重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

なぜ、ここに?

2007-08-27 | つれずれ
先週末に出掛けた静岡では、
途中で通りかかった掛川市「龍尾(たつお)神社」にも少し立ち寄ってきました。



「花庭園」が美しい、と聞いていたからです。


ところが――。

季節を間違えていました。

花庭園が美しいのは、
2月の「しだれ梅」と
6月の「紫陽花」の季節で、
いまは何も咲いておらず、閉園中なのだそうです。

ま、こんなこともありますって。


というので、
お参りを済ませたあと、境内をパチリパチリ。



        





ここ「龍尾神社」は、掛川城主だった山内一豊と縁が深い由緒ある神社なのだそうですが、
ざっと見た限りでは、
とりたてて特徴は見受けられません――

――というので、そのまま踵(きびす)を返して帰ろうとした時、
視界の片隅に「ある物」を捉え、一瞬目を疑いました。


その「ある物」が何か、
お分かりですか?


「行ったことがないのに、そんなの、分かるはずないじゃない」などと、
無責任なことを言わないでくださいね。
諸兄もたった今、
ご覧になったはずなんですから。


そうです。
3枚続けた真ん中の写真の右端に、ちゃんと写っているでしょ?

これです。



はい、
紛れもなく、「ドラえもん」です。



「ドラえもん」の石像が、なぜここにあるの?
龍尾神社と、どんな関係があるの?

当然湧いた疑問を、
お札を売っていた社務所の宮司さんに聞いてみました。
「WHY?」


「うーん、まあ、そのー、つまりー、そういうことです」

はい? 怪訝な顔をして、返答をさらに待っていると――

「ま、子供たちが喜ぶから、それでいいじゃないですか」

さっぱり要領を得ません。
けれど、理由をあまり詮索してほしくないらしい雰囲気は伝わってきましたので、
「ああ…、そうなんですかあ…」と、消化不良のモヤモヤをお腹いっぱいに残したまま、
引き下がってきました。


由緒正しき龍尾神社と「ドラえもん」――。

この、絶妙な「ミスマッチ」をすんなり受け入れられない私は、
人間としての修行が、まだまだ足りないんでしょうな、たぶん。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
龍尾神社 (miko)
2007-08-27 22:18:07
ずばりそれは狛犬です(笑)
すんなりと受け入れていただけるでしょうか。
同感 (ピーちゃん)
2007-08-27 22:46:24
…ん…、
私もすんなり受け入れられない一人かも・・・です

子供たちが喜ぶ、って理由がなんとも?????
んにゃ。 (mikoさんへ)
2007-08-27 23:28:01
すんなりとは、受け入れがたいですねえ。
だって、「ドラえもん」は一体だけで、一対になっていなかったんですから。

たぶん、あの宮司さんの個人的趣味ですよ。そんな顔してましたもん、たぶん50代なのに、童顔で。
Unknown (いなほ)
2007-08-27 23:30:26
 つまらない理由か、ほほえましい理由か、どちらにせよ、“とても”が付きそうな理由なんだろうなあと想像しています。

 それにしても、その質問の答え。必ず聞かれるとわかっているのだから、設置したと同時に、心ときめくような理由を考えておくのが、思いやりではないのかなぁ。
ですよねえ。 (「ピーちゃん」さんへ)
2007-08-27 23:37:55
子供たちは、見ればたしかに喜ぶかも知れませんが、まず問題は、人気の少ない山の中腹にあるあの神社まで、子供たちが足を運ぶかどうかなんですよねえ。

それより、著作権はどうなってるんでしょうか、気になるんですけど。

あらかじめ… (いなほさんへ)
2007-08-27 23:53:02
予想される質問への答えを用意していなかったということは、少なくとも「ドラえもん」を売り物にして子供連れの参拝客を増やそうという魂胆はなかった、と思いたいですよね。
それなら、ま、いいっか、なんて思ったりもしますけど。
どらえもん (kawa)
2007-08-28 00:20:26
前日の「石松さん」といい、今日の「どらえもん」といい、なかなか目立ちますね。

確かに、「どらえもん」を置く理由が、面白くないですね。
なるほど、と思えるか、そんな馬鹿な、という理由が欲しかったです。
「お笑い時代」だからなのか… (kawaさんへ)
2007-08-28 22:15:57
近ごろは「オチ」がないと皆さん納得しない世相ですから、宮司さんも大変ですよね。

ともあれ、たしかに「石松」といい「ドラえもん」といい、静岡県人はちょっと変です。

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