http://www.asahi.com/national/update/0327/TKY201003270204.html
2010年3月27日配信
記事の紹介(抄出)です。
ギョーザ工場は操業停止したまま 住民「過去のこと」
【石家荘(中国河北省)=峯村健司】冷凍ギョーザの製造元、中国河北省石家荘市の天洋食品は27日朝も門が閉ざされたままだった。周囲は再開発で高層マンションが立ち並び、河北省政府関係者によると、工場は近く取り壊すことが検討されている。
工場の警備員は容疑者の拘束について「何も聞いていない」とだけ答えた。工場は事件以来2年以上操業を停止したままで、建物は割れた窓が目立つ。近くに住む女性は「出入りする従業員はまばらで、警察官の姿もほとんど見ない」と話す。
近所の住民は事件の進展を知らず、「過去のことで興味がない」という声がほとんど。工場近くの果物商の男性(48)は「天洋食品の従業員はみなまじめで、罪を犯すわけがない。中国政府が無理やり犯人をでっち上げたのではないか」と憤る。
一方、食品安全問題を管轄する石家荘市の質量技術監督局当局者は「やっと事態がはっきりした。これはいいことだ」と語った。
天洋食品に約850人いた臨時工は、農村出身の出稼ぎ者がほとんどで、事件後は解雇されて故郷に戻ったり、転職したりしている。地元の捜査関係者によると、拘束された呂月庭容疑者(35)を含め、問題となったギョーザが製造された2007年6月3日、同10月1日と20日に出勤していた臨時工らは、捜査当局が定期的に事情聴取していた。
記事の紹介(抄出)終わりです。