俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句076・視覚05・高田蝶衣・05-07
○「窓あけて見ゆる限りの春惜む」(高田蝶衣01)
季語(春惜む)
五感俳句のなかでも視覚は、俳句を詠むうえであまりにもあたりまえ過ぎて、むしろめだちません。色彩俳句も三色絵俳句もすべて視覚に依っているからです。「視覚俳句」では特に「見る」や「見える」の語句のある句を挙げました。
○高田蝶衣(たかだちょうい)(1886~1930)
代表句「夏立つや未明にのぼる魚見台」02
季語(夏立つ)
兵庫県淡路島出身。1904年、早稲田大学に入り、これより→高浜虚子の知遇を受ける。後、病を得て退学し帰郷。虚子が俳句を去った後、中川四明、→大谷句仏の「懸葵」、→臼田亜浪の「石楠」とかかわる。1917年末、神戸の湊川神社に主典として奉仕したが、病再発して故郷に帰り、44歳で死去。