goo

走り出したくなる朝

2005-03-31 12:54:44 | Weblog
映画・フォレストガンプで、
トムハンクスが突然走り始めたように、
今日は目が覚めて、
突然走りたくなりました。

それだけ気持ち良い朝でした。
多分今年で1番気持ち良い朝だったと思います。

単純に「ああ走ってみたい」と思ったわけです。
リゾートに遊びに行った朝、
目の前に綺麗な海などが見えると、
「なんかこの風景の中、走ってみたいな」
と思う気持ちに似ています。

ということは、
今日は家の周りがリゾートになった、
という事かもしれません。
それだけ光も空気も素敵でした。
今朝は。

で、走ったわけです。

公園1周約1Km、それを6分で5周。
5Kmを30分で走りました。

ナンバ走りという走法で走ってみたのですが、
それが中々効果的。

右手と右足、左手と左足を一緒に出す走り方です。
そうすると身体がねじれないので疲れが少ないそうです。
最初から最後まで同じペースで走れました。

が、使った事のない筋肉を使ったのか、
昼休みの今は足の筋肉痛。

開花寸前の桜の花芽もきれいだったし、
コブシの花もきれいだったし、
サンシュや他の黄色い木花もきれいでいた。

桜開花前の、ほのぼのとした春を満喫できた今日は、
なんかとても、
Lucky Dayな感じがします。

毎日がこんな朝だといいのにね。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

素敵な出会い

2005-03-28 12:52:47 | Weblog
といっても、
別に素敵な女の人に会えたわけではないのです。

僕の場合はおじいさん。
手も足もお腹も大きい、
隣のトトロのようなおじいさん。

小津安二郎のような帽子をかぶり、
公園の柳の枝の大きな覆いをはずして、
なにやら作業中。

僕も散歩の折々、
その柳の枝の覆いが気になっていたので、
「何をしていらっしゃるのですか?」
と話しかけてしまいました。
「コムラサキの幼虫を飼っているのです」

「エエッツ! コムラサキ! コムラサキですか!」
「そうです、ほら御覧なさい、終令幼虫ですよ」
そこに本当に、
コムラサキの終令幼虫がいるのです。

体色は柳の葉と同じ淡い緑色。
突き出た触角が、鉄腕アトムに似ていて、
葉を食べるにつれて、上下に動くのがとても可愛らしい。
つぶらで小さな目もとても可愛らしい。

写真で見て気持ち悪いと思っている人も、
実物を見るとその可愛らしさに、
参ってしまうはず。
そうじゃない人も多いとはおもうけれど・・・

家から5分の「木の花小路公園」で、
コムラサキを飼っている人に出会えるなんて、
なんという幸運!

武蔵野のファーブル先生は、
(心の中で勝手にそう命名しました)

「蝶の好きな木を植えています、
榎(エノキ)はそこに植えています。」

「という事はオオムラサキや、
ゴマダラチョウの幼虫がいる可能性がありますね?」

「いるかもしれませんね、あっ、居ました、
ゴマダラチョウの終令です。お持ちになりますか?」

「いいんですか?」

「どうぞどうぞ、この様に飴を包むようにティッシュで包むと、
大丈夫です。傷みません。」

「コムラサキの幼虫もお持ちになりますか?」

「えー! ホントにいいんですか?」

「どうぞどうぞ、2~3匹おわけしましょう。」
僕の手のひらに4つの幼虫がティッシュに包まれて乗っていました。

「あの木はハコネウツギ、これがタイサンボク、
ミカドアゲハが来るといいですね、ホソオチョウも来るかもしれません。」
タダモノではない・・・・・この知識・・・この行動力

その上、なぜこの公園に蝶の好きな木を植える事が出来るのだろう?
相当の実力者か?
ひょっとして、昆虫界で伝説と呼ばれている人ではないか・・・

「僕も虫が好きで、最近鳩山邦夫氏の・蝶を飼う日々・を読みました」

「鳩山さんには、いろいろ教えてあげました。
ハンドペアリングを教えたのも私です」

という事は鳩山さんが師と仰ぐ、
T先生ではないのか・・・
謎は深まるばかり・・・・
素敵な蝶のエピソードが、湯水のように涌き出てくる。
そしてなによりも、蝶を心から愛していらっしゃる暖かいお心。

「オオムラサキがゴマダラチョウのように、この公園に生息出来ないのは、
クヌギの数が少ないからです。相当量の樹液を吸って、
それが発酵しないと、卵を産める身体にはならないのです。
皇居でオオムラサキの生息に失敗したのはそれが原因でした。」

皇居のオオムラサキ生育プロジェクトにも参加していたのだ。
謎は深まるばかり。

「私は吉祥寺に住んでいます。
何かあったら訪ねていらっしゃい。」

「えっ、本当にいいんですか?」

「よろしいですよ。」

あっという間に夢の30分が経ち、先生は帰っていかれました。
これを「素敵な出会い」と呼ばずして、
何と呼ぶのでしょう。

その後先生は、日本の蝶のハンドペアリングの草分けで、
鳩山さん始め沢山のお弟子さんに慕われている、
高倉忠博先生と判明。
英文翻訳家としても高名な方です。
木の花小路公園の発起人でもあります。

高倉先生のお住いには、
なんだか敷居が高くてまだ訪問できてない状態です。
気後れしているのでしょう。

いつかは、先生のご自宅にお邪魔してみたい。
そしてこころゆくまで、
蝶の話しを聞いてみたい、
と思っています。

なにはともあれ、
身近にこんな素敵な師が住んでいる事は、
本当に幸運な事だと思っています。











goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

ひどい花粉症

2005-03-27 01:32:22 | Weblog
ついになってしまいました。
僕だけは大丈夫と思っていたが甘かったようです。

自転車に乗っていたら、
涙と、鼻水と、クシャミが止まらなくなってしまい、
我慢できずにコンビニに飛びこんでマスクを買いました。

それ以来は立派な花粉症です。

これだけひどいと自然観察も腰が引け気味・・・
しばらくはマスクが必需品となってしまいました。

写真は1cm未満の小さな花です。
調べても名前は特定できませんでした。
でも綺麗ですね。


goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

野川公園の春・白鷺の餌の取り方に驚いた

2005-03-22 11:35:31 | Weblog
久々に野川公園に行ってみました。

しだれ柳は、緑の葉が芽吹き、
万作(マンサク)は満開、サンシュも満開、
5ミリくらいの青い花(オオイヌノフグリ)にはミツバチが訪れ、
野川の土手には、ツクシンボウがちらほら・・・

春は、野川公園の至るところに来ていました。

「あーっ、気持ちいい-ッ」 と、
川原の土手に腰を下ろしボウ-ッとしていたら、
一羽の白鷺がセッセと餌を探していました。

「いつ見ても優雅な奴」と思って見ていたら、
なにか違和感があるのです、動きが少しおかしいのです。

白鷺は長い足の指先(黄色だとは知らなかった)を、
そうっと前のほうに押しだして、
泥や小石を小刻みにシャカシャカ揺らして、
隠れている小魚や小海老を驚かせて、
出てきたところを捕まえているのです。

指先でシャカ・シャカが違和感の原因だったのです。

今までは、「抜き足、差し足、小魚を見つけ素早く嘴で餌を掴む。」
という「素早く探し、スマートに餌探しをする白鷺」と思っていたのですが、

実は、「抜き足、差し足、つま先で泥や小石を小刻みに揺らし、
隠れ家から小魚を追い出して、嘴で掴む。」
という「追いこみ漁的、泥臭い餌探しをする白鷺」という事がわかったのです。



自分的には大発見!
春の野川公園で一人悦にいっておりました。


自然観察園の池にはまだカエルの卵はなく、
「木の花小路公園」のオタマジャクシがぶっちぎりで、
早い成長を遂げているようです。


道端一面に咲いていた小さな青い花、
オオイヌノフグリを掲載します。 綺麗ですね。


goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

我が家の虫達

2005-03-16 13:07:18 | Weblog
無事冬を越した我が家の虫達を紹介いたします。

①オオカマキリ
 2月中旬に孵化。小さいカマキリがぞろぞろと60匹くらい産まれました。
 さっそくオオクワガタが越冬している大きな水槽に移し、
 その中で羽ばたいている、小さなハエを餌とすることにしました。
 しかし私は大きなミスを犯していたのです。

 水槽のふたを和紙で作り、それを止めるためのセロテープが所々はがれていました。
 それを放置したままカマキリを入れたら、
 翌日沢山のカマキリがくっついていて、死んでいました。
 丁度、蝿取りテープに蝿が沢山ついているようなものです。
 ほとんどのカマキリはセロテープの犠牲になってしまいました。
 カマキリさんごめんなさい!
 
 その中でもたくましく成長している数匹のカマキリは、
 小さな蝿を餌とするハウンティングも覚え、
 産まれた時の役2倍の大きさに成長しています。

②エンマコオロギ
 去年オオクワガタと一緒に飼っていたエンマコオロギが、
 卵を産みその子孫が幼生として、すくすくと育っています。
 カマキリと一緒の水槽に飼っています。

③オオクワガタ 
 雄雌1頭づつまだ冬眠中

④アカスジキンカメムシ
 今は藤の枝に(枯れている)くっついて、
 じっとしています。
 飲まず食わず、約半年余りもじっとしています。
 時々霧吹きで水分を補給しています。
 5月頃、美しいし成虫(カメムシの女王)に脱皮する予定。

⑤クロカタゾウムシ
 先日書いたように、無事成虫で冬を越す。
 図鑑で調べると、成虫出現5月~10月(八重山諸島)とあるので、
 このペアはクロカタゾウムシ史上最高の長寿カップルなのかも、
 しれません。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

木の花公園オタマジャクシ報告⑦

2005-03-15 13:39:22 | Weblog
報告⑥で命名した、「卵塊の世代」のオタマジャクシは、
ほとんど姿を消していました。
その代わり、すごく大きくなった一群のオタマジャクシが目だちました。

「卵塊の世代」のオタマジャクシは、
大きなオタマジャクシの餌になってしまったのか?
だからあんなに大きくなれたのだろうか?
そうだとしたら、この小さな池でも、
厳しい生存競争、弱肉強食の世界が繰広げられている事になります。

なにもアフリカに行かなくたって、
こんな近くで弱肉強食の世界が見れるではないか。

餌になっている小さなオタマジャクシをアップで見ると、
ライオンに襲われているインパラ(鹿の一種)より、
残酷な映像になるのかも知れません。
まだ食べられている瞬間を見ていないので、
なんともいえないのですが・・・

池の手前に新しい立看板があり、
「柵を超えて池に入ってはいけません!」
という内容でした。
多分柵を超えて、オタマジャクシを盗む輩が多いのでしょう。
オタマジャクシの数も相当減っているようです。
管理する方々も業を煮やして、この立看板を作ったのでしょう。

弱肉強食は自然の摂理でしょうがないと思うのです。
ですが人間が自分の都合で採集する事は許せません。
特にこのように都会の一角で自然を再現している公園では、
犯罪行為と一緒だと思います。

家に持ち帰って観察したい欲望を、
僕でさえ我慢しているのですから。
都会の公園での採集は、絶対にダメ!
禁止にして欲しいと思います。

もし、子供のためにそんな事をしているお父さんがいたら、
子供は、自然観察が好きというよりも、
公共道徳を無視する、手前勝手な大人に育ってしまいます。

逆にもし、子供がオタマジャクシをこの公園から持ちかえったら、
お父さんは、子供にこの公園に返すように指導すべきです。
公共の自然の大切さを教えてあげるべきです。


深大寺の水生植物園の池にはまだ、
カエルの卵塊も生みつけられていませんでした。
やはり「木の花公園」のオタマジャクシは、
相当早く成長しているようです。
大切にしましょう!





goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

冬を越したクロカタゾウムシ

2005-03-12 18:35:59 | Weblog
去年の7月に西表島から採集してきたクロカタゾウムシが、
無事冬を越しました。 
おめでとう! コングラッチュレイション!
西表島では成虫で冬を越ているかどうかもわかりません。
いつまで生きるのか全然わからないのですけれど、
いつまでも夫婦仲良く生きてくれればと思います。

それにしても夫婦仲が良すぎ!
いつもくっついています。

東京に持ち帰ってから、
餌である「アカメガシワ」の枝を取ってきて与えました。

「アカメガシワ」は相当探し、
会社の近くと、家の近くに2本見つけました。
写真の様に「アカメガシワ」の皮を、
口吻で剥がして樹液を吸っています。
樹液といってもほんのごくわずかの量ですけれど。

一番の好物は、「アカメガシワ」の実。
夏になると白い花が咲いた後に、
緑色のちょっとネバネバした小さな実が沢山実ります。

もう少ししたら、新芽が出てくるので、
半年ぶりにジューシーな樹液を、
思いっきり吸ってもらおうと思います。

今日は無事冬を越したので記念写真を撮り、
アップしました。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

猫に春

2005-03-09 12:46:16 | Weblog
夜中ふと目覚めると、
「ウァーォウーッー」とか「ウゥーァオーゥ」とか、
なにやら、なまめかしい声。
どうも近所の猫たちの愛のつぶやきらしい。
普段の「ニャーニャーッ」とは全然別の声。

「ロク」と妻と勝手に名前をつけた大柄な猫も、
あのような愛のささやきを交わしているとしたら、
なにかそぐわない気がして、おかしさがこみ上げてくる。

家の窓から見える公園の藤の棚が、心なしか萌黄色に色づいてきた。

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

木の花公園のオタマジャクシ報告⑥

2005-03-05 23:10:59 | Weblog
この冬一番の雪にもめげず、オタマジャクシはたくましく成長中。
新しい卵隗から大量のオタマジャクシが孵化していました。
この池で最大の勢力となりそうです。
このオタマジャクシベビーを「卵隗の世代」と名づけました。

立野公園でも卵隗は10個くらい確認。
でもまだオタマジャクシは発生していませんでした。
やはり「木の花小路公園」のオタマジャクシは発生が早いようです。
くみ上げている地下水が立野公園の水より暖かいのかも知れません。

柳の芽が綺麗だったのでご覧ください。
春らしいですね。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

ひどい風邪

2005-03-04 17:35:47 | Weblog
自分史上最悪の、「喉の痛み」と「歯の浮き」に見舞われ、
ダウンしてしましまいました。
水を飲んでも痛い「喉の痛み」なんて始めて。
虫歯より痛い「歯の浮き」も初めて。
風邪のひきはじめでこんな状態なので、熱が出たらえらい事になる、
と思っていたら・・・・・・治ってしましました。
ちょっと、拍子抜け!
余震でムチャクチャ揺れて、これはひどい本震がくると身構えていたら、
余震で終わってしまった感じです。
まあ、よかった!よかった!
でも、あの「喉の痛み」と「歯の浮き」はひどかったな・・・

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

武蔵野の自然の復元

2005-03-01 14:39:41 | Weblog
わずかテニスコートくらいの広さの公園にニホンアカガエルとヒキガエルが産卵にくる。
蛍は少ないながら自生し,
コムラサキ、ゴマダラチョウ、ハラビロカマキリ、カメムシなどが生息している。
ヒカゲチョウ、モンシロチョウ、ツマキチョウ、アゲハ、クロアゲハ、ヒメアカタテハ、
などが季節の折々に訪れる。
(コムラサキは、この公園の発起人でもあり蝶のブリーディングで有名なT氏が実験的に育てている。)
この公園の名前は「木の花小路公園」。この公園の成り立ちを調べてみると以下のようになっていた。

『「木の花小路公園」は遺産相続の関係で手放されることになった土地を、
市内の 屋敷林や樹木などの保全をかかげる武蔵野市が購入し、
既存の樹木を生かし「凝縮された里山」をイメージした公園。
計画段階から市民と一体となり、1998年4月に 作り上げた公園です。
管理はボランティア組織「生き物ばんざいクラブ」(メンバー 約60名)に委託し、
代表の梅田さんを中心に行われ、毎月第三土曜日が定例の清 掃、植栽、観察等の日です。』
武蔵野市の成蹊大学の隣にあります。昭和3年頃の区画整理でつくられた住宅地の中です。
ケヤキ並木通りがあり、緑の多い昔の「理想の田園郊外住宅地」の面影が残ります。


地下水をくみ上げ小さな清流を作る、屋敷林や樹木はそのまま生かし、昆虫の好きな草木を植える。
開園してから7年で小動物や、昆虫が戻って来ている。
「凝縮された里山」のイメージそのものの公園だ。
公園の中ほどに小さなベンチが一つ。そこに座っていると、
古の武蔵野の里山で日向ぼっこしているようで、すこぶる気持ちが良い。
小鳥のさえずりなどを聞いていると、時のたつのも忘れる。

この公園をモデルにして武蔵野に里山をふやせないものか?
例えば「玉川上水」などはどうだろう。
日差しと風通しを良くし、下草を整理する。
上水に落ちない工夫に知恵を絞り、川岸を歩けるように平坦にする。
ボランティアの人達が定期的に管理、観察、植栽を行う。
五日市街道沿いに数キロの里山が出来あがる。
6月下旬には蛍の舞いが、夏にはカエルの合唱が、秋には草虫の鳴き声が聞こえる。

武蔵野の自然を小さな公園の「点」と、玉川上水のような「線」で結んでゆく。
そうすると武蔵野が、緑あふれる「都会の里山」となる日が来るかもしれない。



goo | コメント ( 2 ) | トラックバック ( 0 )