<スーダン>7月だけで人道支援関係者8人殺害 ダルフール
【ヨハネスブルク白戸圭一】紛争により200万人以上が避難民となっているスーダン西部ダルフール地方で、国連や非政府組織(NGO)などの人道支援関 係者に対する襲撃が急増し、7月だけで8人が殺害された。国連は過去2年間の人道支援関係者の犠牲者総数を上回る深刻な事態として、国連平和維持部隊の受 け入れをスーダン政府に働きかけている。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は7日、「人道支援関係者が直面している暴力は前例がない」との声明を発表。国際NGOのオックスファム(本部・英国)など4団体も声明を出し、この状態が続けば「住民への支援にも支障が出る」と訴えている。
紛争は政府軍と反政府勢力2派の間で03年1月ごろ始まり、今年5月に政府と「スーダン解放軍(SLA)」が和平協定に調印したが、SLA非主流派と 「正義と平等運動(JEM)」は調印を拒否。他にも政府系、反政府系双方の民兵が存在するため戦闘が終息せず、諸勢力が和平崩壊を狙って人道支援関係者を 襲撃している模様だ。
【ヨハネスブルク白戸圭一】紛争により200万人以上が避難民となっているスーダン西部ダルフール地方で、国連や非政府組織(NGO)などの人道支援関 係者に対する襲撃が急増し、7月だけで8人が殺害された。国連は過去2年間の人道支援関係者の犠牲者総数を上回る深刻な事態として、国連平和維持部隊の受 け入れをスーダン政府に働きかけている。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は7日、「人道支援関係者が直面している暴力は前例がない」との声明を発表。国際NGOのオックスファム(本部・英国)など4団体も声明を出し、この状態が続けば「住民への支援にも支障が出る」と訴えている。
紛争は政府軍と反政府勢力2派の間で03年1月ごろ始まり、今年5月に政府と「スーダン解放軍(SLA)」が和平協定に調印したが、SLA非主流派と 「正義と平等運動(JEM)」は調印を拒否。他にも政府系、反政府系双方の民兵が存在するため戦闘が終息せず、諸勢力が和平崩壊を狙って人道支援関係者を 襲撃している模様だ。
(毎日新聞) - 8月11日19時0分更新
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