http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100823-OYT1T00960.htm
2010年8月24日配信
記事の紹介です。
テヘラン=久保健一】イランのアフマディネジャド大統領は22日、同国が開発を進めていた無人爆撃機「カラール」(ペルシャ語で「攻撃者」の意味)が完成したと発表し、国営テレビは同機が離陸、飛行する模様を放映した。
同国保守派系ファルス通信によると、同機は移動可能な発射台から打ち上げられ、航続距離は約1000キロ・メートル。事実とすれば、ペルシャ湾岸の米軍基地への攻撃も可能となる。巡航ミサイル4発、または、115キロ・グラム爆弾2発を搭載できるという。
大統領は、同機の完成で「敵が行動を起こす前に、敵の拠点を撃破することが可能になる」と述べ、先制攻撃での使用を想定していることを明らかにした。国営通信は、「米国などが無人爆撃機技術を独占する状態が、これで崩れた」と報じた。
地上から遠隔操縦が可能な無人爆撃機は、米国が開発した「プレデター」改良型が、2003年のイラク戦争で実戦投入された。米軍は、アフガニスタン、パキスタンで、イスラム武装勢力タリバンなどに対する攻撃にも使用している。
(2010年8月23日19時48分 読売新聞)
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