俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○方法俳句0320・光の物質化06・北村保01・2017-03-02(木)
○「うすらひに朝の光のひびくなり」(『伊賀の奥』1997)(北村保01)
○季語(うすらひ・春) 「うすらひにあしたのひかりのひびくなり」(「俳句200011」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:太陽光線は薄氷にとっては物質である。春の朝日は薄氷にじんじんと響きながら、ゆっくりと融かす。
●北村保(きたむらたもつ)
○好きな一句「啓蟄の地より出てゐる縄の端」(第36回1990角川俳句賞受賞作「寒鯉」50句中の1句)02
○季語(啓蟄・春) 「けいちつのちよりでてゐるなわのはし」(引用同上)
【Profile】:1952年、三重県伊賀町出身、在住。1971年、県立上野高校普通科卒業。伊賀町役場に勤務。1973年、交通事故により全身麻痺の障害を受く。1978年、5年間の入院生活を経て、家庭復帰。俳句を始める。「風」→沢木欣一に師事。後「山繭」→宮田正和に師事。「寒鯉」にて1990年第36回角川俳句集受賞。1997年度俳人協会新人賞受賞。