俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句367・黒24・大木さつき1・2018-2-21(水)
○「黑といふ春光にあり孔子廟」(『待春』)(大木さつき1)
○季語(春光・三春)(「角川俳句大歳時記・春」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:孔子廟の色合いといえば朱色系が思い浮かぶ。黒っぽい孔子廟を調べてみたら見つかった。「→湯島聖堂」である。あの黒づくめの聖堂と春光はよく似合いそう。掲句が果たして「湯島聖堂」を詠んだものかどうかは定かではないが。
●大木さつき(おおきさつき)
○好きな一句「沖船の余波たたみくる鱵汲む」(「角川俳句大歳時記」)2
○季語(鱵サヨリ・三春)(「俳句201705」より引用)
【Profile】:1930年長野県出身。「ホトトギス」同人。夫・大木格次郎が東京で創刊した「浮巣」を継承主宰。