我思う、ゆえに Enjoy FOOTBALL !

プレーしているOver40のシニアサッカー、コーチしている少年サッカーの戦績を中心に

パラグアイ戦を見て

2010-06-30 23:40:10 | お父さんコーチの独り言(旧ブログ)

日本代表のW杯が終わりました。大健闘を称えつつも、勝ちを逃した悔しさが胸の中で交錯する複雑な心境です。

パラグアイは優勝候補でないとは言え、予選ではブラジルやアルゼンチンと互角以上に戦ってきた強豪。そんな相手と拮抗した試合をできた訳ですから凄い事です。

本田が前線でしっかりとクリアボールに反応し、当たり負けをしない強さを見せました。松井にボールが渡れば、しっかりキープができて一安心。そこに遠藤・長谷部が絡めば、大きな展開が可能となります。4試合目にして、コンビネーションが洗練された感がありました。

だからこそ、惜しい・・・

スペインとどこまでできるかを見てみたかった・・・

これもサッカーの神様が与えてくれた試練なのかもしれません。ドーハの時は喪失感のみでしたが、今回は未来への期待感もありました。

次世代の代表候補には多くのタレントがいます。彼らは欧州でも南米でも名前負けすることはないでしょう。対戦できることで満足するレベルから、完全に脱皮 できたと思います。どんどん海外へ行き、経験を積み、大口を叩く選手が増えて欲しい。

これからの4年を思うと楽しみです。

また、考えようによっては、前回大会のブラジル戦のようにスペインに完膚なきまでやられてしまうより良かったかも。期待感の持てる負け方だったと思います。

でも、PKは辛い。県大会ブロック予選準決勝のPK戦を自分が外したせいで負けた次男は駒野の気持ちを察っしていたかもしれません。そして去年、私お父さんコーチも2回連続でPKを外しています。

でも、駒野が感じているであろう、胸の奥底から込み上げてくる苦々しい後悔の念は、どれほどのものか想像すらできません。

気持ちを強くもって、胸を張って、上を向いて帰国して欲しい。4試合、賞賛に値するプレーをしてきたのだから。



デンマーク撃破

2010-06-25 07:53:01 | お父さんコーチの独り言(旧ブログ)
目覚ましをセットした時間の少し前、自然と目が覚めました。鳴っても気づかないこともあるのに、決戦の前だという事を全ての細胞が自覚しているかのようです。

目覚ましが鳴ると、お母さんマネージャーが起きてきました。ユーロなど未明の試合で起きてくとは稀ですが、W杯は格別なのでしょう。

試合の序盤はデンマークが美しいパス回し。ボール周辺の選手はみなスペースへと動き、足元へ強くて速くてしっかりしたパスを何本も通されました。

流れが変わったのは、大久保の縦パスを松井がGK前で右足アウトでコースを変えたシーン。たまたま、GKの足に当たりましたが、素晴らしいプレーでした。

今日は本田のボールさばきが良いテンポで、攻撃にリズムがありました。

本田・遠藤のFKも見事。GKをちょっと同情してしまいました。

守備も速いプレスと粘り強い対応ができていました。前半から遅延行為で2度もイエローを出す審判にPKをやられちゃいましたが、ほぼ完璧だったと思います。

失点後もうろたえることなく、カウンターでダメ押しをするあたり、チームの成熟を感じます。

それにしても、よくここまできたものです。直前の状況を考えると神がかり的。決勝トーナメントもこのまま快進撃を続けて欲しいものです。

前半途中から起きてきた息子達にも今日の試合は忘れられない記憶となることでしょう。後世に語り継げよ!

実は昨日、ウチの会社が2022招致活動のスポンサーになったことが発表されました。もし敗退していたら、疫病神になってしまうところ。逆に、勝利の女神になれたことでホッとしています。

本当に良かった!


オランダ戦を見て

2010-06-20 23:49:52 | 日本代表

昨日のオランダ戦は0-1惜敗。客観的に見れば、上出来だったと思います。狙い通りのゲーム運びで、得点のチャンスもありました。

大久保や松井がキレのある動きでチャンスメイクしました。彼らのスピードやテクニックはオランダ相手でも通用することは分かります。

でも、日本代表が勝つためには個人技だけでは厳しい。彼らの個人技と周りのサポートを連動させなければ、相手のブロックを崩せません。特に、大久保は後半何度もシュートを打ちましたが、シュートを打つのが精一杯でした。

そもそも、日本代表がヨーロッパや南米と伍するには、組織的な早いパス回しが必要だったはず。個人技だけではその距離は縮まりません。

大久保がボールも持った瞬間に周囲がサポートの位置に入り、ワンツーでスペースに抜け出すようなプレーが勝利には必要だと思います。接近・展開・継続はどこへ行ってしまったのか?

本田にボールが入った時のサポートが遅いのも気になります。まあ、1トップの守備的な布陣なので、やむを得ないとは思いますが。

心配なのは俊輔です。精彩を欠いていた印象があります。試合感が鈍っているのかもしれません。シュートをためらったりパスのタイミングを逃したりしていました。俊輔のことですから、サッカーノートに克明に記入し、修正してくることと思います。おそらく最後になるであろう今回のワールドカップで輝いて欲しい。

今の代表は俊輔が輝いてこそのチームだと思うのです。

デンマーク戦は大久保や松井の個人技に俊輔が絡み、早いパスワークで大柄な相手ディフェンスを翻弄してもらいたいものです。

ガンバレ、俊輔!


韓国v.s.アルゼンチンを見て

2010-06-18 00:40:40 | お父さんコーチの独り言(旧ブログ)

帰宅途中の携帯のTVで韓国×アルゼンチンを見ました。小さい画面で映像も粗いので、細部は良くわかりませんでしたが、韓国は奮闘していたと思います。

見始めたのは前半40分ころ。スコアは0-2で、さらにメッシの個人技が炸裂していたので、一方的な試合かと思いきや、終了間際に得点。

後半が始まると互角以上の戦い。同点ゴールを予感させるようなプレーもありました。でも、終わってみれば1-4。アルゼンチンの攻撃力は強烈です。

メッシのドリブルは携帯でみても異次元さがわかるほどの、キレとスピード。あれをやられたら組織的な守備が機能しなくなるのもやむを得ません。

韓国は終盤こそ翻弄されましたが、後半の半ばまでは良いファイトだったと思います。でも、ハイライトを見ると序盤はディフェンシブだった様子。守備的に入ってオウンゴールからゲームプランが崩壊。これは他人事には思えません・・・

日本も、カメルーン戦のような試合の入り方では大敗するかもしれません。相手も初戦で慎重だったことと、チーム状態が日本以上に悪かったことが、勝利の要因。オランダ戦は相手が面食らうくらい積極的にいかないと防ぎきれないと思います。

恐れることなく大胆に、そして闘志を燃やしてクレバーに戦って欲しい。頑張れニッポン!


カメルーン戦を見て

2010-06-16 11:46:13 | お父さんコーチの独り言(旧ブログ)
興奮と歓喜のカメルーン戦から、ニ晩を経てようやく冷静になってきました。

オランダのジャーナリズムにはつまらない試合と切り捨てられているようです。

確かに、チーム状態の悪い両チームの立ち上がりは慎重で、おとなしい序盤でした。特にカメルーンは選手を入れ替えた影響からか、連動感がありません。

でも、日本は狙い通り。静かな立ち上がりからペースをつかんでいたといえます。本田をワントップにした練習試合からイメージを作っいたはず。

両者には準備の差が前提としてあったと思います。前半に得点出来たのは上出来でした。

基本をおさえていたことがこの得点につながったと考えます。ニアとファー。大久保はニアにまで走り込めてはいませんでしたが、大久保がDFを2枚ひきつけたおかげで、本田がフリーになれたわけです。

小学生にもニアとファーを教えていますが、このゴールシーンをイメージできれば理解が深まることと思います。

やはり基本は大事なんだと、改めて痛感しました。

後半は専守防衛。バントやゴールキックを本田が体を張って収めたのと、松井の個人技によるキープで、ディフェンスは一息つけました。

バー直撃などヒヤッとするシーンがいくつかありました。私が最も肝を冷やしたのは、相手シュートが中澤をかすめコースが変わった時。また、OGかと。

終盤は相手がパワープレーだったこともありますが、少年サッカーでもあまり見ないただ遠くへのクリアのオンパレード。そりゃ、キレイなサッカーではありません。ワクワクさせるプレーじゃありません。レベルが低いと思われるかもしれません。

でも、勝ってナンボ。どんなに泥臭い試合でも、つまらない試合でも、勝てたことが素晴らしい。勝ったという事実が自信につながるはずです。

オシムの本を読んだら、自信を持ってプレーすることが重要だとありました。当の本人はスカパーのインタビューで辛口のコメントをしていたようですが、この勝利による自信でチーム力は飛躍的にアップしたのではないでしょうか?

まあ、大会直前のチームに比べてですが。

それにしても、ロスタイムの4分は長かった。スヤスヤと寝息をたてる次男の側で長男・お母さんマネージャーと大騒ぎです。ブブゼラの音にも家族の悲鳴にも動じない次男は大物かも。

試合が終わっても高揚がおさまらず、しばらく眠れませんでした。ジョホールバルで出場を決めた時の状態に似ています。違うのは、当時赤ん坊で別室で寝ていた長男が「興奮して寝られねぇ~」って横にいることでした。

ちなみに、お母さんマネージャーは次男と一緒に夢の中。

さあ、土曜日はオランダ戦。言うまでもなく強敵ですが、精神的にはチャレンジャーの日本が有利。気後れすることなく、精一杯戦って欲しいと思います。

俊輔のFKゴールを見たいなぁ~。


長男の体育祭

2010-06-14 21:25:28 | お父さんコーチの独り言(旧ブログ)
土曜日は、夏を思わせる日射しのもと、中3の長男の体育祭が開催されました。

彼の最初の種目は1500m走。実はお父さんコーチが最も苦手としているのが長距離。1500mなんて苦行以外の何者でもありません。

陸上部だったお母さんマネージャーも短距離選手。長距離は決して好きではないはずです。選択参加の競技なので短距離も選べるのに、何故苦行を選ぶのか?

本人に理由を聞くと、クラスのタイムトライアルで1番だったとのこと。小学生の頃の根性無しさ加減からは想像もつきません。

本番でもトップ集団に位置していました。見ているこっちが、息苦しくなってきます。結局、最後までバテることなく、3位でフィニッシュ。立派になったもんです。我が息子ながら、リスペクトしてしまいました。

棒倒しなど、その後の種目もそこそこの活躍。そして迎えたメインイベントのリレー。小学6年の運動会で見事に抜かれた悪夢が甦ります。

長男、スタートはまあまあなのですが、中盤以降の伸びがなく最後は失速してしまうのです。最近のサッカーのプレーを考えると、スピードもキレもあるので、大丈夫だろうと思うのですが、一抹の不安は拭えません。

いよいよ、バトンが長男へ。チョット離れたビリでホッとします。抜かれることはないと。

良い感じでスピードに乗り、差を縮めます。相変わらず中盤からの伸びはないものの、ラストは頑張って1人抜かしました。

なんて晴れがましいことでしょう。県で3位になったことのあるお母さんマネージャーはフォームが良くないとブツブツ言っていましたが、お父さんコーチはここでもリスペクトです。

もう、体力では長男にかなわないなと実感させられた体育祭でした。もう、長男は大人扱いした方が良さそうです。

からかうのなら次男。まだまだ彼は子供っぽさが多分に残っています。まあ、あっという間に成長するんでしょうけど。



代表戦から少年サッカーまで観戦して思うこと

2010-06-06 20:58:44 | お父さんコーチの独り言(旧ブログ)
4日は代表のコートジボアール戦、5日は次男の中学サッカーとJ2横浜FC、今日6日は指導している少年サッカーの公式戦と、この数日で様々なレベルのサッカーを見ました。

代表のコートジボアール戦は疲労でコンディションが悪いのかミスが多く見所の少ない試合。まあ、韓国戦と比較すれば玉際の厳しいプレーが増えていて多少の良化が感じられます。

ただ、イングランド戦に比べると、試合展開にも影響されているのでしょうが、物足りない結果でした。

やはり、得点の可能性が感じられないのが要因。積極的なサイド攻撃は鳴りを潜めています。サイドからの低いアーリークロスに岡崎が飛び込むはずだったのに。本番へ向け隠しているのなら良いのですが。

岡田ジャパンは南アで結果を残すために、最善の策を練っていることと思います。確かに、現状だと失点しないゲーム運びがベター。でも、4年後へ向けては、日本ならではの攻撃をクリエイトできる監督であって欲しい。

そんな代表戦の翌日は中学サッカーでした。あいにく、時間の関係で次男のプレーは見られませんでした。まあ、どんなプレーか察しがつくので、見なくて良かったかな?とおもいます。きっと余計なストレスが溜まるだけだったかと。

次男の先輩に、私が教えていた選手達がいます。当時のプレーの面影を残しつつ、大人びたプレーもあって嬉しくなりました。

この附属中の顧問はサッカー未経験者のようで、ハーフタイムの指示はがっかりしてしまう内容でしたが、試合後の反省会を選手達が自ら実施しているのは好感が持てました。

附属中に進学せず地元の公立を選んだ長男も一緒に試合を見ていたのですが、昔の仲間から声をかけられ反省会に参加していました。きっと昔の仲間から良い刺激を受けたことと思います。

長男よ、自ら考え仲間と議論して、質のたかいサッカーを目指してごらん。小学校の同級生はやってるんだよ。

5日の午後は三ツ沢でJ2観戦。三ツ沢は選手の息づかいが聞こえるほど、グランドが近くて臨場感が満点です。凄かったのは大黒のポジションどり。動き出しの瞬間的な判断が鋭く動きも素早いのです。周囲とレベルが違いました。

大黒の得点が拝めて、横浜FCも快勝。とても満足でした。あと、カズが出ていれば文句無しだったのですが。怪我してるのかな?頑張って欲しいです!

今日は少年サッカーでした。我がチームの子供達は基礎が弱いのを実感。浮き球のコントロールや柔らかいボールタッチ、キックの精度など課題が一杯です。基礎をいかに楽しく取り組ませるかがコーチの腕の見せどころ。頑張らねば。

人の試合を見ての思う事は山程あるのですが、自分がプレーしている試合はどうなんだろう?自分のイメージと実際が大きく乖離しているに違いありません。

四十雀の次節は来月です。W杯見てせめてイメージだけでも膨らませることにしよう!