徳川家康の時代、大阪佃村の漁民が移り住んだことから名前が付いたと伝わる佃島
佃煮発祥の地としても知れられいます。
かつてこの辺り一帯は隅田川河口の寄洲で
対岸との間を渡船が行き交っていたそうです。
佃大橋の完成により渡船は廃止されまいたが
その時に記念碑として立てられた石碑があります。
江戸幕府は佃島の人達に特別な漁業権を与えていたようで
佃煮は漁民達が湾内で獲れた小魚類を塩辛く煮て保存食としたのが始りで
最初は塩煮だったそうですが後に醤油煮にかわり佃煮となったそうです。
渡船の石碑のすぐ近くに創業天保8年、佃煮の老舗「天安本店」さんがあります。
170年前と変わらない製法で当時から受け継がれているタレを生かした佃煮を
今でも作り続けているそうです。
雰囲気のある店構え・・・
店内に入ると昆布やあさり、小女子、たらこや鰻など沢山の佃煮が並べられ
対面式で売り方も昔ながらの風情があります。
個人的には佃煮といえばあみをはずせませんが(あみは海老の稚魚のことです)
天安さんでは生あみと普通のあみと2種類あります。
佃島に残る佃煮屋さんは今では3軒舗程なのだそうです。