○五体俳句538・ひよめき1・中村与謝男01・2021-07-08(木)
○「ひよめきを震はせて泣く雲の峰」(『豊受』2012)(中村与謝男01)
○季語(雲の峰・三夏)(「俳句201706」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:五体初登場の「ひよめき」。netの解説では「乳児の頭の前頂部の、骨と骨との間のすきま。脈搏につれて動く。おどりこ。」ということです。漢字では「顋門」。語感からしても、すでに震わせて泣いています。
○中村与謝男(なかむらよさお)
○好きな一句「種痘痕窪みて昭和遠のく夏」02
○季語(夏・三夏)
【Profile】:1959年京都府出身、滋賀県大津市在住。1985年→鷹羽狩行の「狩」入会。1990年「幡」入会、→辻田克巳に師事。1995年「幡」5周年特別作品受賞。18年『楽浪』により第29回俳人協会新人賞受賞。滋賀県出版文化賞受賞。「幡」日月集作家。
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