伏見の「墨染寺」(ぼくせんじ)は京阪の墨染駅から徒歩3分程の所にあるこぢんまりとしたお寺で”墨染桜”(すみぞめさくら)という桜が有名です。 平安時代の歌人、上野岑雄が友人の藤原基経の死を悼み桜に向かい”深草の 野辺の桜し 心あらば 今年ばかりは 墨染に咲け”という和歌を詠んだとされ一体の桜は喪に服すように墨染色の花を付けたと伝わっています。今は植え継がれた4代目の桜でまだ小さめの樹ですが存在感を醸し出しています。 7日現在ソメイヨシノは終盤を迎え、墨染桜は見頃が続いています。
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