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保守記事.16-10 海外にも目を向けよう

2007-03-08 10:09:06 | 記事保守
ダルフール紛争に軍事的な解決はない=AU委員長(時事通信) - goo ニュース

【ブラジリア28日】ブラジルを訪問中のコナレ・アフリカ連合(AU)委員長は28日、首都ブラジリアで記者会見し、スーダン西部ダルフール地方の民族紛 争について、紛争は軍事的には解決できないと述べるとともに、全当事者に対し和平合意を忠実に守るよう求めた。(写真はダルフール南部にある難民キャンプ の子供たち)

同委員長は、ダルフールの反政府グループのうち、ナイジェリアの首都アブジャで昨年5月に成立した和平合意に署名したのは1つにすぎ ないとし、「われわれはダルフール問題に軍事的な解決はないと確信している。アブジャ合意をスーダン政府と反政府勢力に守らせるため、われわれは引き続き 努力しなければならない」と強調した。

ダルフールには現在、アブジャ合意の履行を監視するため、約7000人のAU監視部隊が駐留している。しかし同部隊は貧弱な装備と資 金難を抱えており、どうにかパトロールをしているにすぎない。国連は最大2万人規模の国連・AU合同部隊に道を開くため、ダルフールにさらに2300人以 上の部隊の派遣を望んでいる。コナレ委員長は「国連部隊を要請しなければならなかったので、われわれは要請した。しかし残念なことに、信頼の問題があっ て、われわれはまだこれを獲得できていない」と述べた。〔AFP=時事〕


政治:スーダン、国連の調査団を拒否

【国連IPS=タリフ・ディーン、2月15日】

 スーダンの アルバシール大統領が、内戦の起こっている同国ダルフール地区の人権状況に関する国連調査団にビザを発給することを断り、国連を怒らせている。潘基文事務 総長は2月15日、スーダン政府の決定に失望したと記者に語った。調査団の受け入れは、潘事務総長自身がアルバシール大統領と最近アジスアベバで会談して 決定したことであった。

 昨年12月、国連の人権理事会は、スーダンに調査団を派遣することを全会一致で決めた。その結果、1997年のノーベル賞受賞者ジョディ・ウィリアムズ、国連のスーダン人権状況特別報告官シマ・サマールなど6名からなる調査団が結成された。

 調査団はアジスアベバで予備的な調査を終え、2月中旬にスーダン入りする予定であった。

 もうひとつの問題は、スーダンが、国連・アフリカ連合(AU)の合同平和維持軍の受け入れを拒否していることだ。

 国連は一時期、装備の不十分な7,000人のAU軍に変わって、12,700人の国連の軍隊を送ろうと考えていた。しかし、「国連軍は植民地主義的な軍隊だ」とするスーダン政府がこれを拒否したため、やむを得ず国連・AU合同軍を編成することになった。

 だが、これもまた編成の手続きに手間取り、実行が遅れている。潘事務総長は、ジャン・エリアソン特使が派兵に関する報告書を作成するのを待っている状態だ。

 ダルフールをめぐる国連とスーダン政府の綱引きについて報告する。(原文へ


アンジェリーナ・ジョリー、難民キャンプを訪問

 アンジェリーナ・ジョリーが、ダルフール紛争で問題になっているスーダンの隣国、チャドの難民キャンプを訪問した。2万6千人にも及ぶ難民を目にした ジョリーは、「国際社会がこの危機に対処するのに、どれほど時間がかかっているのかと思うと、心が痛みます」とコメント。ダルフール紛争における人権侵害 に国際的な正義が下されるよう、強い希望を語った。[2月28日 ジュネーブ]


西ダルフール州:暴力により新たに避難した人びとは孤立し、援助を受けられずにいる

情報発信日 2007年02月06日

2006 年12月後半からスーダンの西ダルフール州での新たな攻撃により、いくつかの村々が破壊され、数千人の人びとが避難している。避難民は西ダルフール州都の エル・ジェニーナ郊外にあるアルダマタとドルティの両キャンプに身を寄せたが、多くの人びとは未だに同州北部のタンジェケで身動きが取れずにいる。

約750世帯の5千人以上がこれまでアルダマタとドルティの両キャンプにたどり着くことができているが、他の数多くの人びとは取り残され、この地域 で活動をしている武装勢力のなすがままになっている。エル・ジェニーナから30km北に位置するタンジェケでは、少なくとも1千世帯が草木で作った小さな 屋根のない個別の避難所に集まっている。避難民たちは水が不足しており、間もなく食糧も不足するであろう。これらの人びとはほとんどがアルテガとコウタの 両キャンプから来ており、この3年足らずの間に2回目の避難をしている。1月19日に国境なき医師団(MSF)の調査チームがタンジェケに赴くことができ たが、経路上の治安は非常に悪く、タンジェケから先に進むことができなかった。まさに一触即発の環境のために、すでに弱っている避難民たちは大いに必要と される援助がないままにされている。

一方、エル・ジェネイナでは避難民が、主に路上で襲撃にあう危険から夜間に少規模の集団で到着し続けている。村人への襲撃例が多数報告されている。 アルダマタ・キャンプでMSFは新たに到着した人びとにスクリーニングを行うため移動診療ユニットを立ち上げ、500人以上が治療を受けた。くわえて1月 8日には貯水容器や毛布、プラスティック・シートなどの援助物資をアルダマタとドルティの両キャンプで750世帯に配布した。避難民には高タンパクビス ケットも配布し、多数の避難所も設立した。MSFのエル・ジェニーナにおけるフィールド・コーディネーターのステファン・レイニエは示唆する。「一年のう ち夜には気温が5度にまで下がるこの時期は、キャンプの生活環境は特に困難なものです。まだシルバで捕らわれている避難民には治安の悪さにくわえて、非常 に困難な生存状況にいるのです。」

この地域の、特に路上において常に治安が悪いため、人道援助従事者は移動することが困難である。現在、ダルフール地方においては、援助を必要とする人びとのもとにたどり着くことは、多くの場合において不可能である。


スーダン・ダルフール地方 現地報告

国境なき医師団@スーダン
2007年02月06日

2005年8月から2006年2月まで、スーダン・ダルフール地方で国境なき医師団(MSF)の医療チームの一員として援助活動に携わった桐山真紀子看護師による報告です。

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(c)Stephan Oberreit/MSF ニエルティティの避難民キャンプでの移動診療(スーダン・ダルフール地方)。

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(c)MSF ニエルティティ周辺の村での移動診療。限られた時間内での診療となるため、その日最も医療を必要としている患者から優先的に治療を行う。

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桐山真紀子看護師

<海外での医療援助活動、そしてMSFへ>

以前、赤十字病院の救命救急センターに勤務していたことから、自然と救援活動に参加する先輩や同僚が集まり、このような活動を常に身近に感じていました。6年前に初めて救援活動に参加したのを機に、この分野で専門的に仕事をしていくことを決意しました。

 MSFへの参加は、その活動実績に加え、実際に参加した同僚達の評価が非常に高かったことから決めました。派遣前には、感染症をはじめとする熱帯医学や プロジェクトマネジメント(国・地域などに応じた状況分析、活動計画立案・実施、コスト計算、評価方法)などを学びました。活動を通して、日本での経験に 加え、新たな視点を持って仕事に臨むことができ、学んだ理論を実践に結びつける貴重な経験を積むことができました。

<スーダンでの活動について>

私が派遣されたダルフール地方のニエルティティは、国内避難民を含めて約2万5000人が暮らす小さな町です。MSFはこの町で唯一の病院 を管理・運営するほか、避難民キャンプでの援助を行っています。キャンプでは民兵組織などによる避難民への威嚇や暴力が頻発しており、こうした人権侵害の 事実を国際社会に訴えることもMSFの大切な役割でした。また、政府側、反政府側、遊牧民の村々を移動診療チームがまわり、この地域の人びとに分け隔てな く医療を届けることに努めました。

 私の仕事は看護師や助産師の人事管理・教育と医薬品・物品管理でした。一人でも多くの患者さんの命を救うためには、限りある人材と資源を最大限に活用し、優先順位を的確に判断することが重要であり、同時に苦労した点でもあります。

 現地の状況では防ぎようのない死もありました。蜂に刺されたことによるアレルギーショックや早産、交通手段がないことによる治療の遅れなど、処置さえ早ければ、また日本のように医療水準が高ければ、助かって当たり前の命を救うことができなかったのは本当に辛かったです。

<活動を通じて感じた「MSFらしさ」とは>

 医薬品・物品管理の面では、寄付金によって供給される資源を無駄にしないという意識が隅々まで行き渡っていました。

 医薬品や物品の出し入れがあるたびに厳しくチェックを入れ、頻繁に在庫管理を行ないます。また、受診した患者数、診断名とその分布などを 分析し、治療計画に沿った診断・治療と処方が行なわれているか、それに対する医薬品や物品の消費が適切かなどを定期的にチェックします。忍耐と労力の要る 作業でしたが、MSFの活動姿勢を理解するとともに非常にやりがいを感じました。

<支援者の方々へのメッセージ>

 世界のいろいろな国々を訪れるたびにいつも感じることですが、これほどまでに違った生き方や境遇があるのかと驚くばかりです。家族、教 育、生活環境にも恵まれ裕福であっても幸せをあまり感じない人々がいる傍ら、その日その日を生きていられることに感謝して一生懸命働いている人々がいま す。

私は看護師ですから、一人でも多くの方が心身ともに健康で暮らしていけるように援助できれば幸いです。その意味でも、命の尊さを感じながら、今回スーダンで活動する機会を得られたことに感謝しています。

援助活動に参加しているのは、現場に派遣されているスタッフだけではありません。活動に関わるすべての方々、そして活動を支持してくださっている皆さまが参加者なのだと思います。


【過去記事】 保守記事.16 海外も見てみよう
保守.16-2 海外も見てみよう
保守.16-3 日本のニュースには、あまりとりあげられませんね
保守記事.16-4 日本でも、とりあげてね
保守記事.16-5 解決には。。。。
保守記事.16-6 誰でもいいから、トメテー!!
保守記事.16-7 誰かタスケテクダサイ!
保守記事.16-8 どうにかなりませんか?
保守記事.16-9 海外に目を向けている国


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