今年初 ルリタテハ。
目の前から飛び立ち桜の木の枝に止りました。
止って翅を閉じると、完璧な保護色。
そうとう目を凝らさないとわかりません。
このように翅を閉じて越冬していると、なかなかわからないわけですね。
4月29日 小金井公園
ハイチアート展は5月2日まで。
今日紹介するアーティストは、ギ・ジョセフ
独特の幻想的な作品はハイチアーティストの中でも高い人気を得ています。
主催者の井上ジェイさんの解説によると、
以下 解説引用
「ギ・ジョセフ(1957~)は独学で絵を描いていたが、たまたま有名画家の
ムラ・サン・ビーユの目に止り、指導を受けるようになる。
およそ1年そのアート・アカデミーで基礎を学ぶ。テクニックを身につけて1985年
ポルトー・フランスに戻ると、その空想の風景画は大評判になる。各国のエキジビジョンに招かれることも多く、ドイツのベルリン美術館が購入したことでも知られている。ハイチの新世代の代表の1人である。」
以上 引用終り
この絵を見ていると、
なんだか描かれている世界に引き込まれそうな感じがしてきます。
雲の上としたの、ブルーから淡いピンクに変わるグラデーションが素晴らしい。
大木を登っていった道の上、雲の中に居る2人は何の象徴なのだろうか。
結婚したての若いカップルにも思えるし、天国に召されたにも思えます。
道に描かれている小さな石の様な物は何なのだろう?
言い忘れていましたけれど、ハイチアートには
絵の題 画題がありません(ほとんど)。
画家が何を伝えたかったのか?
どんなコンセプトで描いたのか?
それは見る人の想像にゆだねられています。
ただ描きたいから描いた。
そんなシンプルな欲求によって描かれた絵かもしれません。
だから楽しいのかもしれません。
自分で絵の題名を考えてみる、
それもハイチアートを鑑賞する楽しみの一だと思います。
僕はこの絵の題名を
「天樹(テンジュ)」としてみました、
天国へ続く樹という意味です。
どうでしょうか?
ハイチアート展は5月2日まで、
復興支援ハイチアート展、
今日紹介するアーティストはデュドンヌ・ルアネ 。
ヘイチアンアートの一つのテーマとして確立されている、マルシェ(市場)の絵画です。
主催者 ジェイ井上さんの解説によると、
以下引用
デュドンヌ・ルアネ(1920~)
もとは大工だたが、30歳に近づいた頃から絵を始めた。
アートセンターから分派した造形美術センターに参加し、
マーケット(市場)などの日常や、
ブードゥーの儀式の様子などを題材にすることが多かった。
手法は巨匠ジェラール・ヴァルサンに似ていて、年長ではあるが、
フォロアーの1人と目された。
近年目が不自由になって創作できなくなったと伝えられる。
以上 引用終り
マルシェ(市場)をテーマにした絵画は、
この絵を含め計4点。
最初にマルシェを描いた絵から、少しづつ絵が、進化、あるいは深化、
している様が一目見てわかる並べ方になっています。
会場にお越しのさいには、気軽に係りの人に声をかけて聞いてみてください。
きっと喜んでヘイチアンアートについて語ってくれると思います。
復興支援 ハイチアート展は 流山生涯教育センターで5月2日まで。
詳しくは ここをご覧ください。
復興支援・ハイチアート展のアーティスト紹介。
今日はエリック・ジャン・ルイ。
このハイチアート展主催者のジェイ井上さんの解説によると
以下 引用
「エリックジャンルイは若くから天才と呼ばれたアーティストで、 1957年生まれ。
1977年から1984年までアメリカ、カリブ海諸国、スイス、デンマーク、フランスなどからエキジビジョンのオファーが続き、
1983年にはエールフランスのポスターのコンペティションで2位に入るなど話題となり、多くの雑誌や、ニューヨークタイムズ、マイアミヘラルドなどの新聞で紹介された。
その後、アメリカのパトロンに召抱えられ、一般の目に留まる機会が少なくなった」
以上引用終わり
天才ゆえにパトロンに召しかかえられ、その絵が一般の人の目に留まる機会が
少ない。
つまり大金持ちが抱え込んで、大金持ちだけが彼の絵を独占して楽しいでいる。
もったいないことですね。
その貴重な一枚をこの復興支援・ハイチアート展で見ることができる。
これはチャンスです。
この絵を目にした人たちはみな一様に、この絵の
繊細さと、奥行きに感嘆の声を上げていました。
僕もこの絵にしばらく見惚れていました。
じっとこの絵を見ていると、朝もやの中から、オールを水に浸す音とか、
鳥の声が聞こえ来るような気がしました。
アート展を見終わったお客さんに
どの絵が一番好き?とアンケートをとっているのですが、
このエリック・ジャン・ルイの絵の人気も相当高いようです。
ちなみにこの絵の隣に彼のお兄さんの絵も展示してあります。
作風は似ているのですが、人によってはお兄さんの絵のほうが好き、
という方もいました。
ぜひぜひ、復興支援・ハイチアート展に足を運んで確かめてみてくださいね。
開催は ゴールデンウィーク 5月2日まで。
まだまだ間に合いますよ。
詳しくは ここをご覧ください。
今日もハイチアート展のお手伝いに行ってきました。
想像を上回る盛況ぶりでした。
やはり、ハイチアートの魅力はすごいと、
一級の芸術作品だと、あらためて実感しました。
ハイチアーティストの描く動物は想像の産物です。
ハイチにはライオンもゾウもシマウマもヒョウもキリンもいません。
彼らはアフリカから奴隷として連れてこられた先祖の子孫です。
彼らが描く動物は、
遠い祖国アフリカへの郷愁があるようです。
この黒ヒョウを描いたパトリック・デルーシュ
彼の描く想像のトラも、黒ヒョウもとてもシンプルだけれど、
とても力強い。
思わずこの絵に釘づけにされてしまう、
シンプルな美しさを持っています。
今日もたくさんの方が展覧会場を訪れ、
そのかたがたの第一印象が、「色がきれい」。
一歩このギャラリーに足を踏み入れた瞬間に、
部屋からあふれる色彩の鮮やかさに、感動された方が多かったようです。
ハイチアート展は開催3日目。
5月2日まで開催していますのでぜひぜひお誘いあわせの上、
来てみてください。
展示絵画55点 展示写真 30点
どれもクオリティの高い作品揃いです。
東京のお住まいの方でも、秋葉原から「つくばエクスプレス」で28分。
流山セントラルパーク駅下車 徒歩三分のアクセス良さ。
詳しくはハイチアート展のWEBで。
昨日 4月22日 ついにハイチアート展がOPENしました。
会場の流山市生涯学習センターの全面的なバックアップもあり、
想像以上の盛り上がりとなりました。
僕も昨日は展覧会場の立会いをさせていただきました。
絵画 56点 写真 30点
個性的な絵と、震災現場の大変さを伝える写真の数々。
来場された方の、一枚一枚じっくりとご覧になって居る姿が
印象的でした。
ハイチアートを描くアーティストは3万人とも言われています。
ですから3万通りの個性とバリエーションがあります。
今回のアート展はその中からの選りすぐりの作品。
一枚一枚じっくりと見てしまう気持ち、僕も良くわかりました。
そして見ているうちにその絵が欲しくなってきます。
日本のアート作品を見ても欲しくなるのはそんなにないのに、
欲しくなるハイチアートはそれだけ心に響く何かを持っている。
そんな感じもしました。
アート展は 5月2日まで開催されています。
ハイチアートを見て、ハイチの復興支援に役立てよう。
その趣旨に賛同いただける方は、ゼヒゼヒ会場に足を運んでください。
よろしくお願いします。
アート展の内容についてはここをご覧ください。
今の時期だけに発生するツマキチョウ。
春の訪れを告げる蝶の一種です。
モンシロ、スジグロシロチョウと混飛しており、
よく注意して見ないと、それがツマキチョウと判別つきにくいです。
特に翅が白い雌はそうです。
スジグロチョウの小型のタイプとまぎらわしい。
羽の先が黄色くなっている雄は、なんとなく見分けがつきそうですが、
飛んでいると翅の先端の黄色もそんなに目立ちません。
そしてなかなか花に止らないし、止ってもすぐに飛び上がってしまう。
撮影者泣かせの蝶です。
数年前は武蔵野市でも沢山見かけたのですが、
この2~3年は、生息数が少なくなったように思います。
同じシロチョウ科で生息域も重なっているのに、
何度も発生するモンシロチョウ、スジグロチョウ、
年に一度発生ののツマキチョウ、
その差はどこにあるのだろう?
食草は、調べてみたら、
アブラナ科の(ハタザオ、タネツケバナ、イヌガラシ、ナズナ、ダイコンなど)の
花や果実。
春限定の植物でもないので、通年発生しても良さそうなものです。
春に産卵して、夏までに蛹となって、夏から翌年の春まで、
ずっと蛹のまま過ごす。
この生態は春の使者、ギフチョウにも似ています。
なんだか、すごい一生ですね。
飛べる期間はほんの2週間。
9ヶ月から10ヶ月は、蛹のままじっとしている。
そうとう忍耐強いというか、
数年間じっと壁に向かって座禅をしていた、
達磨大使のような、ストイックさがこの蝶のライフサイクルにはあるみたいです。
今の時期限定のツマキチョウ、
今度は雄の撮影にトライしてみようと思います。
4月11日 野川公園(三鷹)
別名バナナムシ。
昆虫写真家の海野和男先生も「バナナムシ」という本を出版なされています。
そんな愛称がつくほど皆に慕われている虫だと思います。
わが町、武蔵野市でも頻繁に見かける虫で、菜園、野原、ちょっとした草の生えている空き地、などに行くと見ることが出来ます。
成虫で越冬するので、このままのカタチで枇杷の葉の裏などに、
沢山固まって寒さをしのいでいる姿をよく見かけましたが、
今年の冬はなぜか会うことが出来ませんでした。
ですからツマグロオオヨコバイに会ったのは半年振りくらいです。
久しぶりです、ごきげんよう!
と声をかけ体ぐらいの愛嬌のアル姿かたちだと思いませんか?
4月10日 小金井公園