●五体俳句0103・胸04・吉田鴻司・2012-11-13
○「白鳥の胸を濡らさず争へり」(吉田鴻司01)
季語(白鳥・冬)
群れのなかで、争いをしている白鳥がいます。湖の水をはねながら争っているのですが、胸の羽毛は決して濡らすことはありません。白鳥としての誇りです。
○吉田鴻司(よしだこうじ)(1918~2005)
代表句「蛇去つて戸口をおそふ野の夕日」02
季語(蛇・夏)
静岡県静岡市出身。1927年→嶋田青峰に師事、同門の→秋元不死男らの指導を受ける。1958年、→角川源義に師事、「河」創刊に参加。前同人会長、最高顧問。1994年、第3句集「頃日」が第34回俳人協会賞。
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