俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句075・不明011・沼尻巳津子・05-03
○「目覚めけり青き何かを握りしめ」(沼尻巳津子01)
季語(無季)
さて、方法俳句の「不明」第11弾。目覚めたときに手のひらのなかに握りしめていた「青いもの」とは一体何だったのでしょうか。どうしても知りたいのですが、知る術はありません。それが不明俳句なのです。
○沼尻巳津子(ぬまじりみつこ)
代表句「舞ふ鳶ひとつ心の中に熱かりき」02
季語(無季)
1927年、東京生まれ。1972年より作句。1976年より→高柳重信に師事。「菜殻火」「俳句評論」を経て「草苑」「俳句未来同人会」「あのあの会」同人。第36回現代俳句協会賞受賞。
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沼尻巳津子掲載句
2012/05/13 03真清水も病みて野をゆく初夏よ(初夏)〈次元・通過(空間)〉