我思う、ゆえに Enjoy FOOTBALL !

プレーしているOver40のシニアサッカー、コーチしている少年サッカーの戦績を中心に

夏の終わり

2012-07-10 23:45:05 | 中学サッカー
次男の中学は部活に熱心ではありません。週の活動は3日に限定されています。去年までは顧問もサッカー経験者ではありませんでした。

そんな部活でキャプテンになってしまった次男はそれなりに苦労をしていたようです。率先してふざけるタイプだった次男が、下級生が真面目にやってくれないと愚痴を言うくらいでした。

そんなせいか、「高校行ったらサッカーやらねぇ」なんて悲しいコトを言うようになってしまいました。

しかしながら、この春に赴任した新しい顧問の先生は、サッカー経験者。練習メニューや試合の戦術など指導がしっかりしているようで、次男としてはかなり肩の荷が下りたみたいです。

赴任前の中学では、県大会にコンスタントに出場するチームを作り上げた実績のある顧問で、ほぼ勝つことがなかった次男のチームも時々は勝てるようになってきました。

そんな中、夏の地区予選が先週末にありました。久しぶりに次男のプレーをじっくり見たのですが、以前の軽いプレーは姿を消し、カラダを張って頑張っていました。

お父さんコーチとしては、嬉しい限り。あれだけストレスを感じながら指導していた小学生の頃がウソみたいです。

特に、驚いたのがヘディング。これまでは、直前までやると見せかけて、起器用に頭を引っ込める始末でした。それが、コーナーでは頭ひとつ抜け出しゴールを予感させるほどに。思わず、「おおっ」っと声が出てしまいました。

でも、大会の結果は初日で敗退。次男の中学最後の夏が呆気なく終了しました。新しい顧問がもう1年早く赴任してくれれば・・・なんて思ってしまいますが、仕方ありません。

今、お母さんマネージャーと画策しているのは、褒め殺し。「あれだけのプレーが出来るんだから、サッカー辞めちゃうの持ったいたいなぁ~」とつぶやく作戦です。

さあ、このサッカーを続けせるミッション、コンプリートできるのでしょうか?目的のためには手段を選ばず、何かと張り合っている長男にも協力させようと思ったりしています!

まあ、次男が好きなことをやればいいんですけど…

でも、高校でサッカーやるのを応援したい気持ちがふつふつと湧き上がってくるのです。

はてさて、どうなることやら。












ヘディング

2012-05-18 23:42:09 | 中学サッカー
先日の朝の会話。

お母さんマネージャーが次男に向かって「今日は試合なのよねぇ~、珍しく」と言うと、「そうそう、今日は勝ちてぇ~な~」と次男。

何の試合なのかと確認すると、地域で最難関の私立中学の学園祭の招待試合なんだそうです。

完全アウェイ、かつ、毎年招待されていて勝ったことがないとのこと。加えて、新しい顧問が赴任して、勝つ喜びを覚えたところ。そりゃ、さすがの次男も気合が入るはずです。

「そうだよ、例年なめられてんだ!一泡吹かせてやれ!!」と煽ってみたら、「もちろんだよ、勝ったら痛快だよなぁ~」と次男。

最近エレキギターに傾倒し、部活に気合が入らない状態を憂いていたお父さんコーチとしては、この次男の発言には我が意を得たり!なわけです。

残念ながら同日は、シニアサッカーの試合もあるので応援には行けず、お母さんマネージャーにビデオ撮影をお願いしていると…

「うぁ~、しまったぁ~~~」「学校にスパイク忘れたぁ~」と次男の叫び。あまりの不甲斐なさに腰の力が抜けちゃいました。戦う前から負けてるやん…

お父さんコーチの使っていないスパイクが履けたので事なきを得ましたが、次男の気合に膨らんだ期待が一瞬で吹き飛びました。

夕方帰宅して結果を聞くと、0-1の惜敗だったとのこと。せっかくお母さんマネージャーがビデオを撮ってきたので、久しぶりに次男の勇姿を見ることにしました。

ポジションは右のサイドバック。ウイングバックバリに攻撃参加するプレーは小学生の頃から変わりありません。

まあ、時々良いプレーもあり、決定的なミスもないので、次男は及第点といったところ。試合内容も悪くなく、キーパーのミスでの失点。むしろ押し気味の試合展開でした。

チーム力がアップしているのは納得です。ただ、驚いたのはコーナーキックでした。

オーバラップしたまま、攻撃のポジションに残った次男。ゴールから離れていくボールに合わせ、自陣方向にステップを切りながら、ジャンプヘッドしたのです。

若干こすり気味だったのでファーサイドに外れましたが、もう少しボールがゴールに近ければ得点でした。

中1の頃までは、上手によけているとしか思えないほど、ヘディング下手だった次男。チョット見直しちゃいました。

何ヶ月か前、「ヘディングで点とったよ!」と自慢してんのを冗談かと受け流しちゃってゴメンな。




顧問の力

2012-05-07 23:08:20 | 中学サッカー
次男は中学のサッカー部のキャプテンをやっています。が、親の贔屓目を目一杯発動しても、プレーで引っ張るタイプとはいえません。

あえて長所をあげるなら、“ノリ”

小学生の頃から、試合の前後では話題の中心にいるのですが、試合中は目立たず気配を消しているタイプでした。

キャプテンとして、その役割を全うできるのかと、当初は親として大変心配したものです。幸い次男の中学校は部活に熱心ではなかったため、それなりにこなしているようです。

ちなみに、練習は週に3回までと活動に制限がかかっており、土日も2日続けて実施することはまずありません。

そんな状況ですから、何回か試合を見に行きましたが、負けばかり。応援したい気持ちはヤマヤマでも、すぐ敗退するのでスケジュールがあわず、公式戦はこれまで一度も見たことがありません。

先日、部活について多くを語らない次男が、こう話しかけてきました。「試合でさ、大勝ちしちゃったよ!4-0と3-0だぜ」と。

思わず、相手は1年生?それとも人数が足りなかったの?と素で尋ねてしまいましたが、3年だし11人揃っていたそうです。

何が変わったのかと言うと、サッカー経験者の先生が赴任してきて顧問になったこと。しかも、単に経験者であるばかりか、前の学校では県大会でベスト8の実績もある指導者なんだそうです。

これまでの顧問の先生も真面目にやってくれてましたが、練習メニューを次男が考えていたくらいですから、強くなるはずがありません。

新しい顧問を迎え、勝つ喜びを知り、良い意味で勘違いすると、チーム力は上がるはず。少しは勝てるようになるかもしれません。勝てば楽しくなる、楽しいからのめり込む、のめり込むからまた勝てるという好循環が期待出来そうです。

顧問の先生、高校行ったらサッカーやらないなんて言っている次男をマインドコントロールしちゃってください!


息子達の試合を見て驚いた!

2011-11-06 22:16:15 | 中学サッカー

昨日は偶然にも長男の練習試合がAMに、次男のがPMだったため、息子達の練習試合をハシゴで観戦しました。

まずは長男。高校サッカーはスピードや当りの強さが半端ではありません。怪我をするんじゃないかと思わず目をつぶってしまうプレーが頻繁にあります。でも、スクっと立ちあがってプレーを再開。若いって素晴らしい!お父さんコーチなら大怪我でしょう・・・

本来FWである長男、昨日はボランチをやっていました。彼のプレーを見るのは、おそらく中学の最後の公式戦を見に行った時以来なので、ほぼ1年ぶりです。中学時代とは段違いで運動量が多く、またプレーにもキレがありました。正直、羨ましいほど・・・

中盤でボールを受けて、周囲の状況を良く判断できています。ダイレクトパスでのつなぎやドリブルでの突破など、敵陣でのプレーは非のつけようがない印象。ただし、自陣でのプレーには課題があります。経験不足からか予測ができていません。ボールに目がいきがちで、フリーの相手選手や危険なスペースの予知がおろそかになっているのです。

とはいえ、親の贔屓目を抜きにしても、中盤では要のプレーヤーになっていました。自分がもらったゴール前でのFKも、自ら蹴っていました。バーをかすめる惜しいシュート。攻撃面では中心選手です。

ただし、あくまで2軍戦。本人としては、1本目に使ってもらえないのが不満な様子です。「サッカーが嫌いになる前に辞めちゃおうかな」と愚痴る状況。長男よ、辛抱だ。謙虚に向上心を持って努力すれば、報われると思うぞ。

お父さんコーチのアドバイスも熱心に聞いてくれるので、まだやる気はあるようです。チャンスは必ずあるはず。AKBにうつつを抜かさずに精進しろよ!

午後は次男の試合。部活が週3日と制限され、自主性を重んじる指導の元、キャプテンとして苦労しているようです。教育的な側面では効果はあるのでしょうが、強いチームになるとは思えません。負け癖はもうついちゃっているようですが、負け犬にはなって欲しくない。

そんなことを思いながら、試合を見ました。顧問の先生と生徒達は和気あいあい。ポジションを決める際も、小学生のように立候補している始末。強豪チームに良くある規律は全く感じられません。まあ、楽しくやっているので良いかなと、半ば諦めつつも微笑ましく思える次第。

次男は小学生からやっているサイドバックで出場。170cmある次男、中学生としては大きい部類です。肩程度までしかない相手FWとのマッチアップでは、体力差で勝っていました。また、積極的にオーバーラップ、周りとのコンビネーションがまだまだなのでボールは出ませんでしたが、動きとしてはまずまず。

指導者がいないせいか、個人プレーに終始している印象です。オフザボールの意識はほとんどありません。ちょっと指導すれば、随分良くなりそうなのに・・・次男にはチームの課題を伝え、練習方法を教えてみました。

でも、基本的な練習だと部員が真面目にやらないそうです。練習メニューにゲームがないと欠席しちゃう部員がいるんだそうな。確かにそれじゃ厳しい。強くなるとか以前の問題で、キャプテンの頑張りだけでは解決できそうにありません。

とはいえ、将来の糧になるだろうから、次男よ、今は悩め、苦しめ。

試合では目を見張るようなプレーがありました。相手の強烈なシュートをヘディングでブロックしていたのです。小学生時代はヘディングボールを上手によけるのが得意だった次男。シュートブロックを見た瞬間、思わず声が出てしまいました。「マジっ・・・」って。

また、目を覆いたくなるようなキックしかできなかった次男が、ゴールキックを蹴っていました。褒められるほどのキックではありませんが、恥ずかしくない程度には成長しているようです。

昨日は久しぶりに息子達の試合を見て、彼らの成長を実感しました。ちょくちょく見に行こうと思います。加えて、一緒にプレーしたいと切に思いました。早く膝を治さなければ・・・

このままだと、次男にも遊ばれるようになってしまいそう。


おかしいと思ったんだ

2011-02-07 21:28:48 | 中学サッカー
「俺、市トレに選ばれたんだ」という次男の衝撃的発言から10日が経ち、その真相が明らかになりました。

真っ先にお父さんコーチが確認した通り、セレクションだったのです。学校から選ばれた三人はセレクション参加に選ばれただけでした。

半信半疑だったので、少年サッカーのコーチ仲間に話していませんでした。危うく酒の肴になるところ。

そのセレクションが行われたのは昨日。受験が終わってお気楽な長男とサイクリングがてら様子を見に行きました。

それはまあ、沢山の選手達。次男の学校からは三名の参加ですが、他の中学からの参加はもっと多いようです。

選ぶ側の先生は数人だけ。先日まで行われていた市大会で主力の選手はピックアップ済みと思われます。

次男の中学は良いところなく、早々と予選で敗退。選抜を見る強豪校の先生の目にとまる術がありません。

実は、お父さんコーチも5~6年間、地域の選抜のコーチをやっていたのでセレクションの裏側は良く分かります。選出で難しいのは当落線上の選手達。

これは、コーチの趣味となります。すなわち、技術が足りなくても気合の入ったプレーが好みとか、目立たなくてもクレバーなポジショニングを評価するとか、線が細くてもテクニシャンを指導したい、などなど。

あるいは、紅白戦でのインパクトのあるプレー一つで合格するなんてこともあります。たまたま、マッチアップした対面の選手が組みし易かったとか、味方に相性の良い選手がいて良いパスがきた、とかとか。

紅白戦までは見なかったのですが、基礎練習を見ての長男との結論は「次男を選ぶ理由が見当たらない」でした。合格するとしたら、偶然の産物だろうと。

偶然の可能性があるとすると、ポジションの関係。今でこそ、長友やウッチーでサイドバックがもてはやされていますが、上手な選手達はみなセンタープレーヤーです。

次男はサイドバック一筋で、ソコソコ背が高くスピードもあります。少年サッカーで覚えたオーバーラップがうまいこと決まれば・・・まあ、出会い頭の事故に合うようなもの。厳しいでしょう。

でも、次男にとっては貴重な体験です。もの凄く緊張したらしい。普段一緒にプレーすることの無いような上手い選手もいたそうです。

彼のきっと長く続くであろうサッカー人生において、昨日は一生忘れることの無いターニングポイントになるのかもしれません。

小学校の頃は、いつ辞めるって言い出すかわからなかった次男。セレクションで緊張したっていう前向きなコメントが聞けて、妙に幸せな気分になったお父さんコーチでした。


トレセン

2011-01-28 22:21:17 | 中学サッカー
先日、我が家に驚きのニュースが飛び込んできました。なんと、中1の次男が市のトレセンに選出されたというのです。

よく聞けば、各学校から3名推薦されるというもの。純粋にプレーの質で、というわけではなさそうです。

中1はサッカー経験者が少なく、次男は部員集めに奔走したそうです。いわば、お山の大将的な存在のようで、結果キャプテンまで拝命しました。

プレーで引っ張るキャプテンではなく、ノリで盛り上げるタイプ。事実、少年サッカー時代はピッチ外で驚くべきキャプテンシーを発揮していました。

そんな次男ですから、市トレに選出されたのも、顧問の先生の教育的指導が働いたに違いありません。贔屓目に見てもトレセンレベルとは・・・

まあ、学年のキャプテンだから、背がデカイから、物怖じしないから、といったあたりが理由
と思います。

でも、次男にとっては貴重な体験になるはず。年上とも対等に渡り合おうとする根性はありますので、上手な奴等に囲まれてもそう簡単にはへこたれません。良い刺激を受けること必至です。

また、トレセンに選ばれる選手はセンタープレーヤーが多いはず。サイドバック一筋の次男は偶然にも差別化戦略ができています。ソコソコ使ってもらえるかも。

トレセンを機会に突然変異して上手くなったりしないかなぁ~

トレセンの練習、見に行っちゃおう。ばれない様に。


でかしたキャプテン

2010-10-12 00:22:32 | 中学サッカー

先日次男に「最近は練習やってんの?まだ活動停止?」と聞いてみました。

「やっと練習できるようになったんだよ。ホント、大変だったよ。」と次男。

何が大変だったのかを尋ねると、そもそも活動停止になったのは部室の鍵を紛失したのが理由でしたが、すぐに発見され職員室で保管されていたようなのです。1年生を代表して、鍵を受け取りに職員室へ事情を説明しに行ったのが次男でした。

先生からのお小言をありがたく頂戴したとのこと。彼にしてみれば、かなり理不尽な言われ方だったらしく反論もしたくなったものの、ぐっとこらえて鍵の返還を成就したそうです。

そんな経緯を説明しながらあらためて憤る次男、お父さんコーチは思わず心の中でつぶやきました。次男よ、「社会に出れば良くある事だ。良い経験をしたね。」と。

話は変わって長男の近況。なんとまだ部活をやっていたのです。1ヶ月ほど前の試合が引退試合だと思っていたのに。でも、この連休の試合がようやく本当の最後となったようです。

引退(だと思っていた)試合は直前の練習を夏期講習で休みがちだったため、後半だけの出場でした。それに懲りたのか、このところは塾と部活を両立させていたようです。最後の試合は見に行けず、状況は詳しくわかりませんが、そこそこ納得できる内容だった様子。

長男よ、これからは気持ちを切り替えて、受験勉強に集中しなさい。サッカーをしたい気持ちをぐっとこらえ、熟成させる期間も必要。春になれば高校サッカーで思う存分プレーできるのだから。

本人は大変だと思っているでしょうが、我慢の先には新しい出会いや多くの出来事が待っているのです。そんな長男をちょっと羨ましく思いながら、来週の四十雀の試合に向け気合を入れるお父さんコーチでした。