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群馬昆虫の森1・リュウキュウムラサキ

2006-09-30 12:16:51 | Weblog
群馬昆虫の森に行ってきました。
昆虫学者・矢島稔先生が手塩にかけて作った昆虫の楽園です。
広大な敷地に里山、雑木林、などがゆったりと配置されています。
生態温室は西表島の自然を再現しています。

入ってみて本当に驚きました。
そこは空気の匂いまで西表島でした。
植物も西表の植物を忠実に再現しています。
西表大好き人間の僕にとっては本当にうれしい場所です。
植物も、川も、昆虫も本当に西表島のいいとこをギュッとまとめて作った感じ。
蝶も沢山飛んでいました。
数百頭の蝶が生態温室には放たれているそうです。
真冬でも西表の蝶に会うことが出来ます。
ほんとうにありがたく、素晴らしい場所です。

ということでリュウキュウムラサキを撮影できました。
西表に行ったときには撮影できなかった蝶です。
南国らしい色彩の美しい蝶です。

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市民農園は虫にとって理想の場所

2006-09-25 11:40:48 | Weblog
市民農園にこんなに沢山の虫がいるのは驚きでした。
何是だろうと考えた見ました。

まず、市民農園はアマチュアの集まりなので、
美味しい野菜至上主義。
安全野菜至上主義。
なので、無農薬の野菜が多い。

次に約100名位の人々が、3m×4mの畑に、
好きな野菜を少しづつ植えている。
だから野菜の種類も豊富です。
人によっては花を植えている人もいます。
なので、虫にとって食事のバリエーションが豊富。
様々の虫のニーズを満たすことが出来る。

以上が大きな理由だと思います。
近所の公園や、農家の畑に行くよりも、
安心で、バラエティ豊富な野菜や、花の蜜を吸うことが出来る。
虫にとっては願ったり、かなったりの環境なのでしょう。

これで農園の横にクヌギ林があると、
立派な里山の完成です。
農作業の合間に、オオムラサキやカブト、クワガタ、カナブン、
などを観察できる。

雑木林の隣の市民農園で、
家から自転車で5分位の市民農園が出来ないものか・・・・
これが僕の考える市民農園の理想です。
武蔵野市ではちょっと無理なような気もしますが。
あったらいいですね。


写真は紫蘇の葉の上にいるバッタの幼生です。
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農園の虫12・モンシロチョウ

2006-09-20 11:57:21 | Weblog

モンシロチョウを忘れてはいけません。
ヤマトシジミに勝るとも劣らない農園の常連です。
キャベツが大好きで、キャベツの上にいると思ったら、
案の定卵が数個産み付けられていました。

数日たつと孵化し、キャベツの葉を食べ始め、
終齢幼虫になると、食べる量も多くなり、
葉がボロボロの、文字通り虫食い状態。

無農薬なので、虫食い状態もすごくなっていました。
農家の人なら、たまらんだろう、
と農家の人の農薬の必要性も、納得できました。

この市民農園はほとんど無農薬だから、蝶、蛾の幼虫が沢山育ちます。
それを目当てに沢山の鳥が朝にやってきます。
ということで、朝の農園は鳥の声で賑やかです。
スズメムクドリオナガなどの鳥がやってきます。

鳥の攻撃から無事だった幼虫だけが、
優雅に飛んでいるモンシロチョウだと考えると、
「良くやった」と、ほめてあげたい気にもなります。

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農園の虫11・ヒシバッタ

2006-09-19 14:21:19 | Weblog
農園に足を踏み入れると足元から、
ピョンピョン飛び出すのがヒシバッタ。

小さい時にはチキチキバッタと呼んでいました。
これは僕の育った北海道独自の呼び名かもしれません。

後ろ足を翅にこすり付けて鳴く声が、
チキチキと聞こえていたのに由来します。

上から見ると体の形がひし形になっているので、
ヒシバッタと呼ばれているようです。

土の上に動かないでいると、茶色が保護色となって、
なかなか見分けがつきません。

飛び出さないで、ジッとしていたほう見つからないのに、
と思います。
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農園の虫10・ツマグロヒョウモン

2006-09-15 13:48:57 | Weblog

ツマグロヒョウモンは最近武蔵野市でも増えてきた蝶です。
3年くらい前に最初に見かけました
その時には興奮してシャッターを押した記憶があります。
それ以来毎年見かけ、生息数も増えているように思います。

2年前には群馬県・赤城山でも見かけました。
気候温暖化とともに、生息範囲を北へ北へと、
広げている蝶の一つといわれています。


農園でも毎日のように見かけ、
最初は雄が数頭テリトリーを張っていて、
他の雄が近づくとスクランブル発進で追いかけ、
縄張りを守っていました。

写真は雌のツマグロヒョウモンです。
雄に遅れて最近羽化してきた模様です。

雌のツマグロヒョウモンはカバマダラに擬態しているといわれます。
カバマダラの体内には毒のがあり、
鳥はカバマダラを食べるのを避けるといわれているからです。

いずれにせよ武蔵野市で見られる唯一のヒョウモン科の蝶です。
地球温暖化のことを考えさせてくれる蝶でもあります。

食草はマメ科の植物。
農園にも沢山栽培されています。




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農園の虫9・ハラビロカマキリ

2006-09-14 11:40:31 | Weblog

農園では始めて見ました。
オオカマキリよりは少ない模様です。
蝶やアブや小さな昆虫を捕まえるので、
農園では益虫という位置づけになるのでしょうか。

体長は5㎝~7㎝、オオカマキリよりふた周りくらい小柄。
可愛らしい感じのカマキリです。
不思議な習性があって、
幼生はおしりを上に向けているポーズを良くとります。
何のためなのでしょうか?
威嚇のためなのでしょうか?

ちょっと古い言い方なのですが、イナバウアー!
イナバウアーの本家本元はハラビロカマキリかもしれません。

この写真は紫蘇の葉の上で獲物を待ち構えていたところを、
撮影しました。





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農園の虫8・エンマコオロギ

2006-09-13 11:47:23 | Weblog
エンマコオロギはどちらかというと、
荒れた農園のほうが好きらしく、
雑草ぼうぼうの農園の地面で鳴いています。

それと、
新しく苗や種を植える時に地表に黒や透明のビニールシートをかぶせます。
園芸用語でマルチングと言うのですが、そのマルチングの下に、
もぐりこんでいることも多いです。

鳴き声はその姿かたちに似合わず繊細、
「コロコロリーッ」と鳴きます。
スズムシよりも繊細に思え、
僕としてはエンマコオロギの鳴き声のほうが好きです。

今は夏野菜から冬野菜への植え替えの季節。
枯れてしまった夏野菜の茎や葉を集める場所が農園の隅にあり、
先日はそこで鳴いていました。
きっと枯れた夏野菜と一緒に運ばれて、
そこを住処として鳴いていたのだと思います。

写真のエンマコオロギも、
マルチングに潜り込もうとして、掘り起こした溝に落ちてしまった、
雄の若いエンマコオロギです。
もう一回脱皮すると、成体になり羽も伸びて繊細な声で鳴き始めます。

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農園の虫7・ホソヘリカメムシ

2006-09-12 11:27:39 | Weblog
ホソヘリカメムシも普通に見かける農園の住人です。
エンドウ、インゲン、ダイズなどマメ科の植物が主食。

ということは農家にとっては害虫ということになります。

飛ぶのが非常にうまく、アブやハチのように、
スグに飛びます。
普通のカメムシのように鈍重ではありません。
飛ぶ姿はアシナガバチに似ているといわれています。
ある種の擬態なのでしょうか。

4齢幼虫は蟻にそっくり。
蟻に擬態しています。

ということは蟻やら蜂やら、一生強い虫に擬態して暮らしているとも言えます。

西表島にいた時に、目の前に飛んできて止まり、
珍しい虫と思って良く見たら、ホソヘリカメムシなので、
少しがっかりしたこともあります。

日本全国、北海道から西表島まで、
マメ科の植物のあるところいたるところに生息する、
サバイバル能力満点のカメムシです。
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農園の虫6・ウリハムシ

2006-09-11 11:13:22 | Weblog
ウリハムシははっきり言って害虫です。
うり科の野菜の葉を食べていました。

キュウリ、カボチャ、ウリなどの葉を文字通り、虫食い状態にしていました。

市民農園の人は意識が高いのか、余り農薬を使っていないようなので、
盛大に虫に食われていました。
我が家のキュウリも沢山食べられていたのですが、
キュウリの生命力がそれを上回ったのか、
毎日毎日、トータル100本以上の実りをプレゼントしてくれました。

本来野菜も虫に食われるのがあたり前、
それくらいのロスを遺伝子に組み込みながら、
実を付けているのだと思います。

プロの農家の人なら虫食いには神経質になると思いますが、
そこは週末農園のアマチュアの気楽なところ、
虫食いの虫の姿かたちを確認しつつ、
収穫を楽しませていただきました。

さすがにナスの葉を食べていたオオニジュウヤホシテントウは、
ナスの葉を丸坊主にする勢いだったので、
見つけ次第退治しましたけれどね。
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農園の虫5・キアゲハ

2006-09-08 14:07:18 | Weblog
キアゲハも農園の住人。
行くとほとんど出会えます。

でも1匹か2匹。
そんなに数は多くありません。

春には我が家のパセリに幼虫がいて、
パセリを栄養として丸々と太り、
無事羽化してくれた模様。

というのは終齢幼虫が見えなくなって心配していたら、
2週間位たった朝に、羽化したてのキアゲハが、
我が農園のトマトのあたりから飛び立ったからです。

おぼつかない羽ばたきでしたが、とても綺麗なキアゲハでした。


ですからこのキアゲハはその子孫かも知れません。

撮影した日は曇気味、気温が低かったためか、
サツマイモの葉の上でじっとしていました。
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農園の虫4・ヤマトシジミ

2006-09-07 11:50:37 | Weblog
ヤマトシジミは農園の常連。
本当に春も夏も秋も、いつでも居ます。
朝でも昼でも夕方でも、居ます。

農園の常連というよりも、
武蔵野市の常連と言ったほうがいいかもしれません。

マンションの芝生でも見かけます。
ちょとした下草の生えているところなら、どこでも見かけます。

地上すれすれを飛ぶのがヤマトシジミの流儀。

でも、もし、こんなに沢山居るヤマトシジミが居なくなったら、
寂しいだろうなー、と思います。
沢山居てくれてアリガトウ! という気持ちです。

この写真は我が家のトマトの葉の上、
何やら産卵行動ともとれる動きをしていました。

ヤマトシジミの幼虫はトマトの葉を食べるのでしたっけ?
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農園の虫3・オンブバッタ

2006-09-06 13:36:24 | Weblog
オンブバッタも農園の住人です。
キュウリの収穫などをしていると、飛び出してきます。
飛び出して来ないと見つからないのに、あわてものだな、
と思います。

名前のように2匹がオンブした状態でないと、
中々オンブバッタである、という確信がつきにくいのですが、
調べてみたらオンブバッタでした。

このバッタは忍法・木の葉隠れの名手で、
葉の上にもっと平べったくなってじっとしていると、
葉に溶け込んだようになり、中々見つけにくくなってしまいます。

この写真はバジルの葉の上で撮影しました、
バジルが好物かもしれません。

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農園の虫2・イチモンジセセリ

2006-09-05 11:34:45 | Weblog
イチモンジセセリも農園の住人です。
特に秋には多く発生するようです。

渡りをするセセリとして有名で、秋には北に向かって生息範囲を広げているそうです。
ですから撮影したこのセセリも北のほうに旅立って行くのかもしれません。

幼虫は「イネツトムシ」と呼ばれ稲を食べる害虫だそうです。

赤紫蘇(シソ)の花の蜜を吸っているところを撮影しました。


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農園の虫1・オオカマキリ

2006-09-04 13:29:52 | Weblog
今年は市民農園に当選し、春からキュウリやらナスやらトマトなどを生育してきました。
自分で作った野菜がこんない美味しいものかと、目からうろこが落ちる思いをしてきました。
キュウリの季節は終わりましたが、キュウリをこれだけ沢山食べたのは多分僕の人生のうちで初めてです。
ほとんどが糠漬けなのですが、本当に美味しかった!
これからは秋、冬野菜の種まきです。

というわけで2日に一度は行っていた農園の虫たちの紹介をしようと思います。
場所は武蔵野市、緑町。 自転車で5分くらいの所です。
無農薬栽培をしている人が多いせいか、此処は虫たちのパラダイスです。
その分、鳥達も沢山やってきます。

今回はオオカマキリ、
韮の花?にいつも待機していて、花にやってくる虫を待ち受けています。
カメラは飛んでくる虫の視点になって撮って見ました。

1時間ぐらい観察していましたが、
カマキリの犠牲になる虫は皆無。
カマキリもああ見えて結構我慢強い狩をしている模様です。



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