俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■色彩俳句573「春泥のあちらこちらが焦げている」(稲葉明日香)

2022-03-10 04:56:00 | 色彩俳句

○色彩俳句573・焦げ色3・稲葉明日香01・2022-03-10(木)
○「春泥のあちらこちらが焦げている」(稲葉明日香01)
○季語(春泥・三春)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)【→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえけこすせそちつてとにぬねのはひふへほむめもゆ~)】【→俳句結社索引

【鑑賞】:77年目の東京大空襲忌(1945)。ところどころに焦げ色のある春泥。いまいたるところに再開発の槌音が響く東京。季節の循環と歴史の推移の上に日本の国土は成り立っている。

稲葉明日香(いなばあすか)
○好きな一句「秋思の夜螺旋階段もわたしも水」02
○季語(秋思・三秋)(引用同上)

【Profile】:1926年埼玉県出身、秩父市在住。1987年俳誌「」(→山﨑十生主宰)入会。「紫」無門集同人。「紫」新鋭賞、山紫賞、作品賞、星雲賞等受賞。

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