俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句0322・質感=重018・井越芳子01・2017-03-13(月)

2017-03-13 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句0322・質感=重018・井越芳子01・2017-03-13(月)
○「春陰や鳥の重さの砂袋」(『鳥の重さ』2007)(井越芳子01)
季語(春陰) 「しゅんいんやとりのおもさのすなぶくろ」【→五感俳句-索引1索引2索引3 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:「春陰」というやや暗い重さをもつ季語に取り合わせたのは「砂袋」。その量感を「鳥の重さ」と表現した。決して鳥が入っている袋ではないが、袋の膨らみも見えてきそうだ。

 

井越芳子(いごしよしこ)
○好きな一句「どの石もゆふべの落花浴びてをり」(『鳥の重さ』2007)02
季語(落花) 「どのいしもゆふべのらっかあびてをり」

【Profile】:1958年東京生まれ。1984年「」入会。1995年「青山」入会。「青山」同人、俳人協会幹事、国際俳句交流協会会員。『鳥の重さ』により第31回俳人協会新人賞受賞。

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