日曜日、私と長男は、他市のチームとの練習試合が午前中にあり、地域の選抜の練習が午後にありました。次男は隣接する区のチームに呼ばれて、午後から練習試合。
夕方、私と長男の方が若干早く帰宅して、くつろいでいたところに、次男が帰ってきました。部屋に入るなり、ポーカーフェースで「俺、2点とったよ」と。すぐには事の重大さが認識できませんでした。
「えっ、2点って試合で?」
練習試合なんだから、試合じゃないわけがありません。でも混乱して、思わず確認したほどの驚きです。1点目はドリブルシュート、2点目はミドルシュートだったそうです。
うろたえるほど驚いているお父さんコーチを尻目に、次男は極めて冷静です。長男は複雑な表情で無関心を装っていますが、明らかに動揺している様子。それもそのはず、最近プレーに精彩を欠いているからです。初めて弟から突き上げられて、焦りを感じたのかもしれません。お父さんコーチとしては、好循環が生まれそうな状況にほくそ笑んでいます。
ただ、次男が妙に冷静な理由がしばらくして分かりました。Bチームでの出場だったのです。相手はきっと1年生。まあ、2点くらいとれるわな。とはいえ、これがきっかけになってくれれば御の字です。どんどん調子に乗ってくれ!
今ひとつなのが長男です。地域の選抜チームに入るとよそ行きで弱気なプレーが目立ちます。ある時はディフェンスと競り合いながらボールを追いかけている状況で、ちょと体を寄せられると譲ってしまう。またある時は、スルーパスを上手いトラップで受けてゴールを向いたのに、自分で行かずにパスを出す始末。
チームでは名前で呼ばれていますが、選抜だと苗字。気持ちの入っていないプレーで、他の選抜のコーチから叱責される時も苗字です。私が怒られているような錯覚に陥ってしまう・・・頑張ってくれよぉ~
トラップなど技術は多少は上達しているのですが、いかんせん気持ちがついてきません。見ていて歯がゆいほどです。下手でもがむしゃらに頑張る方が試合では起用されるのを分かっていないのだろうなぁ~。ベンチにいても悔しそうじゃないのが、さらに拍車をかけます。次男がハットトリックでもしたら火がつくのでしょうか?