天気の良い日は昼休みに公園のベンチで本を読んでいるのだが、先日その公園で男にナンパされました。
其奴はぶつぶつ喋りながら自転車を押して近づいて来てさ、なんだか面倒臭そうなので見向きもしないで完全無視していたのよ。
その内さらにちょっとずつ近づいてきて俯くうに猿の目の前に立ってさ、明らかな独り言を大きな声で喋り始めたんだ。
「ブツブツ」
「一人じゃサッカーできないよ…」
「ブツブツ」
「誰かいないかな~」
「ブツブツ」
「誰か一緒にサッカーしないかな~」
土日は昼休みが短くて残り15分くらいしかなかったんだけど、ちょっとだけ遊んであげる事にしました。
真っ昼間から公園で本を読む怪しい髭面のオッサンを怖がらずに近づいて来た勇気に負けました。
「あまり時間がないから、ちょっとだけだよ」
サッカーって言うより2人でゴムボールとじゃれ合いました。
気がついたら、いつの間にか、縄跳びが何回跳べるか数えてあげているうに猿がいました…
初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ) 価格:¥ 840(税込) 発売日:1988-04 |
(これは名作だったな。間違いなく名作だったな。涙が出るくらい名作だったな。ってか泣いた。)
新たな刺客編につづく?