俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0205・月=十二月(時間)09・横山美代子01・2014-12-20(土)
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○「旧道の灯の仄暗き十二月」(横山美代子01)
季語(十二月・冬) 「きゅうどうのひのほのぐらきじゅうにがつ」
【鑑賞】:「仄暗き」とありますが、決して暗い雰囲気の句ではありません。新たな何かが生まれ得るようなほの暗い旧道の燈火です。十二月が末尾にくる句はどっしりと座りのよい句になります。
○横山美代子(よこやまみよこ)
●好きな一句「京に来て雨となりたる蕪蒸」(「俳句」201003)02
季語(蕪蒸・冬) 「きょうにきてあめとなりたるかぶらむし」
【Profile】:1920年、大阪府出身。昭和41年→飯田蛇笏の師系、「ひこばえ」の→南部憲吉門に入る。「ひこばえ」主宰継承。