俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五体俳句538「ひよめきを震はせて泣く雲の峰」(『豊受』2012)(中村与謝男)

2021-07-08 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句538・ひよめき1・中村与謝男01・2021-07-08(木)
○「ひよめきを震はせて泣く雲の峰」(『豊受』2012)(中村与謝男01)
○季語(雲の峰・三夏)(「俳句201706」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:五体初登場の「ひよめき」。netの解説では「乳児の頭の前頂部の、骨と骨との間のすきま。脈搏につれて動く。おどりこ。」ということです。漢字では「顋門」。語感からしても、すでに震わせて泣いています。


中村与謝男(なかむらよさお)
○好きな一句「種痘痕窪みて昭和遠のく夏」02
○季語(夏・三夏)
【Profile】:1959年京都府出身、滋賀県大津市在住。1985年→鷹羽狩行の「」入会。1990年「」入会、→辻田克巳に師事。1995年「幡」5周年特別作品受賞。18年『楽浪』により第29回俳人協会新人賞受賞。滋賀県出版文化賞受賞。「幡」日月集作家。

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