最近新聞紙上を賑わせているトッピクス。
「サブプライムローン」は、主にアメリカ合衆国 において貸し付けられた住宅ローン のうち、優良顧客(プライム層)向けでないものを指します。
住宅価格が右肩上がりを続ける中、「サブプライムローン」の貸付残高は近年拡大しましたが、顧客の信用水準が一定基準を満たさない者に集中しているという本質的な特徴から、今年に入って ①「サブプライムローン」の返済の遅延・不能、②「サブプライムローン」を組み込んだ金融商品の価格下落、さらには ③疑心暗鬼に陥った金融機関同士の資金取引の縮小や投資家による各種投資の規模縮小などの問題(=結果として世界の株価が下落)が表面化しています。
と、ここまで聞くと「サブプライムローン」という耳慣れない、何か特殊な問題のように見えますが果たしてそうでしょうか? '90年代初頭から10年以上に亘り日本が苦しんだ不動産バブルの「米国版」と言えばもっと分かりやすいと思います。
優良顧客層の中にも住宅をあたかも打ち出の小槌のごとく扱って、値上がりして担保余力ができるとそれを見合いに借入をして消費に回してきた人がいるのではないでしょうか?
商業ビルの価格もかつてジャパンマネーが買い漁った頃を上回っているといいます。筆者は2000年までサンフランシスコに住んでいましたが、今から思えば住宅バブルは既に始まっており、家賃更改の度に(新家賃が会社の予算を超え)転居を余儀なくされるのではないかと心配したものでした。
個人や企業の所有する資産の価値が下がると融資している金融機関(クレジットカード会社を含む)の不良債権が増加し.......日本のバブルと同じですね。アメリカの旺盛な個人消費のおかげで世界が潤ってきたこともあり、今回のバブル破裂の影響は大きいのではないかと個人的には心配しています。
「サブプライムローン」は、主にアメリカ合衆国 において貸し付けられた住宅ローン のうち、優良顧客(プライム層)向けでないものを指します。
住宅価格が右肩上がりを続ける中、「サブプライムローン」の貸付残高は近年拡大しましたが、顧客の信用水準が一定基準を満たさない者に集中しているという本質的な特徴から、今年に入って ①「サブプライムローン」の返済の遅延・不能、②「サブプライムローン」を組み込んだ金融商品の価格下落、さらには ③疑心暗鬼に陥った金融機関同士の資金取引の縮小や投資家による各種投資の規模縮小などの問題(=結果として世界の株価が下落)が表面化しています。
と、ここまで聞くと「サブプライムローン」という耳慣れない、何か特殊な問題のように見えますが果たしてそうでしょうか? '90年代初頭から10年以上に亘り日本が苦しんだ不動産バブルの「米国版」と言えばもっと分かりやすいと思います。
優良顧客層の中にも住宅をあたかも打ち出の小槌のごとく扱って、値上がりして担保余力ができるとそれを見合いに借入をして消費に回してきた人がいるのではないでしょうか?
商業ビルの価格もかつてジャパンマネーが買い漁った頃を上回っているといいます。筆者は2000年までサンフランシスコに住んでいましたが、今から思えば住宅バブルは既に始まっており、家賃更改の度に(新家賃が会社の予算を超え)転居を余儀なくされるのではないかと心配したものでした。
個人や企業の所有する資産の価値が下がると融資している金融機関(クレジットカード会社を含む)の不良債権が増加し.......日本のバブルと同じですね。アメリカの旺盛な個人消費のおかげで世界が潤ってきたこともあり、今回のバブル破裂の影響は大きいのではないかと個人的には心配しています。