費用がかかり、財政的に苦しい判断であることを認めた。その上で、「必要な戦争」と位置付けるアフガン戦争への理解を求めた。

 2万1000人の増派を含む包括的なアフガン戦略を3月に発表した大統領は、8月のアフガン大統領選後に戦略の再評価を行うとしていた。同月末、アフガン駐留米軍のマクリスタル司令官が「アフガンの状況は深刻」とする報告書をまとめ、4万人の追加増派を要請。政権内で見直し作業を進めてきた。

 ◇アフガン側の理解・努力要請

 【ワシントン草野和彦】新たなアフガニスタン戦略の発表に先立ち、オバマ大統領は11月30日、アフガンのカルザイ大統領と電話などで協議し、新戦略への理解とアフガン政権の努力を求めた。

 ホワイトハウスによると、オバマ大統領は、アフガン治安部隊の早急な強化の必要性を強調。米国と国際社会の取り組みは「無制限ではない」とし、「今後18~24カ月のうちに」目標が達成されているかが評価されることを伝えた。

 また、パキスタンのザルダリ大統領には1日に電話し、過激派掃討へのパキスタンの取り組みを支援していくことを約束した。

==============

 ◆米大統領演説の骨子◆

一、国際テロ組織アルカイダを解体する

一、アフガン治安部隊と政府の能力を高める軍事戦略を追求する

一、10年初めから米軍3万人を増派する

一、同盟国に貢献を要請した

一、11年7月に米軍撤退を始める

一、民生支援を強化する

一、パキスタンとの連携は不可欠

一、アフガン作戦はベトナムとは違う

一、追加の戦費は年間300億ドル必要

毎日新聞 2009年12月2日 東京夕刊

  記事の紹介終わりです。

 

 

我が郷……』の本日記事へは、  をクリックしてお進みください。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イタリア | トップ | 「ブログ市長」が語る食税族... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

記事紹介」カテゴリの最新記事