我が郷は足日木の垂水のほとり

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GX ロケット向けのエンジン開発(29億円)のみ継続

2009年12月24日 | 記事紹介

毎日jp

http://mainichi.jp/life/today/news/20091226ddm008010045000c.html

2009年12月26日配信

 

  記事の紹介(抄出)です。

10年度予算案:決定 仕分けで削減限界 「衣替え」で復活事業も

 財務省は25日、無駄削減を狙った行政刷新会議の「事業仕分け」結果の10年度当初予算案に対する反映状況を公表した。それによると、仕分けで「廃止」「予算見送り」などと判定された事業の見直しで概算要求段階から約1兆円の予算を削減。公益法人などが保有する基金の国庫返納で約1兆円の歳入増となった分と合わせると計2兆円の節約効果があったという。仕分け人が9日間にわたり予算要求官庁の担当者らを厳しく問いただした「事業仕分け」の様子は大きな話題となったが、当初目指した3兆円の節約には届かず、鳩山政権の財政改革はなお道半ばの状況だ。【寺田剛】

 「国民の常識からみれば明らかにおかしい事業がたくさん見つかった」。鳩山由紀夫首相は25日夕の臨時閣議後の会見で、事業仕分けの効果をアピールした。歳出削減では、「廃止」と「見送り」などで少なくとも7500億円(毎日新聞調べ)が削減対象とされ、これを受けて政府・財務省は6900億円以上を削減するよう各省庁に求めた。最終的に削減幅が1兆円まで膨らんだのは「土地改良事業費削減など、民主党の要望が加わったため」(財務省)だ。

 仕分けで「政府首脳が宿泊するだけで、1泊15万円のスイートルームの料金が100万円に跳ね上がるのはなぜか」と追及された国際会議の開催費。やり玉にあがった来年11月に横浜市で開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)など大型国際会議の開催経費(132億円・外務省)は、仕分け結果をフルに反映し2割の削減となった。館長を務める宇宙飛行士の毛利衛さんが予算存続をかけて仕分け会場で熱弁をふるった日本科学未来館(23億円・文部科学省)。「予算縮減」と判定されたが、概算要求から1億円のマイナスにとどまった。一方、同じ科学分野でも、「予算計上見送り」と判定された官民共同開発の「GXロケット」(58億円・文科省)は事業の取りやめが決まり、ロケット向けのエンジン開発(29億円)のみ継続されることになった。

 ◇結果に沿って査定

 財務省の主計官らは25日の予算編成を終え、「仕分け結果に基づいて査定した」と口をそろえ、民主党議員や識者らによる仕分けが財源捻出(ねんしゅつ)に苦しむ査定当局の助けになったことを強調した。

 事業仕分けは、独立行政法人や公益法人の“埋蔵金”にもメスを入れた。各法人が過去に国から受けた補助金を複数年度にわたる事業用資金などと理由を付けてプールしている基金などで、仕分けチームは「予算のムダ遣いの温床」と指弾。約1・2兆円(毎日新聞調べ)を「国庫返納」するように求めたが、10年度当初予算では約1兆円の返納が決まり、おおむね仕分け通りとなった。具体的には、厚生労働省が託児所設置費などを助成する「こども未来財団」の基金(312億円)をはじめ同省所管の基金2800億円の返納を決めたほか、藤井裕久財務相が名指しで「仕分けに沿った見直しが極めて不十分」と批判した農水省も3046億円の返納を余儀なくされた。

 ◇復活申請は2件

 一方、スーパーコンピューター(スパコン)の推進(267億円・文科省)のように、仕分け結果に対抗して、所管省庁が「復活」を申し出たのは2件だけだった。

 ただ、「ニート」と呼ばれる若者の生活訓練を支援する若者自立塾事業(3億円・厚労省)のように、形式上は仕分け判定通り廃止されたが、既存の基金を活用して衣替えして「復活」した事業もあった。

  記事の紹介終わりです。

 

 

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