どうでもいいです、の話

「どうでもいい」トピックスを載っけていたり、公記事の保守をしたしするページです。

保守記事.101-183 ぼくたちの将来は。。。

2014-11-21 11:22:05 | 記事保守

厚木・男児遺棄致死:遺体を7年放置 父親逮捕 児相は不就学通報せず

2014.06.01 03:00:00

 厚木市下荻野のアパートの一室で、白骨化した子どもの遺体が見つかった事件で、県警捜査1課と厚木署は31日、保護責任者遺棄致死の疑いで、同市 愛甲3丁目、トラック運転手斎藤幸裕容疑者(36)を逮捕した。遺体は当時5歳だった同容疑者の長男とみられる。目立った外傷はなかった。県警は身元の確 認を進めるとともに、週明けにも司法解剖して死亡した経緯などを詳しく調べる。

 県厚木児童相談所や同市によると、長男は2004年10月、迷子になっていたところを厚木署員に保護されて以降、同児相や同市によって所在が確認できず、死後7年以上にわたって放置されていたとみられる。

 同児相は08年12月に長男が小学校に入学していないことを把握していたが、県警に通報していなかった。厚木市も長男の所在を確認しないまま、学齢簿と住民登録から抹消していた。

 逮捕容疑は、06年10月ごろから07年1月ごろまでの間、同市下荻野のアパートの一室で、長男を保護する責任があるにもかかわらず、必要な食事や水分を十分に与えず衰弱させ、死亡させた、としている。

  同課によると、同容疑者は当時、長男を部屋に1人残し、生活の拠点を別の場所に移していた。県警の調べに対し、同容疑者は容疑を認め、「06年秋ごろにア パートに様子を見に行くと、子どもが死んでおり、怖くなって家を出た。死亡後は一度だけアパートに戻った」などと供述している。

 同課によ ると、同容疑者は当初、このアパートで妻と長男との3人で暮らしていたが、05年ごろに妻が出て行く形で別居。同容疑者が長男の面倒を見るようになった が、仕事以外でも別の場所に寝泊まりするようになり、食事を与えるために時々戻っていたが、徐々に頻度が減っていった。同容疑者が部屋を離れる際は長男を 室内に閉じ込めていたという。

 22日に同児相の職員が厚木署を訪れ、「今春に中学校に入学するはずの男の子が行方不明になっている」と相談。同署員がアパートを訪ねても応答はなく、同署は24日に行方不明者届を受理した。

  近くに住む同容疑者を30日に見つけ、同署員が一緒にアパートの室内に入ったところ、食料品や飲料水などの家庭ごみが大量に散乱する6畳間で、長男とみら れる身長約100センチの白骨化した遺体を発見した。同容疑者は長男が死亡した後もアパートを借り続けていた。妻とは連絡が取れていないという。

◇付近住民「雨戸閉めっぱなし」

 子どもの遺体が見つかった厚木市下荻野のアパート周辺は、神奈川工科大学の南側約300メートルにアパートや一戸建てが立ち並び、畑も混在する静かな住宅街。警察の規制線が張られ、報道陣が集まる物々しい雰囲気に、住民の間に不安や衝撃が広がった。

  遺体が見つかったアパートの上の部屋に20年前から住む男性会社員は、「まさか自分の下の部屋に遺体があったなんて。ショックです」と言葉少なに話した。 昨年、2年ごとのアパートの契約更新の際、この部屋に人が住んでいる様子がないことを尋ねようとしたという。ただ、「最近は個人情報に厳しいので教えてく れないだろうと思い、聞かなかった」と悔やんでいた。

 近くに住む70代の主婦は、男児が生まれたばかりのころ、母親と話したことがあると いう。「かわいい子ども服の洗濯物がよく干されていたが、いつの間にか、干されなくなり、雨戸も閉めっぱなしになった」と振り返る。「大家さんに聞いた ら、家賃は支払われているとのことだったので、そのうち帰ってくるのだと思っていた」と驚いていた。

 一方、直線距離で約7キロ離れた同容 疑者と同じアパートに住む20代の男性会社員は、「誰がどこの部屋に住んでいるのかよく知らない。あまり音も聞こえてこないし。でも、そういう話を聞くと 確かに怖い」と話した。また、30代の男性会社員も「住んでいる人が頻繁に変わるので、お互いよく知らない。声も掛け合わない」と話していた。

 

【神奈川新聞】

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保守記事.106-39 ブラックジャックによろしく

2014-11-21 10:47:35 | 記事保守

腹腔鏡手術後8人死亡 群馬大病院、同じ医師が執刀

2014年11月14日14時13分

 群馬大付属病院(前橋市)で2010~14年に腹腔(ふくくう)鏡を使った高難度の肝臓切除手術を受けた肝臓がんなどの患者8人が、術後100日以内に死亡していたことがわかった。病院が14日、記者会見して明らかにした。8人は同じ医師が執刀し、安全性を確認するため内規で定める臨床試験審査委員会の審査を事前に受けていなかったという。

 記者会見した野島美久院長らによると、死亡したのは60~80代の男性5人、女性3人。いずれも腹腔鏡を使った肝切除手術を受け、術後の容体悪化で2週間から100日以内に死亡した。手術と死亡の因果関係は「調査中」とした。8人を含め、10年12月~今年6月に第二外科では92人が肝臓の腹腔鏡手術を受けたという。

 死亡した8人の手術は第二外科の40代の男性医師が執刀した。いずれも高い技術が必要な「区域切除」など保険適用外の手術だった。この場合は安全性や有効性を科学的・倫理的観点から確認するため、事前に院内の臨床試験審査委員会に申請し、審査を受けることが内規で定められているが、男性医師は申請しておらず、「認識が浅かった」と話しているという。

 病院は7月以降、第二外科の肝胆膵(かんたんすい)グループの保険適用外の手術を中止し、9月以降は保険適用分についても中止した。病院は外部の専門医や弁護士による調査委員会を設け、経緯を調べている。

 これまでに男性医師から手術の経過について聞き取ったところ、術前の検査や患者側への告知が不十分だったことが分かったとしている。遺族には13日から説明を始めたという。

 野島院長は「重く受け止めている。どのような事態か調査を進めていきたい」と話した。

 

腹腔鏡手術、学会が緊急調査へ 群馬大の8人死亡受け

2014年11月20日23時36分

 群馬大学医学部付属病院(前橋市)で腹腔(ふくくう)鏡を使って肝臓の手術を受けた患者8人が手術後に死亡していた問題を受け、日本肝胆膵(かんたんすい)外科学会(理事長・宮崎勝千葉大教授)は全国の病院を対象に肝臓や膵臓などの腹腔鏡手術に関する緊急の実態調査をする。

 対象は、大学病院やがんセンターなど214病院。2011年から14年まで4年間に腹腔鏡を使った肝臓や膵臓などの手術の実施件数、手術後3カ月以内の死亡数、必要な場合に病院の倫理委員会の承認を得ているかなどを調べる。来年1月末までに回答を得て集計後に公表する予定。

 宮崎理事長は「無理な手術がないか検証する必要がある」と話している。

 群馬大では腹腔鏡を使った肝臓の一部を切る手術を受けた患者8人が手術後100日以内に死亡していた。今年4月には千葉県がんセンターで膵臓の腹腔鏡手術を受けた患者の死亡も明らかになっている。

保守記事.106-23 遠隔地が頼り
保守記事.106-24 危機的状態なんて、とっくに過ぎている
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よみもの
よみもの。12
保守記事.106-28 乾いた雑巾を更に絞る
保守記事.106-29 金のためでなく、自分のためでなく
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保守記事.106-32 すでに、崩壊している
保守記事.106-33 でも、秒読みは始まっている
保守記事.106-34 マスコミは面白半分にほうどうするな
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保守記事.106-36 医者を育てる気はない!
保守記事.106-37 ブラックジャックによろしく
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保守記事.101-182 ぼくたちの将来は。。。

2014-11-21 09:51:44 | 記事保守

空腹でアルミ箔食べる? 食事与えず3歳児衰弱死 殺人容疑で両親逮捕

 3歳の長女に十分な食事を与えず、育児放棄(ネグレクト)の末に衰弱死させたとして、大阪府警捜査1課は20日、殺人容疑で義父の大工の男 (22)=同府茨木市西河原北町=と同居の妻で実母の無職少女(19)を逮捕した。死亡時の長女の体重は約8キロで、平均体重の半分程度だった。司法解剖 で腸内からアルミ箔(はく)やロウ、タマネギの皮が見つかり、府警は空腹のために口に入れたとみている。

 府警によると、2人は容疑を否認。男は「亡くなる数日前からやせ細っていたのは知っているが、虐待はしていない」、少女は「食事は3食与えていた。(食べ物の)好き嫌いが激しかったから死んだのではないか」などと供述しているという。

 逮捕容疑は今年2月以降、長女(3)に十分な食事を与えないなどして放置し、6月15日、自宅で低栄養によって衰弱させ、殺害したとしている。長女の顔や頭には打撲痕もあり、府警は暴行が加えられていた可能性もあるとみて調べる。

 府警によると、長女は生後5カ月で筋力が低下したり発達が遅れたりする「先天性ミオパチー」という難病を発症したという。同症は体重が軽くなるなどの傾向もあるというが、府警は死亡時に極端にやせ細っていたことなどから、死亡との因果関係はないと判断した。

 一家は男と少女、長女、2人の間に生まれた長男(1)の4人暮らし。長男には虐待の痕跡はみられないという。

 6月15日午後1時ごろ、自宅浴室で長女が倒れているとして、男が119番。間もなく搬送先の病院で死亡が確認され、府警が捜査を始めていた。

3歳長女、衰弱死 寒空のベランダ「ママ、入れて」

 3歳の長女を栄養失調で衰弱させて殺害したとして、両親が大阪府警に逮捕された事件。周辺ではやせ細った長女が寒空に閉め出された姿がたびたび目撃されていた。

 昨年12月、近所に住む40代女性は、自宅の玄関前で立っている紗弥音ちゃんを目撃した。薄い長袖シャツにレギンス、靴は履いておらずはだし。女性が話しかけたが紗弥音ちゃんは返事をせず、手を組んだまま動かなかったという。

 今年2月には、閉め出されたのか、ベランダで部屋に向かって「ママ、入れて!」と叫んでいた姿も見かけた。

 女性は「とにかく、やせた子だった」と振り返り、亡くなったことや両親の逮捕を記者から知らされると、言葉を失っていた。

 周辺ではこのほか、ベランダの手すりに両手を粘着テープで結びつけられた紗弥音ちゃんを見た住民もいるという。

 

3歳長女を川に落とし殺害容疑 母親を逮捕 新潟

 3歳の長女を橋から川に落として殺害したとして、新潟県警は20日、同県燕市吉田堤町の事務員佐藤あゆみ容疑者(24)を殺人容疑で緊急逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 燕署によると、佐藤容疑者は19日夜、同市吉田浜首町の西川にかかる橋の欄干から、長女心優(みゆ)ちゃんを川に落として殺害した疑いがある。20日午前10時ごろ、訪れた市内の病院で職員に「目を離したすきに長女がいなくなった」と伝え、職員が交番に通報。その後、署の事情聴取に殺害容疑を認めたという。心優ちゃんの遺体は同日午後3時ごろ、橋の約1キロ下流で見つかった。

 

「菓子盗み食いした」4歳長女縛る…大人になりきれない親たち

【衝撃事件の核心】

 4歳の女の子に自分のお菓子を食べられ、腹が立った-。子供 同士のけんかの理由かと思いきや、そうではないという。長女の両手足首を結束バンドで縛ってけがを負わせたとして、大阪府警が今年5月、傷害容疑で大阪府 東大阪市の母親(22)と内縁の夫の男(22)を逮捕し、同6月に大阪地検が同罪で2人を起訴した。ポテトチップスにチョコレート、クッキー…。自分たち が買い込んでいたお菓子をたびたびつまみ食いされ、注意をしたが言うことを聞かないため、2人は「しつけ」の一環として長女を縛ったとされる。

  どんな動機であれ虐待は許されないが、まるでペット感覚の発想だ。しかし、過去には育児放棄の動機が「義母に似てきたから」と指摘されたり、「彼氏に会いたい」と子供をトイレに置き去りにしたとして逮捕されたりした母親もいた。大人になりきれていない親が多くなってきたのだろうか。

■両手足を緊縛し全治3週間

 「子供の具合が悪い」。昨年7月、府内の病院に、母親と内縁の夫の男に伴われて4歳の女児が訪れた。診察にあたった医師は、両手首と両足首にくっきりと浮かんでいたひも状の皮下出血を確認すると、すぐに虐待を疑ったという。

  母親と男の起訴内容は、当時4歳だった長女が2人のお菓子を食べることなどに立腹。平成25年7月初旬~同19日ごろ、同居する大阪府東大阪市内の自宅マ ンションで、長女の両手首と両足首をプラスチック製の結束バンドできつく緊縛する暴行を加え、手と足に全治約3週間の外傷性皮下出血の傷害を負わせたとし ている。

 捜査関係者によると、被害にあった長女は、母親の連れ子。母親と男は24年夏、飲み会で出会って親密になり、昨年2月から3人で暮らし始めた。

  当時、男は工場勤務をしていたが、同居から数カ月後の昨春、バイクを運転中に事故を起こして退職。それ以降は保険金を切り崩して生活するように。同年夏ごろには、自宅マンション前の路上に軽乗用車を止め、車内で3人が寝ている様子も目撃されており、近所の住人は「車内でエアコンをかけて涼んでいるのか」と 感じたという。

■「お菓子を食べられ腹が立った」

 生活が一変し始めたこのころから、夫は長女を殴るなどの暴力を振るい始めた。 母親が加担することもあったといい、保護されたとき、長女の腹部には数カ所にわたってあざが残っていた。

 一家の異変は周辺住民も感じ取っており、マンション近くに住む40代女性は、深夜に何度か女の子の悲鳴を聞いていた。「お腹が痛い」と叫ぶこともあったという。

 こうした変化の延長線上にあったのが、子供の手足を結束バンドで縛るという行動だったのか。だが、事件でもっとも奇異だったのは、虐待の動機だった。

 「昼寝をしている間に自分たちのお菓子を食べられた。注意したが、何回も繰り返されたので、縛った」

 逮捕後、大阪府警の調べに2人はこう供述した。

 元々、お菓子が好きだったという2人。自宅にポテチやチョコなどを大量に買い込んでいたが、長女が食べてしまうため、子供が届かない棚の上などに保管していたという。

  しかし、2人が昼寝しているときや不在のとき、長女は棚によじ登るなどしてお菓子を取り出し、こっそりつまみ食いしていた。このことに気付いた2人は、自 分のお菓子を食べられたことに立腹し、長女の両手を結束バンドで拘束。最初は緩めだったが、長女がつまみ食いを繰り返すたびにエスカレートし、両手、両足 ともに縛るようになったとされる。捜査関係者によると、長女は長い場合で30分以上緊縛されていたという。

■「彼に会いたくて」「義母に似てるから」

 わが子にお菓子をつまみ食いされたから-。大人げない物言いは驚くばかりだが、同じような幼稚な動機で子供を虐待したりするケースは、ほかにもある。

 今年3月、JR新大阪駅(大阪市)のトイレに1歳の長女を置き去りにしたとして、母親が保護責任者遺棄容疑で逮捕されたが、調べに「彼氏に会いたくて置いて行った」と供述。その後、不起訴になったが、女児と離れて暮らすことを余儀なくされたという。

  また、奈良県では平成22年3月、当時5歳の男児を餓死させる事件があった。両親が保護責任者遺棄致死罪に問われたが、母親の裁判員裁判の公判では検察側 が冒頭陳述で「男児の表情や声が、折り合いの悪かったしゅうとめに似ていると感じたため、十分な食事を与えなくなった」と主張。母親は懲役9年6月の実刑 判決を宣告された。

 なぜ、こうした親が後を絶たないのか。子供を襲う虐待をどうすれば防げるのだろうか。

 関西学院大の才 村純教授(児童福祉論)は前提として「昔と違って今の家庭は地域的に孤立している」とした上で、「昔は子供がいたりすれば、近所の人が集まり、あやしたり しつけたりした。しかし、今はそういう機会がないので、子供のしつけ方を学ぶ経験が少ない」と指摘する。

 こうした状況を改善するためとし て「ペアレント・トレーニングなどが必要」と提言。才村教授によると、ペアレント・トレーニングは、親に子供への正しいしつけを身に付けさせるもので、子 供のほめ方や自身の感情をコントロールする方法などを学ぶ。海外では虐待をしてしまう親の更生プログラムにも取り入れられているという。

  一方、大阪市の児童相談所長を務めたことのある花園大の津崎哲郎特任教授(児童福祉論)も同様の意見だ。「十分に親になるためのプロセスを積まないまま、 育児を始めた未熟な親があまりにも多い」と分析し、「学校で乳児とふれあう体験学習を充実させるなどの対策を取ることが必要ではないか」と話している。

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保守記事.91-92 アノ国クオリティー

2014-11-14 16:52:39 | 記事保守

毎日新聞 2014年11月14日

 ◇17隻(9月15日)→42隻(10月1日)→212隻(10月30日)→141隻(11月10日)

 東京都の小笠原諸島周辺などに多数の中国漁船が押し寄せてから2カ月が経過した。突如として現れた大船団に海上保安庁や水産庁はおおわらわだ。「密漁」と呼ぶには大胆すぎる行動の背景に、一体何があるのか。中国サンゴ密漁船団の謎を探った。

 10日、日中首脳会談の当日。海上保安庁は、小笠原上空から「ある異変」を確認した。

 2日前には200隻を超えていた中国漁船が141隻に減り、しかもうち76隻が小笠原の父島や母島を離れて領海から遠ざかっていたのだ。海保幹部は「積 んできた燃料と食料が底を突いたからだろう」としていたが、その後、中国政府が船を割り出し、呼び戻していることが本紙の取材などで明らかになった。

 そもそも海保が最初に中国漁船団17隻を上空から確認したのは9月15日だった。その半月後の10月1日には2倍以上の42隻。さらに同30日には伊豆 諸島周辺を含めて最多の212隻を確認した。この海域に中国船が数隻で来たことは過去にもあったが、200隻以上の漁船が一度に押し寄せたのは初めてだ。

 「中国で赤サンゴは縁起がいいとされ、歴代皇帝の装飾品などに珍重されました。中国では2010年に水産資源を保護するため海島保護法が施行され、サン ゴの捕獲やサンゴ礁の破壊が禁止された。その結果、供給が不足し、価格が高騰。一獲千金を夢見る漁民が小笠原諸島まで来るようになった。因果関係は明確で す」。中国事情に詳しい遠藤誉・東京福祉大学国際交流センター長がそう解説する。

 赤サンゴの価格はここ3、4年で急騰し、日本近海で取れた最高級の深紅のサンゴは1グラム当たり最高1万元(約19万円)と、金の約40倍。昨年、日本 近海で赤サンゴを密漁し、2億元(約38億円)分を売り抜けた船長がいるといううわさが中国ではまことしやかに伝えられる。それにしても10月中旬以降の 中国密漁船の急増は異常だが……。

 遠藤さんは「無罪判決がきっかけになった」とみる。福岡地裁は10月15日、長崎県五島市沖でサンゴを取って外国人漁業規制法違反の罪に問われた中国人船長に対し「日本の領海だと認識していなかった」と無罪を言い渡し、中国国内でも報じられた(判決は確定)。

 「中国で捕まれば懲役5年から10年の刑になり、家族の生活が成り立たなくなる。日本では捕まっても無罪、有罪でも罰金刑で釈放される。これでは『泥棒 さん日本にいらっしゃい』と言っているようなものです」。だが、小笠原周辺で派手に密漁したサンゴを中国に持ち帰って売りさばけるのだろうか。

 遠藤さんが謎解きをする。「福建省、浙江省の信頼できる知人を通して独自に調べたところ、これまで日本近海で取った赤サンゴを漁民たちは海上で密売業者 に売り渡していました。携帯電話でサンゴの写真を撮り、それを業者にメールで送り、値段交渉がまとまれば海上で手渡す。サンゴが手元になければ、捕まる可 能性は格段に低くなる」

 一方、中国などの海洋政策に詳しい山田吉彦・東海大海洋学部教授は「数隻ならともかく200隻以上の密漁船が取ったサンゴ全てを海上で売りさばくことができるのか。どれほどの量、金額か想像もできない」と首をかしげる。

 そのうえで船団の目的について大胆な仮説を披露する。「密漁船も数隻は交じっているだろうが、大部分は別の意図を持った船団でしょう。漁民を先兵として 使うのは中国の常とう手段です。日本の海保が専従チームを編成して尖閣諸島の守りを固めたため、尖閣以外の海域に密漁船団を送り込み、海保を揺さぶったの ではないか。APEC(アジア太平洋経済協力会議)での日中首脳会談を巡る尖閣の交渉で譲歩を引き出す駒にした可能性もある」

 政府が尖閣3島を国有化した12年9月以降、尖閣諸島周辺で中国公船による領海侵入が急増し、海保は全国から応援の巡視船を派遣してきた。15年度末ま でに巡視船12隻、600人体制の尖閣専従チームを編成することが決まり、最初の2隻が10月25日に沖縄県石垣市に就役している。

 小笠原では、海保は水産庁の取り締まり船2隻と合わせて5隻程度で密漁船の取り締まりにあたるが、逮捕できた船長は6人。逮捕後も法令に基づき洋上で釈放している。尖閣と小笠原の「二正面作戦」が海保の足を引っ張る。

 また、逮捕された中国人船長6人のうち1人は、昨年3月にも沖縄県の宮古島沖でサンゴ密漁中に逮捕され、罰金を払い釈放されている。昨年1年間にサンゴ 密漁で海保に逮捕された中国人船長は3人だけだ。山田さんは「偶然にしても不自然でしょう。他にも福建省、浙江省といった広い地域から出てきたはずの漁船 が、同じ青色の網を使っているのも不可解です」と中国当局の関与を疑う。

 一方、前出の遠藤さんは中国政府の関与説について「何のメリットがあるのか。密漁はどこからみても犯罪行為。おまけに福建省、浙江省は習近平国家主席が 治めていた地域です。国際社会の注目を集めるAPECの前に指導者の体面を傷つけるようなことを中国政府がするとは思えない。事実中国は日本に取り締まり の協力を求めている」と反論する。

 ◇過去の先兵・漁民と違いも

 中国政府関与説が一定の説得力を持つのは、中国漁民が「先兵」として使われた前例があるからだ。1978年4月12日未明、中国漁船約200隻が尖閣周 辺に集結し、数十隻が領海侵犯を繰り返していると海保から外務省に連絡が入った。当時、外務省中国課で海保からの電話を受けた故杉本信行元上海総領事は著 書「大地の咆哮(ほうこう)」で、海保の飛行機や巡視船が中国側の無線を傍受したところ、山東省煙台の人民解放軍基地と福建省アモイの軍港の2カ所から中 国漁船に指示が出ていたと明かしている。

 だが、今回の小笠原周辺と78年の尖閣の漁船団について宮本アジア研究所代表の宮本雄二・元中国大使は「本質的に異なる」とする。「中国は尖閣で領有権 を主張しているが、小笠原では主張していません。これまで中国は、領有権など自らの主張を固めるための行動しか取っていません。今回は現場の漁民の利害関 係で動いているとみていいでしょう」と説明する。

 78年当時、日中は平和友好条約の締結交渉を続けており、日本側はあえて敏感な尖閣で問題を起こす中国側の真意をはかりかねていた。「あくまで私の仮説 だが」と前置きして宮本さんが詳しく解説する。「復権したばかりのトウ小平に不満を持つグループが揺さぶりをかけようとした。中国では指導者に不満を持つ グループが、領有権主張など国内的には正しくとも外交的には問題になる行為で揺さぶりをかけるパターンが続いています。今回の小笠原のケースは中国国内で も違法とされる行為。為政者に近い地位にいる人が考える揺さぶりではないでしょう」

 中国の政治の透明性はまだ低く、複数の仮説が存在しうる。だが、政府の対中政策は、仮説の検証を待っていられない。89年の天安門事件でも、権力闘争の内幕など真相が明らかになってきたのは最近のことだ。

 「当時、私も必死に天安門事件を追いました。現地にスタッフを派遣し、CIA(米中央情報局)やMI6(英秘密情報部)など世界中の情報機関と協力した が、真相は見えてこなかった。だが、政府はその時々の状況判断に基づき政策を立案しなければならない。状況判断を間違えた場合は謙虚に修正していく。対中 政策では特に、政策の修正メカニズムを整えていくべきです」

 政府関係者によると、外務省と海保は小笠原では中国政府の関与を示す証拠はないと判断し、中国には遺憾を表明し、取り締まり強化を求めるにとどめてい る。中長期的には罰則強化など国内法改正で対処していく方針だ。中国側も「中国は赤サンゴの違法採取行為を禁止しており、関係部門は法執行を強化してい く」(外務省報道官)と歩調を合わせ、福建省、浙江省当局も取り締まりの姿勢を見せる。

 だが、台風19号、20号と同時期に北上し、両国の関係改善と合わせるように減少した大漁船団を巡る謎は残されたままだ。13日には再び145隻が確認 されている。今後、中国当局が帰港した漁船を摘発するかどうか。小笠原周辺を離れた中国漁船から目が離せなくなってきた。【浦松丈二】

毎日新聞 2014年11月14日

 東京都の小笠原諸島近海などで中国漁船によるサンゴ密漁が横行し、地元漁業に深刻な影響を与えている問題で、中国政府が漁船に帰港を指示していると日本側に通告してきたことが13日、政府関係者への取材でわかった。この海域の中国漁船は最盛期に比べて半減しており、中国側の指示がすでに実行に移されたとみられる。指示が徹底されれば、今週中にも小笠原周辺から中国漁船が姿を消す可能性がある。【佐藤賢二郎】

 政府関係者によると、中国政府から、今週末にかけて漁船を福建省や浙江省にある母港に帰港させ、地元の公安当局が捜査を開始すると外交ルートを通じて連絡があったという。当局は多数の漁船を所有するオーナーらに帰港を指示したとされ、これを受け入れた漁船が中国本土に向けて移動を開始した可能性が高い。

 この問題を巡っては8日、中国・北京での日中外相会談で岸田文雄外相が対策の強化を求め、王毅外相が「必要な措置を取っている」と応じていた。10日の首脳会談でも安倍晋三首相が習近平国家主席に「前向きな対応」を要請。漁船の拠点とされる福建・浙江両省では当局による取り締まりが強化されている。

 中国が領有権を主張する沖縄・尖閣諸島周辺では、中国政府が関与しているとみられる公船や漁船の領海侵入が常態化しているが、今回のような通告をしてきたことはない。これに対し、今回の外交ルートを通じた通告は自国の船の違法操業を認めた形となっており、ある関係者は「小笠原近海でのサンゴ密漁に中国政府が関与していない証拠と捉えることもできる」と分析している。

 海上保安庁による上空からの調査では、小笠原諸島周辺などでは先月30日に過去最多の212隻の中国船が確認され、活動海域も伊豆諸島南方まで拡大したが、その後は減少に転じた。日中外相会談後の10日には、141隻と大幅に減少し、約半数が中国本土に向かって西に航行しているのが確認された。12日は117隻で先月末に比べ半減した。

 

「戻れば漁船を破壊」サンゴ密漁に中国当局

2014年11月12日 11時05分
 

 【象山(中国浙江省)=鈴木隆弘】小笠原諸島の周辺海域などで希少な 「宝石サンゴ」を中国漁船が密漁している問題で、浙江省象山県の漁業管理当局の幹部は11日、読売新聞の取材に応じ、同県の漁港からサンゴ漁船数十隻が日 本の海域に出ていることを認め、「戻れば厳しく処分し、再発防止のため漁船を破壊する」と明言した。

 ただ、サンゴを採取した密漁船は漁港に戻ることは少ないとみられ、幹部は「摘発が極めて難しいのも事実だ」と語った。実際にどこまで厳しく取り締まれるかは不透明だ。

 同当局によると、地元漁民の証言から、日本の海域へサンゴ漁に 向かった漁船がいることを確認した。今後、戻った漁船からサンゴ採取の網が見つかれば、漁船を押収して破壊する措置を取る。漁民がサンゴを所有していれ ば、刑事処分を行う方針だ。今月7日、浙江省政府が緊急会議を開き、サンゴ密漁船を厳しく取り締まることを確認している。

 

小笠原に押し寄せる中国船、「宝石サンゴ」密漁か 「守るすべない」「島民は不安」

2014.10.13

 世界自然遺産に登録されている小笠原諸島(東京都)沖に中国船とみられる不審船が押し寄せている。目的は高級サンゴの密漁とみられ、その数は日を追うご とに増加。夜間には水平線に不審船の明かりが並び、島の近くまで接近する船もある。「自分たちの領土で好き勝手にされているのに、見ていることしかできな い」。傍若無人な振る舞いに地元漁業にも影響が出ており、国境の島では不安が広がっている。(松岡朋枝)

              ×   ×   ×

 今月8日夜、皆既月食を観測しようと母島のヘリポートに集まった島民は息をのんだ。南の海上に「えらい数」の漁船の明かりが見えたからだ。小笠原では、集魚灯を使用した漁業は禁止されている。

 「夜間だけではない。最近は日中にも目撃されるようになった。かなり広い範囲で堂々としたものだ」

 小笠原村議会の佐々木幸美議長は説明する。父島と母島を結ぶ定期船からも、航路上で日中に10隻ほどの不審船を確認したとの報告があったという。

 父島でダイビングショップを営む男性も、不審船を目の当たりにした一人だ。9月22日、客を連れて訪れた嫁島付近で東の水平線から不審な船が姿を見せた。5隻、10隻、15隻-。鉄製で中国旗を掲げた船団は、あっという間に20隻程度に膨れあがった。

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 「中国から小笠原沖まで航行して採算が取れるのはサンゴしか考えられない」

 東海大海洋学部の山田吉彦教授(海洋政策)は中国船とみられる船の狙いがサンゴの密漁だと分析する。


 日本産のサンゴは品質が良く、中国では高値で取引される。日本珊瑚(さんご)商工協同組合によると、「宝石サンゴ」とも呼ばれる赤サンゴの卸値は10年で約5倍に上昇。平成24年の平均取引額は1キロ約150万円で「金より高値で取引されることもある」(同組合)。

  宮古島(沖縄県)沖や五島列島(長崎県)周辺もサンゴの生息地だが、山田教授は「警備が厳しくなった結果、小笠原まで足を延ばすことになったのではない か」と指摘。「サンゴは貴重な資源であると同時に、海底の形状にも影響する。サンゴの乱獲は生態系を壊すことにもつながる」と警鐘を鳴らす。

 海上保安庁も小笠原周辺で中国船とみられる不審船を確認。その数は9月15日に17隻、23日に25隻、今月1日には40隻と増加を続けている。

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 今月8日、佐々木議長ら小笠原村議8人全員が東京都千代田区の海上保安庁を訪れ、警備の強化を要望した。海保の担当者は産経新聞の取材に「9月中旬以降、相当数の船がいることを確認しており、警備態勢の増強に努めている」と説明した。

  横浜海上保安部(横浜市)は5日、父島から10キロの日本領海内でサンゴを密漁したとして中国船籍の漁船(乗員11人)を拿捕(だほ)。船長(39)を外 国人漁業規制法違反(領海内操業)容疑で逮捕した。この日は、兄島から1キロほどの海上でも、航行する不審船が目撃されたという。ダイビングショップを営 む男性は「いつ上陸されてもおかしくないが、私たちには守るすべがない」と嘆く。鉄製で巨大な中国船との衝突を恐れ、出漁を控えるなど地元漁業にも影響が 出始めている。

 佐々木議長は「これは国の問題。政府間で話し合いを持たなければ解決できない」と指摘。「人の住む島のそばで密漁が行われ、島民には不安が広がっていることを知ってほしい」と訴えている。

                   ◇

【用語解説】赤サンゴ

  主に日本近海の水深100メートル以上の深海に生息するサンゴ。硬質で磨くと光沢が出ることから「宝石サンゴ」とも呼ばれる。ネックレスや数珠に加工され るほか、大きく完全な形のものは観賞用になる。赤色が濃いほど価値が高く、中国ではアクセサリーのほか、魔よけなどとしても用いられている。


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