敏翁のシルバー談義

敏翁の興味のスパンは広いのですが、最近は健康談義から大型TVを含むITと「カラオケ」「珈琲」にシフトしています。

大気圧の測定

2005-02-26 08:08:08 | 健康
 ガスメータで呼気量を測定する場合は、大気圧の補正が必要になります。
 又、私が開発中の濃度測定も、原理は濃度を圧力に変えて測定方法なので
 やはり、大気圧の補正が必要になってきます。

 大気圧の精密測定には、水銀を用いたフォルタン式気圧計が用いられますが、
 これは取り扱いも難しいし、又価格が15万円程度し、さらに気象台の検定付きは
 50万円以上します。
 又、手軽ななアネロイド気圧計は厳密には時々校正が必要で、ちょっと良いものは
 1万円以上します。

 私は現在、「楽天」で見つけた所謂アネロイド晴雨計(6000円台)を用いていますが、
 精度的には問題があります。

 本報告は、
 ① この晴雨計を時々無料で校正したい。
 ② 私のシステムが完成して、皆さんに使ってもらう時に大気圧のデータ
   を無料で入手出来るようにし気圧計を必要構成部品から外したい。
  と言う二つの目的で、種々調査した結果の報告です。

 ②を先に話しますが、これは横浜地方気象台のホームページに一時間おきの
 大気圧のデータが発表になっている事を発見しましたので、地方気象台の近くの
 人はOKです。大気圧は、温度とは異なり、距離的にも時間的にも急変する事は
 無いので、殆どの場合これで充分だと思います。
 横浜気象台は、山手の外人墓地のそばにあり、測定点の標高は39.1mです。
 入手できるデータは、海面高さに補正された値です。

 ①は、国土環境株式会社と言うところがやっている
 気象データダウンロードサービスβ版モニタというものがあり、そこに
 申し込んで認証されれれば、取りあえずは無料(5月いっぱい)で、1961年以降の全国
気象台の各種データ(一時間毎のデータ)をダウンロードできる事を発見しました。
 幸い、私の場合は、申し込んですぐ認証され、横浜のデータ(過去2ヶ月、標高高さ補正
 有りと無し)をダウンロードし、この間の私の晴雨計の記録データ(x)と回帰分析を行いました。
 39.1mでの差は、5.2~5.3hpaです。私の家の標高は多分数mしかないと思われるので
 海面の大気圧のデータ(y)で充分だと思います。
  得られた回帰直線は次の通りです。
         y = 0.9347x + 69.08 (単位はhpa)

  今後は、この関係を用いて計算を行い、時々その関係をチェックすれば
 良いと考えています。