俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句079・痛覚03・佐藤清美・2012-05-28
○「闇に鳥を放つ痛みや投函す」(佐藤清美01)
季語(無季)
ポストに手紙を投函するとき、ポストの闇へ鳥を放つような痛みを感じた、という句です。白い手紙が白い鳥となって羽ばたいていくかのようです。
○佐藤清美(さとうきよみ)
代表句「梯子には月を磨きに行く少年」02
季語(月・秋)
1968年生まれ。21歳のとき、「俳句空間」という雑誌に出会ったのが、俳句を始めた直接のきっかけ。主に雑誌投句。結社には所属せず。 2001年、→林桂代表の同人誌「鬣TATEGAMI」創刊に編集委員として参加、同同人。現代俳句協会会員。→林田紀音夫、→高柳重信に傾倒。