ものずき烏の無味乾燥?文

ブログ発想 LP/LD/CD コレクション作業 進行中。ジャズばっかしじゃないかと言われたら身も蓋もない。

マイルス・デイヴィス:ジャック・ジョンソン

2005-06-05 | 音楽 の 紹介

JACK JOHNSON (Soundtrack): Miles Davis


 
 最晩年のマイルスがライブで演奏していた「ジャック・ジョンソン」の、最初の録音は、ドキュメンタリー映画のサウンドトラックだった。
このドキュメンタリー映画であるが劇場公開されたのであろうが、わたしは日本テレビで深夜に見た。肌の色による偏見と差別があった頃、ボクシングでヘビー級の世界チャンピオンになったジャック・ジョンソンの記録映画である。モノクロームの画面に、このサウンドトラックが、かぶさっていた。



 体力維持のためか、70年代のマイルスはボクシングを練習しているスナップをよく見る(先頭の画像はこのLPのおまけ)。ジャズの帝王であるためには、肉体的にも鍛えていたのである。そのひとつの集大成が、この「ジャック・ジョンソン」であったものと思える。
Jack Johnson CBS(JPN)SONP-57110
Right Off / Yeaternow
Miles Davis (tp)
Steve Grossman (ss) Herbie Hancock (p) John McLaughlin (g)
Michel Henderson (b) Billy Cobham (ds) 1970/04/06
 汗臭いロック・リズムで、マイルスの思い入れが、たっぷりと詰まったアルバムと想います。サウンドトラックを担当するのは「死刑台のエレベータ」以来2度目で、この後に「シエスタ」があるのですが...「ジャック・ジョンソン」の映画自体としては20世紀初頭の記録映画ですから、テケテケ(チャップリンの初期のサイレント映画)ですので、見る機会があったならば、サウンドトラックのマイルスを聴きながら、画面を眺めることになるのではと思います。


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2005/06/05 ものずき烏
(参考)
2005-06-13 マイルス・デイヴィス:(’64、東京~ベルリン)

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