俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句0322・片寄り(空間)03・押野裕01・2017-03-12(日)

2017-03-12 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句0322・片寄り(空間)03・押野裕01・2017-03-12(日)
○「春疾風飛ぶ鳥の血の片寄り」(『雲の座』2011)(押野裕01)
季語(春疾風・三春) 「はるはやてとぶとりのちのかたよりぬ」(「俳句201209」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:春の強風の中を飛ぶ鳥。遠心力により傾く血。「→本堂に婆が片寄る寒さかな」(阿部静雄)・「→菖蒲湯の菖蒲片寄り沸きゐたり」(篠原温亭)に次いで3句目の「片寄り」俳句。

 

押野裕(おしのひろし)
○好きな一句「薄氷の上なる水や吹かれをる」02
季語(薄氷・初春) 「うすらひのうえなるみずやふかれをる」(「俳句201202」より引用)

【Profile】:1967年、神奈川県小田原市出身。1995年に→小澤實に師事し、「」に入会。その後「」創刊に参加。2003年に「澤」新人賞を受賞。2005年~08年にかけて「澤」編集長。第1句集『雲の座』で第35回俳人協会新人賞。


押野裕掲載句
03喫茶店扉開けをる祭かな(祭・三夏)〈特集652・商店俳句2-6喫茶店〉2024/6/14

 

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