ものずき烏の無味乾燥?文

ブログ発想 LP/LD/CD コレクション作業 進行中。ジャズばっかしじゃないかと言われたら身も蓋もない。

マイルス・デイヴィス:『死刑台のエレベーター』/アムステルダム・コンサート

2005-10-10 | 音楽 の 紹介

ASCENSEUR POUR L'ECHAFAUD /
THE COMPLETE AMSTERDAM CONCERT:
Miles Davis

"Ascenseur Pour L'Echafaud" Fontana(JPN)PAT-505
ルイ・マル『死刑台のエレベーター』 (Soundtrack)
Generique テーマ
L'Assassinat De Carala カララの殺人
Sur L'Autoroute ドライブ・ウエイのスリル
Julien Dans L'Ascenseur エレベーターの中のジュリアン
Florence Sur Les Champs-Elysees 
  シャンゼリゼを歩むフローレンス
Diner Au Motel モーテルのディナー
Evasion De Julien ジュリアンの脱出
Nisite Du Nigele 夜警の見回り
Au Bar Du Petit Bac プティ・バックの酒場にて
Chez Le Photographe Du Motel モーテルの写真屋
Miles Davis (tp) Barney Wilen (ts) Kenny Clarke (ds)
Rene Urtrcher (p) Pierre Michlot (b)
1957/12/04
 映画フィルムのラッシュを見ただけでサウンドトラックを付けたという、一種の驚くべき伝説が伝えられていました。’90年代になって、コンプリート版が出されました。興味はあったのですが、入手はしてません。今、Webのディスコグラフィーを参照しますと、コンプリート版は、それぞれの曲の別テイクが収められているようです。このLPは、全10曲でトータル26分。購入価格1200円。安いはずですね。
『死刑台のエレベーター』はLDでも所有しています。2度くらい見ました。見た感想は、この10曲がシーンごとに、きわめて効果的に使われていたことですが、このLPほどプチプチ・ノイズはしていません。ヌーベル・バーグの先駆けとなったモノクローム作品で、ルイ・マル監督の映画史上に残る名作です。日本では、大島渚監督が影響を受けたとか...

"The Complete Amsterdam Concert"
                             Celluloid(NDL)CEL_6745/6746
Woody'n You / Bag's Groove
What's New / But Not For Me / Four(Night In Tunisia)
(Four) / Walkin / Well You Neednt
Round About Midnight / Lady Bird
Miles Davis (tp) Barney Wilen (ts) Kenny Clarke (ds)
Rene Urtrcher (p) Pierre Michlot (b)
1957/12/08
 Night In Tunisia が、Four となってんですね。なんか間違いじゃないかと思うのですが、入りと終わりは明らかに Night In Tunisia なんです。途中が Four なんですかね。別のアルバムの Four を聴いて、研究します。...と疑問に思いながら、次の盤を聴きだしたら Four なんです。結局 Night In Tunisia が、記載漏れとなっていました。どこで製作したLPかもよく判らないので、とりあえずオランダにしてあるのですが、イタリアの匂いもしますね。余分なことまで楽しませてくれるLPです。
 『死刑台のエレベーター』の収録から4日後、アムステルダムでコンサートをやってます。ヨーロッパへ出向いた目的はサントラ収録だったと思うのですが、ものは序で帰り支度でもなさそうですが、収録メンバーを引き連れてコンサートを一発。ここで『死刑台のエレベーター』の曲を演奏したら面白そうですが、映画の製作中ということで控えたのですかね、普段の曲を演奏しています。この後、『死刑台のエレベーター』の曲は一切演奏していないと思いますので、ルイ・マルにあげちゃったことになるのでしょう。
このアムステルダムのLPですが、トータルの収録時間が59分で2枚組。音質は収録時間に反比例するという、LPレコードの常識を覆す悪さ。あくまでもコレクターズ・アイテムなのです。

 わたしの、コレクションの上からは、バルネ・ウィランと関係を持たせたい2組のアルバムです。
 それから言い忘れてましたが、『死刑台のエレベーター』は、わたしがモダン・ジャズに興味を持った、最初の音楽だったんです。


投稿済み・準備中を含め アルバム・ジャケット一覧 を用意しました。
2005/10/10 ものずき烏
(参考)
2005-06-05 マイルス・デイヴィス:ジャック・ジョンソン
2005-06-13 マイルス・デイヴィス:(’64、東京~ベルリン)
2005-08-21 マイルス・デイヴィス:サークル・イン・ザ・ラウンド/ディレクションズ
2005-08-22 マイルス・デイヴィス:ゲット・アップ・ウイズ・イット
2005-08-23 マイルス・デイヴィス:アガルタの凱歌/パンゲアの刻印
2005-09-06 マイルス・デイヴィス&ギル・エバンス:(’57~’58)
2005-09-07 マイルス・デイヴィス&ギル・エバンス:(’59~’61)
2005-10-09 マイルス・デイヴィス:「バース・オブ・クール」 のライブ(海賊盤)
2005-08-14 バルネ・ウィラン:(’57)
2005-08-15 バルネ・ウィラン:(’58、’59)
2005-03-11 バルネ・ウィラン:(’86,87)
2005-08-16 バルネ・ウィラン:(’88、’89)
2005-08-17 バルネ・ウィラン:(’90~’92)

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